2017年5月5日:都市対抗神奈川一次予選兼全日本クラブ選手権神奈川一次予選・横浜金港クラブvs横浜球友クラブ(サーティーフォー相模原球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
横浜球友クラブ 3 0 0 1 0 1 0 2 0 7
横浜金港クラブ 0 0 0 0 3 0 3 2 X 8

STARTING MEMBER
横浜球友クラブ 横浜金港クラブ
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 川原 1 川口
2 新城 2 高橋優
3 高橋 3 横須賀
4 高松 4 平野
5 天内(あまない) 5 市川
6 佐藤穣 6 目黒
7 大嶺 7 高橋亮
8 山川 8 堀田
9 市川 9 庄野
P 後藤 P 三橋

PITCHERS
横浜球友クラブ 後藤→神崎→●中山→中村
横浜金港クラブ 三橋→三浦→○谷→四日市

CHANGE
横浜球友クラブ 新城→関根(5回裏右翼手。それに伴い高橋三塁手、大嶺二塁手)
横浜金港クラブ 平野→岩本(5回表二塁手(負傷交代)。それに伴い高橋優三塁手、横須賀一塁手)
岩本→齋藤(7回裏代打)
齋藤→加藤真(8回表二塁手)

 神奈川は、都市対抗一次予選と全日本クラブ選手権一次予選の兼任大会です。 都市対抗は準決勝まで残ると一次予選通過。で、この試合は準決勝なので、 横浜金港クラブも横浜球友クラブも、都市対抗西関東二次予選に駒を進めることになっています。 一方、全日本クラブ選手権は決勝に進出した2チームが一次予選通過。 そのため、勝ったチームが全日本クラブ選手権関東二次予選に進出します。
 横浜金港クラブは2年振りになります。 縁のある選手が入ってきたので、観に来たのです。 一方、横浜球友クラブは初観戦。そして都市対抗西関東予選のパンフレット(神奈川と山梨の出場全チームが載っています)を見て、 予測していなかった再会に驚くことになります。
 横浜金港クラブの先発は右腕の三橋投手。 1回表。川原選手の打球を二塁手がファンブル(二失)。 投犠打で進塁すると、高橋選手が四球、高松選手がヒットで続いて満塁。 ここで天内選手が走者一掃3点適時二塁打。 横浜球友クラブが3点先制します。
 三橋投手は2回表も川原・新城・高橋選手のヒット3本で満塁となったものの、なんとか無失点で切り抜け、 3回は三者凡退で立ち直った、かと思ったのですが。 4回表。山川捕手が二塁打で出塁したところで、三橋投手は降板。 右アンダースローの三浦投手にスイッチします。 が、投犠打で三塁へ進塁すると、川原選手がスクイズ。 横浜球友クラブが1点追加します。
 横浜球友クラブの先発は後藤投手。まあ…ルーキーです…と言いますか… 大学時代、最後にお会いしたのはこの試合でしたか。 まさか、再会するとは思っていませんでした。 序盤は危なげなく四球1つで切り抜け、4回裏の平野選手のヒットが初被安打。 ただ、平野選手は牽制時の帰塁時に脚を痛めたようで、一旦治療に下がって戻ってプレーしていたのですが、 この影響で5回表の守備から交代してしまいます。その後、都市対抗西関東二次では復帰していて何よりでしたが。 で、5回裏。目黒選手が一邪飛を一塁手が落球したので打ち直しでヒットを放つと、 高橋亮太捕手もヒットで続き、更に堀田選手が死球で無死満塁。 ここで庄野選手が遊併。ただし三塁走者は本塁生還し、横浜金港クラブが1点返します。 なおも二死三塁で、更に川口選手が四球で出塁して二盗を決めた後、 高橋優輔選手が2点適時打。更に高橋優輔選手選手が二盗を決めます。 ここで対戦打者は横須賀選手。勿論ルーキーです、といいますか、 よりによってこの場面で、神奈川工科大同級生対決。 …書き手、この日は横須賀選手を見に来たはずなんですが、なんでしょうか、この美味しい場面は。 で、横須賀選手は見事にヒット!なのですが、二塁走者の高橋優輔選手が本塁でアウト。 なんでしょうね、この、勝負に負けて試合に勝った的なのは。 後藤投手は5回で降板しますが、横浜金港クラブ相手にまずまずだったのではないでしょうか。 ちなみに、横須賀選手との対戦は1安打1四球(これは後藤投手が残念そうにしていたように見えましたが、 気のせいでしょうか)1三ゴロ(当たりは鋭かったですが三塁正面でした)。 個人的に楽しかったです。
 6回表。こちらもルーキー(先発がルーキーバッテリーだったんですよね)の山川捕手が四球で出塁すると、進塁打で二塁へ。 更に川原選手がヒットで続くと、 途中から右翼守備の関根選手が遊ゴロの間に一者生還。 更に高橋選手がヒット!…も、二塁走者が本塁を狙ってアウトに。 まあ、差を広げたい気持ちは分かります。 ともあれ、横浜球友クラブが1点追加し、リードを広げます。
 が、7回裏。横浜球友クラブは6回から部長兼任コーチ兼任のベテラン右腕、神崎投手が登板。 事情があって最初の方は観ていなかったのだが、気が付いたら無死満塁。 ここで川口選手が四球、押し出し。 これで神崎投手は降板、右腕の中山投手にスイッチします。 ここで、高橋優輔選手がスクイズ敢行!…も失敗、本塁のみアウトになって走者が入れ替わり、 横須賀選手も二飛で二死までこぎつけましたが、 ここで横浜金港クラブ、代打に齋藤選手。齋藤選手は長い間チームに在籍していて、 打てる選手なのもよく存じ上げていて、ここで代打か、と。 そしてその代打の起用に応えて、齋藤選手が逆転の2点適時打。 横浜金港クラブが6−5で、この試合で初めてリードを奪います。
 が、8回表。この回からルーキー左腕・谷投手が登板します。 山川捕手が遊撃内野安打、そしてなんとか捕球した遊撃手が悪送球。捕球までは良かったんですが。 これで山川捕手が一気に二塁へ。 更に市川選手の犠打を、三塁へ送球したらセーフ(野選)。 ここでワイルドピッチ…。これで同点。一塁走者も二塁へ。 更に投犠打で二塁走者が三塁へ進塁した後、関根選手が死球で続き、 高橋選手が適時打。横浜球友クラブが6−7で勝ち越します。
 ところが8回裏。 高橋亮太捕手と堀田選手が四球でそれぞれ出塁した後、三ゴロで一死一、三塁となったところで、 川口選手が逆転の2点適時三塁打。またもや横浜金港クラブがひっくり返して、8−7。
 9回表、横浜金港クラブはベテランの右腕四日市投手が登板。 抜けそうな当たりを左翼手の川口選手がダイビングキャッチと守備でも活躍もあり、 死球1つで抑え切り、横浜金港クラブが逃げ切りました。 …凄い試合でしたねえ…。