2004年2月29日・第6回男子V1リーグ稲城大会。
 第3試合、FC東京vs東京ヴェルディ。
 元々この2チームは、東京大会では、応援が激しいチームです。
 FC東京は前身の東京ガス時代から、大人数の 応援団が駆けつけていました。
 東京ヴェルディは、サッカーの応援を 若干取り入れています。鳴り物の太鼓もあります。
 私が文句を言いたいのは、東京ガスがFC東京となり、 やはりサッカーチームの応援を取り入れた、 その取り入れ方なのです。

その1・応援方法

 FC東京も、東京ヴェルディと同じように、 太鼓を導入しています。
 ただし、その太鼓の音に、まず一つ問題があります。
 音が、大きすぎやしませんか?
 叩き方を見ていましたが、そりゃもう親の仇のように 力を込めて叩いていました。 恐らく、サッカーのフィールドは広いから、そこまで やらないと聞こえないのでしょう。 が、ここは屋内、しかも狭い体育館。そこまでやらなくたって、 音は響きます。
 更に、サッカーの応援でお馴染み、シュプレヒコールに合唱。 サッカーのフィールド上では問題ないのでしょうが… やっぱり体育館では大きすぎます。 人数が多いこともあったのでしょうけど。
 これで相手の応援の音も消してしまうのですが、 それに対して、当然東京ヴェルディ側も、 応援の声や太鼓の叩く音を、大きくしていました。 更に二重の大音量です。
 管理人は正直、騒音で気分悪くなりました。 ロビーに途中で避難した時、本当にホッとして、 そのまま帰ろうか、と思ったぐらいです。
 途中のアナウンス(女子の結果)も、 聞こえませんでしたしね。
 さて、更にこれが問題なんですが… FC東京の応援が、その大音量を、ファイナルセットの プレー中も行うのは如何なものでしょうか?
 まず、一番ハラハラしたのは、 審判の笛への影響でした。 割と音が高いせいで聞こえたので、 結果オーライなのですが… もし聞こえなくなったら、明らかに試合妨害です。 事実、審判への抗議、及び審判の反論は 音量ですっかり消されてました。
 また、選手への影響も気になります。 サッカーなら、あの広いフィールドで、 多少は選手に聞こえにくくなっていると思います。 けれど、あんなに近い選手に対して、 しかもプレーしている最中の大音量。
 バレーはリズムも大事と言います。 けれど、プレーのリズムを、違うリズムで 崩してしまうことになるのでは? 集中力も奪ってしまうのでは?と思うのです (この辺りは推測でしかありませんが…)。
 事実、第5セットの途中、FC東京の チームの方が、応援団を諌めに 行ってました。とはいえ、プレー中の太鼓を やめさせただけで、合唱はずっと続き、 ワンプレーが終わるたびに、太鼓も 鳴らしていたんんですが。
 最近はVリーグの会場に行ってませんので わかりませんが、Vの応援だって、プレー中は 音を止めている筈です。 そこまでの配慮はできないものなんでしょうか?
 最後、余談を2つばかり。 その1。大音量の応援は、実は春高バレーでも たまにあります。ブラスバンド部の演奏です。 あの応援をされると、私はいつもそのチームを 応援しなくなります。まだ代々木は広いから いいようなものの…。
 その2。プレー中に歌うのは、 実は大学関東2部リーグであるんです。 知っている方は知っている、国士舘大の バレー部の応援です。 あれは、2部リーグで周囲が 洒落をわかっているのと (実際、武大が歌い返した時は笑いました)、 少人数故に大音量ではないから、 まだ容認されているんです。 よく考えるとひどい内容なんですよね。 限度を過ぎないことを祈るばかりです。
 ところで、これは文句じゃなくて質問なんですが、 サッカーは外で大音量出しても、平気なんですか? 最近、野球の方は規制の方向へ向かっているのですが… (近所迷惑なのも一因)。

その2・応援幕

 これは実際、迷惑と言えるほどでもないんですけど。
 FC東京・東京ヴェルディ共に、応援幕が大きすぎや しませんか?
 これも恐らくはサッカーのフィールド用なんでしょう。 体育館では、大きく壁に飾ってあります。 エンド側の壁を、全部覆い尽くしてしまうぐらい。 すごく目立ちます。
 でも、ここまでしなくても、見えますよ?
 特にFCは、あるもの全部飾っておけという感じが してしまいます。せめて1枚にすればいいのに… (というか、管理人は片方のデザインが…申し訳ないんですけど、 好きじゃありません。いや、これは好みなんで いいんですけど、別に)。
 これは稲城じゃなくて、江戸川大会の時ですが、 江戸川の時、FC東京の応援団が、 開いていた席の一角に、応援幕を飾っていたんですね。 でも、そんなことしたら、その席に座れなくなってしまいます。 勿論注意を受けたようで、別の場所に移動していましたが…。

まとめ

 長文になってしまいましたが。
 応援するのは大変結構なことです。 大人数で応援するのも、野次も結構でしょう(管理人の好みは別として)。 応援する気持ちが全スポーツ共通、それも解ります。
 けれど、状況に即した応援方法っていうのも、あるんじゃないでしょうか。 サッカーとバレー(しかもV1)では、まず、屋内と屋外で違うこと、 会場のキャパシティが全く違うこと、そして競技ルールが全く違うことを、 理解して欲しいのです。
 ただ、他のスポーツから応援を借り受けても、芸がないことですから。
 今回応援してくれてるFC・ヴェルディのサポーターさんは、 サッカーチームのサポーターだから、ついでにバレーチームも 応援してくれているのかもしれません。
 でも、応援するのだから、バレーボールという競技についても、 もう少し理解してくれれも、いいんじゃないかと思うのです。
 できることなら、「サッカーチームの付属品」ではなく、 「サッカーもバレーも、同じように考えて応援しているよ」と なってくれると、嬉しいですね。




 さて。ここまでは、「公に言いたい文句」です。
 私的に言いたい文句が、実は2月29日にはありました。 ここから先は、FC東京への応援への非難にしかなりません。 わかってはいるのですが、かといって、 黙っていたくもないのです。
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