2016年10月29日:社会人野球日本選手権本戦・新日鐵住金東海REXvs三菱重工広島(京セラドーム大阪)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
三菱重工広島 0 0 0 0 1 2 1 0 0 4
新日鐵住金東海REX 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3

STARTING MEMBER
三菱重工広島 新日鐵住金東海REX
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 市原 1 中嶋
2 田中 2 稲葉
3 実政 3 櫛田
4 井口 4 加藤
5 松永 5 福田
6 國本 6 鈴木
7 松原 7 西岡
8 山本 8 後藤田
9 渕上 9 佐野
P 鮫島 P 畠山

PITCHERS
三菱重工広島 ○鮫島→野上→大下→松下→秋田
新日鐵住金東海REX ●畠山→武石→水越→山本

CHANGE
三菱重工広島 渕上→戎(9回表代打)
戎→川南(9回裏三塁手)
新日鐵住金東海REX 鈴木→西浦(8回裏代走)
後藤田→金子(8回裏代打)
西浦→竹村(9回表捕手)
金子→柴崎(9回表三塁手。それに伴い福田一塁手)

 日本選手権開幕。この年は三菱重工広島にはJABA京都で遭っているのですが、 新日鐵住金東海REXは2年振りで久々だったんですね。
 新日鐵住金東海REXの先発は畠山投手、 三菱重工広島の先発は鮫島投手。 この投げ合い、 夏にありましたね。書き手は生では見ていないのですが、 J Sportsのオンデマンド放送で見ました。 お互いユニフォームが異なる投げ合いで、 鮫島投手は絶賛されていて、畠山投手は「不思議な投手ですねえ」と言われていましたが。 が、この試合は畠山投手の制球に危なげなく。 一方、鮫島投手。2回裏に加藤選手が死球で出塁すると、 鈴木選手がヒットで続き、西岡選手のヒットで加藤選手が本塁を狙うもアウト、という場面が1つ。 西岡選手が暴走気味でしたが、鮫島投手からそんなにチャンスがないこと、 分かった上での暴走かと思います。
 試合が動いたのは5回表。 松永選手が二塁打で出塁すると、進塁打で三塁へ。 ここで松原選手が適時二塁打。三菱重工広島が先制します。 その後、山本選手が四球で続きますが、ここは1点で畠山投手が抑えます。
 直後の5回裏。西岡選手が四球、後藤田選手がヒットで続いた後、 更に佐野選手が投手強襲ヒット。 が、これは鮫島投手が大きく弾いたのをスライディングで捕球しに行くという、 アウトには届かないけれども気持ちが入ったプレーが出ました。 結局この回、鮫島投手が無失点に抑えます。
 6回表。田中選手が四球で出塁すると、犠打で二塁へ。 ここで畠山投手を下げ、武石投手がマウンドへ。 が、ここで井口選手が適時三塁打! アラフォーの外野手とは思えない快足を飛ばしました。 まあ、アラフォーで中堅手スタメンやってるぐらいですからねえ…。 更に松永選手が中犠飛。この回、三菱重工広島は2点追加します。 新日鐵住金東海REXは、投手交代が裏目に出てしまったですかね。
 が、6回裏。加藤選手と福田選手が四球で出塁すると、 ワイルドピッチで二、三塁。 ここで西岡選手が適時打。 三菱重工広島はここで動き、鮫島投手から野上投手にスイッチ。 野上投手はここをしっかり抑えます。
 7回表。新日鐵住金東海REXは、ここから水越投手がマウンドに。 が、松原選手が二塁打で出塁すると、犠打で進塁。 ここで渕上選手が三ゴロの間に、松原選手が生還。 三菱重工広島が手堅く1点追加します。
 が、8回裏。三菱重工広島は7回から大下投手が登板。 加藤選手がヒットで出塁すると、福田選手がフェンス直撃の適時三塁打。 実は、右翼手のボール処理が上手くいかなかったのも響きました。 更に鈴木選手が適時打。 個人的に、4年前に縁のあった選手で、 ちょっと嬉しいですね。 1点差まで詰め、更に代走西浦選手が犠打で進塁した後、 更に代打金子選手が遊撃内野安打で一、三塁。 三菱重工広島はここで松下投手にスイッチ。 松下投手も3年前に縁がありましたねえ…。 ここで佐野選手を遊併にして、ピンチを脱出します。
 新日鐵住金東海REXは、8回途中まで水越投手が登板、その後は山本投手がリレーして援護を待っていましたが、 三菱重工広島は9回に秋田投手にスイッチし、ヒットは1本打たれるものの、 問題なく抑えて、三菱重工広島が逃げ切り。
 三菱重工広島は、この後2回戦でトヨタ自動車と対戦し、 延長12回タイブレークの末敗退。