2017年5月1日:JABA京都大会・三菱重工広島vsJR東海(わかさスタジアム京都)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 R
JR東海 0 1 0 0 0 0 0 1
三菱重工広島 0 4 0 1 2 2 X 9

STARTING MEMBER
JR東海
三菱重工広島
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 長曽我部 1 田中
2 村井 2 市原
3 秋田 3 実政
4 中田 4 國本
5 掛江 5 松原
6 堀尾 6 汐月
7 池田 7 松永
8 江口 8
9 川瀬 9 山崎
P 戸田 P 大下

PITCHERS
JR東海 ●戸田→上村勇→川本→中山
三菱重工広島 ○大下

CHANGE
JR東海 江口→河合(6回表代打、その後右翼手。それに伴い堀尾中堅手)
川瀬→中村(6回裏捕手)
三菱重工広島 松原→山本(6回裏代打、そのまま指名打者)

 書き手が日本選手権対象大会の決勝トーナメントを拝見するのは、 意外と機会が少ないです。平日だったり、組み合わせ的に行かなかったり、が多いので。
 三菱重工広島の先発は右腕の大下投手。 2回表。掛江選手がヒットで出塁すると、堀尾選手の打球が二塁手の前でイレギュラー。 これは少々二失にするのは可哀相かな、という感じでしたが、ともあれ一、三塁。 ここで池田選手の打球を二塁手がトンネル…。 精神的に落ち着けなかったのだと思うのですが、これは流石にかばえないですねえ…。 JR東海が先制。ただ、ここで江口捕手が犠打を失敗し、捕併になってしまって二死二塁になったのは、 JR東海には痛かったかもしれません。 その後川瀬選手がヒットで続くものの、大下投手が抑えます。
 JR東海の先発は、JR北海道から移籍してきた戸田投手。 まあ、前所属の力があれば、JR東海でも主戦ですよね。 が、2回裏。國本選手の二塁打と松原選手の二塁内野安打(二塁手はよく追いついたんですが)で一、三塁とすると、 汐月選手の打球を、二塁手がファンブル。一者生還して、三菱重工広島が追いつきます。 何というか…二塁手の守備範囲は呪われているかのような状況ですが…。 更に松永選手が四球で続くと、堤選手が二併崩れ(一塁走者が二塁でアウトのみ)の間に一者生還。 三菱重工広島が勝ち越します。 更に、山崎捕手が適時打。しかも中堅手がボールを後逸して二、三塁…。 ここで田中選手が右犠飛。これも右翼手はよく抜かせなかった、というレベルなんですけどね。 ともあれ、三菱重工広島がこの回一気に4点。これは大きいです。
 更に4回裏。松永選手が二塁打(ポテンヒット気味)で出塁すると、 堤選手が投犠打敢行。戸田投手は三塁へ送球しましたが、これを三塁手が捕球できず…。 タイミングは完全にアウトだったんですが…。 ここで、山崎捕手が適時打。三菱重工広島が1点追加します。
 更に5回裏。國本選手と汐月選手がヒットで出塁すると、 松永選手が2点適時打。これで戸田投手はノックアウト、左腕の上村勇太投手にスイッチします。 が、いきなり堤選手に死球。更に山崎捕手がヒットで続いたところで、 上村勇太投手はノックアウト。右腕の川本投手にスイッチし、 二塁手のダイビングキャッチから生まれた二併でこの場を切り抜けます。 が、三菱重工広島が2点追加。
 更に悪夢の6回裏。市原選手の打球を二塁手がファンブル。 更に実政選手の打球を三塁手がトンネル…。 國本選手の前にその走者の溜め方は…と思っていたら、見事に適時二塁打。 中堅手はダイビングしたんですけど、届かず。 これで川本投手は降板(可哀相ですよね…)。中山投手にスイッチします。 が、代打山本選手が右犠飛。 三菱重工広島が9点目。1−9。7点差以上ついてます。
 さて、一方の大下投手。3回以降はヒットもたまに打たれていましたが、 落ち着いて抑えていました。 5回表の長曽我部選手の四球と秋田選手のヒットで一、三塁、という場面が一番ピンチでしたが、 そこも切り抜け、結局7回まで1失点。 7点差以上ついていましたので、7回表で三菱重工広島のコールド勝利となりました。