2016年11月13日:明治神宮大会大学の部2回戦・名城大学vs上武大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
上武大学 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2
名城大学 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

STARTING MEMBER
上武大学 名城大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 島田 1 吉浦
2 山本兼 2 光部
3 鳥巣 3 坪井
4 長澤 4 高木
5 市根井 5 藤野
6 宮川海 6 吉村
7 吉田 7 山口
8 小豆澤 8 山田
9 山下 9 栗林

PITCHERS
上武大学 ○山下→宮川哲
名城大学 ●栗林

CHANGE
上武大学 宮川海→飯島(4回裏三塁手)
山下→森(7回表代打)
森→宮川哲(7回裏投手)
名城大学 山田→堀井(7回裏代打)
堀井→工藤(8回表右翼手)
藤野→小川(9回裏代走)
山口→室田(9回裏代打)

 北陸・愛知三連盟代表・愛知2位・名城大と、 関東地区五連盟第二代表・関甲新・上武大の対戦です。
 名城大の先発は右腕の2年栗林投手。 1回表。3年島田選手が四球で出塁すると、すかさず二盗。 犠打で三塁へ進塁すると、3年鳥巣選手が前進守備を抜ける適時二塁内野安打。 上武大が先制します。 が、栗林投手はその後、ヒットは打たれながらも無失点で切り抜けていきます。
 上武大の先発は右腕の4年山下投手。個人的に再会できて嬉しいです。 3回裏。3年山口捕手がヒットで出塁すると、犠打で進塁。 ここで打席は栗林投手。遊ゴロだったのですが、ここで遊撃手の3年小豆澤選手が三塁アウトを狙って送球、 これが悪送球…。これは小豆澤選手が上手い遊撃手で、三塁アウトを欲張ってしまったのかと。 これで一者生還。名城大が同点に追いつきます。 続く4回裏も3年高木選手の内野安打・4年藤野選手のヒット・1年吉村選手の四球で一死満塁となりますが、 一ゴロで本塁をアウトにし、問題なく切り抜けました。 暫く膠着状態が続きます。
 6回表。4年長澤選手がヒットで出塁すると、途中三塁守備より出場の2年飯島選手が適時二塁打。 なお、飯島選手はなんと、リーグで一度も打席に立ったことがなかったそうです。 守備固め的な選手が打つのは、この大会での特徴なのでしょうか…。 上武大が勝ち越します。 それでも栗林投手はその後も投げ続け、9回まで投げ切って援護を待ちます。
 山下投手は6回裏に、3年坪井選手の打球を三塁手がファンブル&悪送球。 …飯島選手、打撃と守備がバーターですか…。 更に藤野選手がヒットでピンチになったものの、 遊撃手へのライナーで二塁走者が戻れず併殺にとり、ピンチを脱します。 7回からは右腕の3年宮川哲投手が登板し、ヒットを打たれても盗塁死で切り抜け、 それ以外では1四球を出しただけで抑えて、上武大が逃げ切りました。
 上武大は準決勝で、東京六大学代表・明治大に敗退。
 上武大は4年でここのところの大会に出ている選手では、 山下投手がJR西日本、鈴木稜也投手は新日鐵住金広畑、 山本兼三選手がHonda、長澤選手がNTT東日本、我如古選手が沖縄電力に進みます。 名城大はこの年の4年生では続ける選手はいなかったのですが、 栗林投手とは数年後に、この時は思わなかった速球投手として有名になっていくのです…。