2016年6月11日：全日本大学選手権・奈良学園大学vs中京学院大学（神宮球場）

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中京学院大学 2 0 0 0 0 0 0 0 3 5
奈良学園大学 2 0 0 1 0 1 0 0 0 4

STARTING MEMBER
中京学院大学 奈良学園大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 中 戸田 1 左 西田
2 二 南 2 一 米満
3 遊 吉川 3 遊 宮本
4 三 石坂 4 三 高橋
5 捕 山崎 5 中 村上
6 指 楠 6 二 中西
7 一 内藤 7 指 中井
8 右 影山 8 捕 松木
9 左 坂之下 9 右 菅田
P 投 熊岡 P 投 鈴木

PITCHERS
中京学院大学 熊岡→市川→○栁川
奈良学園大学 ●鈴木

CHANGE
中京学院大学 影山→高田（７回表代打）
高田→伊藤（７回裏右翼手）
伊藤→大向（９回表代打）
大向→藤岡（９回表代走、その後右翼手）
奈良学園大学 中井→吉田（６回裏代打、そのまま指名打者）
西田→黒川（７回裏代打）
黒川→細川（７回裏代走、その後左翼手）
吉田→岡崎（８回裏代打、そのまま指名打者）

　全日本大学選手権、４年振りです。前も４年振りでした。 土日は準決勝と決勝にしか当たらないので、あまり来ないのですが、 この年に残った４チーム、所謂有名な連盟ではないところが多く、 久々にお邪魔してみました。 奈良学園大は近畿連盟、４年振りに見ます。そのため、 当時はまだ奈良産業大です。 中京学院大は東海地区連盟（のうちの岐阜）、初めてです。
　奈良学園大の先発は４年主将鈴木投手。リーグでも５試合先発（全部勝利、１試合はリリーフで勝利投手）、 この大会でも初戦と２戦目を連続完投している主将でエース。うわ。 が、１回表。３年南選手が四球で出塁すると、すかさず二盗。 ここで４年吉川選手が適時二塁打。 元々吉川選手はプロ注目の選手ではありましたが、 ここで打つ強さより、得点時に中京学院大が演奏したのが ビューティ・ペア「かけめぐる青春」だったのにびっくりしたのですが（苦笑）。 それはともかく。更に４年主将山崎捕手がヒットで続いたところ、 右翼手がボールをこぼしている間に吉川選手が生還。２点目が入ります。
　中京学院大の先発は４年熊岡投手。２回戦で桐蔭横浜大に勝った試合の先発（６回無失点）の左腕。 が、１回裏。３年西田選手がヒットで出塁すると、２年米満選手がバントで、 前進守備してきた三塁手の頭上を抜くいい判断。バントヒットになります。 進塁打でそれぞれ進塁すると、３年高橋選手の二ゴロの間に一者生還。 更に３年村上選手の同点適時打！いきなり打ち合いになるとは…。
　その後は両先発が立ち直ったようで、同点のまま試合が進んでいきましたが、４回裏。 高橋選手が四球で出塁すると、ワイルドピッチで二塁へ。 ここでまた村上選手が勝ち越し適時二塁打！ なおも３年中西選手が三塁内野安打（ぼてぼての上に三塁手と遊撃手が交錯しました。 どちらも無傷で良かったです）で続いて、 ２年中井選手がバント。投手が本塁に投げましたが、 三塁走者は三塁で止まっていて（！）結局一塁走者を二塁に送るだけの犠打になったりしながら、 とりあえずここは１点で抑えました。
　更に６回裏。宮本選手が四球で出塁すると、 ここで熊岡投手から右腕の４年市川投手にスイッチします。 次の打者の村上選手（右打者）がここまで２安打でしたしね。 ここで中西選手が適時打。奈良学園大が１点追加します。 なおも右飛タッチアップで三塁まで進塁しましたが、 ここで４年エース柳川投手が登板。この回を抑えます。
　鈴木投手は１回以降、無得点で抑えてきて、 ２点リードのまま９回表に。 が。代打の２年大向選手がヒットで出塁すると、２年坂之下選手と４年戸田選手が連続ヒットで、満塁に。 ここで南選手の当たりは三塁併殺コースも、一塁がセーフで二塁アウトのみ。その間に一者生還します。 で、吉川選手を敬遠気味の四球で歩かせ、四番の２年石坂選手と勝負します。 ここは石坂選手が奮起し、逆転２点適時打！ とはいえ、８回表に石坂選手、二塁打を放っていたので、 決して当たっていない選手ではなかったんですよね…。 それでも鈴木投手は９回を投げ切り、味方の援護を待ちます。
　９回裏。米満選手がヒットで出塁し、ワイルドピッチで二塁へ。 ここで宮本選手を捕手が座ったまま敬遠して四球。 こちらも四番打者の高橋選手と対戦。 ただ、高橋選手は左打者で、ここまで左腕投手とは相性が良くなさそうでした。 それも見越してだったでしょう。柳川投手は高橋選手を抑え、逃げ切りました。
　この後、中京学院大は全日本大学選手権の覇者となります。 また、中京学院大の吉川選手はプロ野球・巨人へ。 山崎捕手は三菱重工広島に行き、書き手と後に再会することになります。 一方、奈良学園大の鈴木投手はパナソニックへ行き、 やはり書き手と後に再会することに。