2012年7月22日：都市対抗本戦・JX-ENEOSvsパナソニック（東京ドーム）

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
パナソニック 0 2 0 0 0 1 0 2 0 5
JX-ENEOS 0 4 0 0 4 0 1 0 X 9

STARTING MEMBER
パナソニック JX-ENEOS
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 中 坂口 1 中 井領
2 遊 後界 2 遊 渡邉
3 左 田中宗 3 指 渡部（三菱重工横浜）
4 一 梶原 4 右 池辺
5 三 大久保直（新日本製鐡広畑） 5 左 山田
6 右 松元 6 一 泉
7 二 森 7 三 宮澤
8 指 久保田 8 捕 山岡
9 捕 井上 9 二 白井
P 投 公文（大阪ガス） P 投 三上

PITCHERS
パナソニック ●公文→松永（大阪ガス）→秋吉→田井→四丹→田中篤
JX-ENEOS ○三上→沼尾→北原

CHANGE
パナソニック 井上→森田（７回表代打）
森田→足立（７回裏捕手）
大久保直→大江（８回表代打）
大江→三浦（８回表代走、その後二塁手。それに伴い森三塁手）
松元→大久保良（８回表代打）
大久保良→甲斐（８回表代走、その後左翼手。それに伴い田中宗右翼手）
JX-ENEOS 渡部→田畑（５回裏代走、そのまま指名打者）
泉→齊賀（６回裏代打、その後右翼手）
池辺→柳田（７回表一塁手）
渡邉→榊原（７回裏代打）
榊原→石井（８回表遊撃手）
山田→前田（８回表中堅手。それに伴い井領右翼手、齊賀左翼手）
石井→高橋（８回表一塁手。それに伴い柳田遊撃手。負傷交代）

HOMERAN
パナソニック 田中宗（１回表２ラン、三上）
JX-ENEOS 井領（２回裏３ラン、松永）

　この日一番気を抜いていた試合…でしたが。なんとも微妙な試合でした。
　JX-ENEOSの先発は三上投手。 １回表、坂口選手がヒットで出塁すると、犠打で進塁し、 なんといきなり田中宗一郎選手の２ランどかん。 気を抜いていたとはいえ、これはちょっと盛り上がってしまいました。 …大学時代にやってくれ、と思ったのは秘密です（苦笑）。
　パナソニックの先発は、大阪ガスから補強の公文投手。 投球良さそうだったんだですが…２回裏のこと。 突然、球審がしきりにモーションの注意をします。 モーションチェックなんてそれこそ春先にやるもので、 もう７月、大事な試合で、しかも補強選手がいきなり言われるのって変だなあ、ともやもやします。 もしかしたら緊張でうっかりモーションが崩れた、なのかもしれないですが…。 そこで注意されたせいか、投球内容までおかしくなります。 山田選手に四球を出すと、犠打を挟んで、山岡捕手が適時打で１点返します。 更に白井選手がヒットを放ったところで、パナソニックが動きます。 公文投手から松永投手への、大阪ガス投手リレー。 が、直後に、井領選手に逆転３ランをがつん。完全に裏目に出てしまいました。
　その後は試合も落ち着いていたのですが、５回裏。 三菱重工横浜から補強の渡部選手と池辺選手が連続ヒット。 ここでパナソニックは秋吉投手にスイッチ。 犠打を挟んだ後、泉選手が適時打を放って１点追加。 更に、宮澤選手がエンタイトル適時二塁打で１点追加。 で、山岡捕手には死球を与えた後、白井選手には三ゴロで、三塁手はそのまま三塁を踏んでアウトにするのですが、 なんと一塁に悪送球。併殺をとるのに焦ったのかもしれませんが… これ、新日本製鐡広畑から補強の大久保直紀選手がやってしまったんですよね…。 普段、そんなにやらかしちゃう選手じゃないんですが…とほほ。 で、井領選手が死球で続くと、渡邉選手が適時打。 結局この回、JX-ENEOSが４点追加です。失策も絡んだとはいえ、秋吉投手がこんな捕まり方をするとは…。
　パナソニックも６回表に即座に反撃。 田中宗一郎選手がヒットで出塁すると、梶原選手が適時二塁打。 田中宗一郎選手が若干無茶気味に本塁突入して軽く脚を引きずってるように見えましたが、 プレーは続行できてほっとしたりしつつ。 が、これも１点止まり。流石に厳しいビハインドかなあと思って…いたのですが。
　JX-ENEOSも大量得点をバックに、終盤は選手を次々に変更してスタメン休ませ＆ 控えに経験を積ませます。 ７回裏、白井選手が三ゴロ…で、またも三塁手が悪送球でセーフどころか二塁へ。あああ。 犠打で進塁すると、代打榊原選手が犠飛で１点追加。 犠飛と言っても、坂口選手がダイビングで突っ込んだからこそのフライアウトでした。 ダイビングだったので犠飛になったのは仕方ないですが、守備としてはいいプレー。 で、実はこの代打が、直後にとんでもないことに。
　８回表。榊原選手は遊撃手の渡邉選手と交替していたので、 交替して石井選手が遊撃手につきます。 が、後界選手の打球は、遊撃手の横を抜きそうな痛烈な当たり。 石井選手はダイビングで飛びつきますが、捕球できず（記録は遊撃内野安打）。 …そして、その石井選手が、倒れたまま動きません。 結局担架で運ばれていきました。 石井選手の状態も心配だったのですが（その後の試合は全休になるような、結構重い怪我でした）… JX-ENEOS、これで出せる本職遊撃手がいなくなりました…。 とりあえず、高橋捕手を一塁手に起用し、柳田選手を遊撃手に回したのですが… 直後に遊撃手に強襲内野安打を放った田中宗一郎選手を鬼だと思いました（苦笑）。 そして梶原選手が適時二塁打、代打大江選手が適時打で２点追加。 JX-ENEOSは、そこまで投げてきた三上投手を下げて、 沼尾投手と北原投手のリレーでなんとかその回の収拾をつけましたが…まあ、ひやりとしたでしょうねえ。 結局点差もあったので、JX-ENEOSが逃げ切りました。