2011年7月31日:都市対抗関東最終予選・富士重工業vs東京ガス(埼玉県営大宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
東京ガス 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 4
富士重工業 1 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2X 5

STARTING MEMBER
東京ガス 富士重工業
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 濱田 1 船引
2 藤井 2 小川
3 大崎 3 金山
4 佐々木 4
5 松田 5 岩元
6 鮫島 6 小杉
7 坂井 7 金田
8 黒田 8 唐谷
9 遠藤 9 富村
P 山崎 P 畠山

PITCHERS
東京ガス 山崎→大島→岩佐→●石川
富士重工業 畠山→○平井

CHANGE
東京ガス 濱田→水島(8回裏中堅手)
黒田→山内徹(10回表代打、そのまま指名打者)
藤井→岡澤(10回表代打、その後二塁手)
富士重工業 小杉→谷(10回裏代打、その後二塁手。それに伴い小川一塁手)

HOMERAN
富士重工業 小川(1回裏ソロ、山崎)

 本当は平日に大田で実施するはずだった試合。 が、雨天中止でずれたら、ずれた先が日曜日。しかも場所も県営大宮に変更。 個人的には非常に観戦しやすい状態になり、いそいそと向かいました。 三つ巴戦、2位までのチームが本戦に行きます。 今回の参加は、北関東予選2位の富士重工業、東京予選4位の東京ガス、 南関東予選代表のかずさマジック。
 第1試合は朝っぱらから濃い試合、富士重工業vs東京ガス。なんと、1回からいきなり動きがあります。
 1回表。富士重工業の先発は畠山投手。 濱田選手が死球で出塁すると、藤井選手が犠打失敗で走者が入れ替わります。 藤井選手は失敗を取り返そうと、二盗。 ここで佐々木選手が、フェンス直撃の適時二塁打。東京ガスが1点先制です。
 が、1回裏。東京ガスの先発は山崎投手。 何の前触れもなく、小川選手がソロ一発。 これはびっくりしました。ルーキーとはいえ、山崎投手がこんなにあっさり失点するとは。 一瞬で同点です。 その後も二塁打と失策でチャンスを作ったのですが、後が続かず。
 その後は、お互い走者を出しつつも無得点だったのですが、5回表。 黒田選手が二塁打で出塁すると、濱田選手が四球で続き、 藤井選手が適時打。東京ガスが1点勝ち越します。
 が、直後の5回裏。富村選手がヒットで出て、犠打で進塁。 金山選手が四球で続くと、次の打者は林選手。 なんとここで、東京ガスは大島投手に投手を交代。 実はここまで、林選手は2打席共に山崎投手からヒットを打っていました。 相性を考えて、1点も与えたくないから交代したのでしょう。 が、ここで林選手は四球。替えた意味が…。 で、岩元選手が逆転2点適時打を放ちます。完全に裏目…。
 が、まだまだ1点差で、東京ガスも諦めません。 7回表、坂井選手が二塁打を放ち、更に守備側の送球中継ミスがあり、三塁へ。 富士重工業は畠山投手から平井投手にスイッチしますが、 遠藤選手が同点適時打。
 ここからは、6回から登板した東京ガス3番手の岩佐投手と、平井投手の投げ合いが続きます。 走者は出しても、点を与えることはありません。 11回に岩佐投手から石川投手に交代しますが、ここも三者凡退。
 そして、12回からタイブレーク。 一死満塁、どちらも四番打者からスタート。 …正直、四番打者の器量が試されているようでドキドキします。
 12回表。佐々木選手の打球は…遊撃手へのゴロ。 併殺コース、だったのですが、遊撃手が少々もたついてしまい、残念ながら一塁のみアウト。1点追加。 続く松田捕手の当たりは、中堅手がスライディングしながらキャッチしたので、1点のみ。
 12回裏。林選手の当たりは…大きな右飛。 ボール中継もミスっていたので、悠々、犠飛になります。最低限の仕事で同点。 二塁走者もタッチアップしていたので、一、三塁。 更に、一塁走者の金山選手がノーマークで二盗を決めます。 この時点で、岩元選手には敬遠だろう、と思ったのですが、捕手は座ったまま。 結局ストレートで四球だったのですが、普通に立って敬遠しても良かったんじゃあ、 とは思いました。 座ったままだと、ワイルドピッチの可能性もありますし。 次の打者は、途中代打から出場している谷選手。 林選手や岩元選手よりは怖くないだろう…と思ったのですが。 なんと、ここで谷選手がサヨナラ適時打! 劇的な幕切れでした。
 個人的には、平井投手が報われて良かったなあと思いました。5回以上のロングリリーフでしたし。 あと、この試合の林選手は怖かったです。 1つ併殺はあったのですが、3安打1犠飛。 山崎投手の登板は何度か見ていますが、 あんなにいとも簡単にヒットにできる投手じゃないですよ。 近くに座っていた東京ガス応援の人が「あの四番怖い」って言っていたのが、 非常に印象的です。