2010年11月14日:明治神宮大会大学の部一回戦・早稲田大学vs愛知学院大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
愛知学院大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
早稲田大学 0 0 0 3 0 0 0 1 X 4

STARTING MEMBER
愛知学院大学 早稲田大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 梶原 1 土生
2 田中 2 渡邊侑
3 濱内 3 宇高
4 古屋 4 山田敏
5 長田 5 地引
6 安井 6 松永
7 永嶋 7 市丸
8 上野 8 松本
9 浦野 9 斎藤

PITCHERS
愛知学院大学 ●浦野→萩原
早稲田大学 ○斎藤→福井優

CHANGE
愛知学院大学 浦野→萩原(8回裏投手)
早稲田大学 地引→福井優(7回表投手)
斎藤→川西(7回表中堅手。それに伴い土生右翼手)
松本→櫻庭(8回裏代打)
櫻庭→佐々木(8回裏代走、その後中堅手。それに伴い川西左翼手)
山田敏→後藤(9回表三塁手)

 無事に仕事が入らなかったので、観戦。 どちらかというと前座扱い(酷)。 東京六大学代表・早大と、東海三連盟代表・愛知連盟所属の愛知学院大との試合です。 …明治神宮大会で、神宮球場の外野が解放されるなんて、初めて見ました… (33年振りのことだそうで)。 まあ間違いなく観客のお目当ては、 この日先発の早大4年主将斎藤投手なのでしょう。
 序盤は投手戦。斎藤投手は相変わらず、 ヒットは打たれるけれど点数は与えないモード。 対する愛知学院大3年浦野投手は、 少々スリークォーター気味?で、変化球が多彩。 最初は早大打線がかわされている感じでしょうか。
 試合が動いたのは4回裏。 4年宇高選手がヒットで出塁すると、 4年山田敏貴選手の打球はぎりぎり二塁手が追いつけず、ポテンヒットに。 微妙なプレーだった割に、一塁走者はためらいなく三塁を陥れていました。 ここで2年地引「選手」(普段は捕手ですが、この日は外野手で出場)が、 なんとスクイズ。ところがこれが投手真っ正面で本塁アウト。 このまま無得点かと思われましたが、 4年松永選手が四球を選び、満塁に。 ここで3年市丸捕手が、びっくりの走者一掃3点適時二塁打。 …正直、ここで打つなんて思ってもいませんでした。まさに伏兵。 いきなり早大が3点のリードです。
 5回裏、斎藤投手が二塁打を放ちます。 が、その後バントだったのに…何故か二塁に戻ってしまって犠打にならず。 微妙なプレーをしてしまったせいか、 6回表に愛知学院大に流れがやってきます。 2年田中選手がバントヒットで出塁すると、 2年濱内選手の打球を遊撃手が捕球できず、失策出塁となって一、三塁。 更に3年古屋選手が四球で出塁します。 …が、ここで踏ん張って0点に抑えます。 崩れそうで崩れない真骨頂なのかもしれません。
 一方、浦野投手は6回・7回と実はピンチ続きでした。 なんとか無失点に抑えましたがここが限界のようで、 8回裏に1年萩原投手に交代。 が、松永選手が先ほどの失策を取り返すヒットと二盗を決めます。 進塁打で三塁まで進塁し、ここで代打3年櫻庭選手が適時打。 この1点は大きいです。
 早大は7回表から、同じくドラフト1位指名 (外れ1位ではありますが)された4年福井優也投手が登板。 正直、福井投手は次戦の先発だと思っていたので、 少々驚きました。 こちらはまさに快投。愛知学院大打線を完全に沈黙させて、 結局3回をパーフェクトリリーフ。 早大が完勝でした。
 個人的には、9回表に「最後の早大4年後藤選手」が見られて、 本当に嬉しかったです。 この試合はぎりぎり三塁側にしか座れない状況だったのですが、 三塁守備固めに入ってくれたため、非常に幸運だと思っていました。 4年間、お疲れ様。 …次はどこで会えるのやら。