2010年7月25日:世界大学選手権練習試合・JR東日本vs日本大学選抜(神奈川工科大学KAITスタジアム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本大学選抜 2 3 2 6 7 0 0 0 1 21
JR東日本 0 0 0 3 2 0 0 0 0 5

STARTING MEMBER
日本大学選抜 JR東日本
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 鈴木(東洋大) 1 川端
2 渡邉(國學院大) 2 生島
3 伊志嶺(東海大) 3 木本
4 井上(中央大) 4 松本
5 伊藤(慶應義塾大) 5 大前
6 荒木(明治大) 6 竹内
7 伏見(東海大) 7 石谷
8 多木(法政大) 8 佐藤弦
9 阿部(東北福祉大) 9 田仲
P 澤村(中央大) P 鈴木寛

PITCHERS
日本大学選抜 澤村→○乾(東洋大)→野村(明治大)→菅野(東洋大)
JR東日本 ●鈴木寛→十亀→杉山→金→柄澤

CHANGE
日本大学選抜 鈴木→岡崎(立教大)(5回表代打、その後三塁手)
渡邉→松本(立教大)(5回表代打、その後遊撃手。それに伴い阿部二塁手)
井上→若松(近畿大)(5回表代打、そのまま指名打者)
荒木→長谷川(近畿大)(5回裏左翼手)
伏見→小池(青山学院大)(6回裏捕手)
JR東日本 佐藤弦→都築(6回裏代打、その後右翼手)
石谷→重谷(7回裏代打、そのまま指名打者)
田仲→喜屋武(7回裏代走)
喜屋武→縞田(8回表遊撃手。それに伴い木本三塁手、竹内捕手)
大前→斉藤(9回表二塁手)
生島→鈴木雄(9回表一塁手)

HOMERAN
日本大学選抜 多木(3回表2ラン、十亀) 小池(9回表ソロ、柄澤)

 一度は来てみたかったKAITスタジアム。 …まさか世界大学選手権・日本大学選抜の練習試合で来ることになるとは。 それもこれも、國學院・渡邉選手が選抜されてしまったせいということで。 そして暑い中…試合はとんでもない結果に。 まあ、最初のスタメン発表から「え?」なことはありましたが。 まさかの法大・多木選手が一塁手スタメンとは…。 まあ、多木選手の本職での守備力を考えると、一塁手の方が適任かもしれません。 打撃としても出しておきたい選手でしょうし。 そして明大・荒木選手の左翼手スタメンにはかえって納得。 実は外野の方がいいと思っているので。 ちなみに、JR東日本の守備陣にも吹きましたが。 一塁手大前選手、二塁手生島選手の早大OBコンビ…生島選手の大学現役時代には、 考えもしなかったでしょうねえ。 大前選手がJR東日本で、野手としてそこそこ結果出していたのは知っていましたが。
 1回表。JR東日本先発は鈴木寛隆投手。 渡邉選手がヒット(!)で出塁すると、東海大・伊志嶺選手がヒット、 中大・井上選手が四球で続いていきなり満塁。 ここで慶大・伊藤選手が2点適時打。 幸先のいい出だしです。
 続いて2回表。多木選手が二塁打で出塁すると、 東北福祉大・阿部選手が適時打。 更に東洋・鈴木選手の打球を、一塁手がトンネル。 …あーあーやらかしちゃったよ大前選手…。 これが適時失策に。鈴木選手も三塁へ進んでいます。 更に渡邉選手が適時打。 その後、渡邉選手が嫌がらせのように (いや、勿論試していく必要があるのは承知していますが) 二盗を決め、伊志嶺選手が四球で続き、 ここでJR東日本は我慢の限界だったようで、 十亀投手をマウンドへ。 ああ、日大OBの十亀投手!覚えていますよ、あのいかにも打ちにくそうなサイドハンド。 で、なんとか2回表はここで抑えます。
 ところが3回表。東海大・伏見捕手が四球で出塁すると、多木選手が2ラン一発。 3回で0−7…。
 一方、日本大学選抜の投手は中大・澤村投手。 が、1回の立ち上がりから、ヒット2本と四球でピンチを作ってみたり。 そして3回裏。川端・生島選手の連続ヒットを喰らったところで、 急にベンチに下がります。 そしてそのまま…東洋・乾投手に交代。 …結局澤村投手は、ここで発生した故障のために、 大学選抜から外れることになります (脇腹を痛めたようで)。 ちなみにこの場面のピンチは、乾投手が連続三振で抑えました。
 4回表。鈴木選手がヒットで出塁し、犠打で進塁して、 伊志嶺選手が適時打。本塁へ送球している間に二塁を陥れます。 進塁打で進塁し、伊藤選手が適時二塁打。 荒木選手が四球で続いて、伏見捕手が適時打。 なんというか、犠打や進塁打も含めて繋がりまくっています。ここでとうとう10点差。 相手、打ちにくいと思われる十亀投手なんですが…。 更に多木選手が四球で出塁して、満塁のところで十亀投手から杉山投手に交代。 が、やはり満塁では難しいのか、阿部選手に四球を与え、押し出し。 更に鈴木選手が2点適時打。これで0−13。 このイニングは6得点。
 この長い攻撃、そして大差の後に続投で乾投手の気が抜けたのか、 それともJR東日本が黙ってやられるわけにはいかなかったのか、4回裏。 竹内選手(本来は捕手)と石谷選手が連続ヒットで出塁し、 佐藤弦輝選手が四球で続いて、無死満塁。 ここで田仲捕手の遊併の間に1点。 これで済めば良かったのですが、川端選手(そういえば川端選手、2回前の世界大学選手権で、 日本大学選抜の一人ですね)に適時打を打たれ、 更に二盗され、 生島選手にも適時打を打たれ(ちなみに生島選手も二盗)、合計3失点。
 が、5回表。 伊志嶺選手がヒットで出塁すると、二盗を決め、更に送球が逸れている間に三塁へ。 伊藤選手があっさり適時打を放ち、更に二盗を決めます。 荒木選手が四球で続いた後、伏見捕手が2点適時二塁打。 多木選手はヒット、阿部選手が四球で満塁となり、 ここで代打岡崎選手が2点適時二塁打。 更に代打松本選手が適時打。 ここでJR東日本が投手を杉山投手から金投手に交代しますが、 伊志嶺選手が犠飛。 …ええと、これで3−20…。 前イニングの6得点を超えた7得点。 いくらJR東日本が多少メンバーを落としているとはいえ、これは…。
 そしてこの暑い中、長い長いイニングを挟んで続投させられる乾投手の心中や如何に、な5回裏。 大前選手がヒット、竹内選手が四球で出塁すると、乾投手のワイルドピッチで進塁。 更に代打都築選手に死球(東洋のすぐ上の先輩に…苦笑)。 ここで田仲捕手が適時打…ちょっと遊撃手の悪送球気味でしたが。 更に川端選手が、なんと振逃で1点追加。 なんとも微妙な失点でした。乾投手はご苦労様。
 さて。6回表から、両者の打撃が急におとなしくなりました。 JR東日本・金投手は6回・7回を、7回はラッキーもあって (岡崎選手の三振が守備妨害とられました)抑え、 大学代表は明大・野村投手が登板し、ヒットは打たれながらも無失点で抑えます。 8回からはJR東日本は柄澤投手を出してきて本日一番の本気モード。 一方大学選抜は東海大・菅野投手。 お互い8回を危なげなく抑えます。
 が、9回表。途中出場の青学・小池捕手ががつんと一発ソロ。 柄澤投手がマウンドで苦い顔をしていました。 9回裏は菅野投手がそのまま抑え、結局は日本大学選抜の圧勝となりました。
 それにしても暑くて長い試合で、審判も水と塩を途中で補給していました。 本当にお疲れ様でした。