2009年11月15日:明治神宮大会大学の部一回戦・創価大学vs九州産業大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
九州産業大学 0 1 1 0 0 1 0 2 0 5
創形大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

STARTING MEMBER
九州産業大学 創価大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 今泉 1 田上
2 岡部 2 脇山
3 秋山 3 花山
4 百崎 4 清野
5 吉田 5 濱田
6 神田 6 狭間
7 白川 7 住川
8 津留崎 8 坂野
9 榎下 9 小川

PITCHERS
九州産業大学 ○榎下
創価大学 ●小川→天野→大塚

CHANGE
九州産業大学 吉田→千登勢(5回表代走、その後三塁手)
百崎→網岡(9回裏左翼手)
創価大学 小川→大友(6回裏代打)
大友→天野(7回表投手)
浦嶋→永井(8回表遊撃手、それに伴い脇山二塁手)
天野→高橋(8回裏代打)
高橋→大塚(9回表投手)

HOMERAN
九州産業大学 千登勢(6回表ソロ、小川)

 今大会メインイベント、「全国の舞台でで九州産業大3年榎下投手を見る」です。 まあ、明治神宮大会で榎下投手を見るの、2度目ですが。 2年前は神宮第二で酷い天候でしたが、 今回は空は晴れています。ナイターなので寒いですけど。
 さて、九州3学連代表・福岡六大学所属の九州産業大の相手は、 関東5学連第一代表・新東京所属の創価大。 あの首都の雄・東海大を7ー0で下してあがってきたようなチーム。 …榎下投手、大丈夫だろうか。 非常に心配な親心。
 創価大の先発は1年小川投手。 あれ?日本ハム・ドラフト2位指名の4年大塚投手ではなく? …と思ったら、この時肘痛で無理ができなかったようで。 2回表。1年神田選手が三塁打を放ちます。 無死三塁のチャンスで、3年主将白川捕手が適時二塁打を放ちます。 長打2本で九州産業大が先制です。
 更に3回裏。1年岡部選手が二塁打で出塁すると、犠打で進塁し、 2年百崎選手の二ゴロを本塁に送球したら、 走者の足がぎりぎり速く、二野選に。 順調に加点します。 が、直後、3年吉田選手が併殺崩れで出塁し、 牽制されてヘッドスライディングで戻ったら、 どうやら帰塁の時に手を痛めたらしく (骨折してしまったようです)、 2年千登勢選手が代走交代となります。 微妙な…。
 が、それを吹き飛ばしたのは、 その「代役」千登勢選手。 6回表、ソロ一発。 この1打は正直大きかったなあ…。
 さて、ここまでの榎下投手ですが。 四球で走者は出すものの…気がついたら、 無安打で5回終わってました。 ええ?と思っていたら、6回裏。 四球で出した走者を犠打失敗の併殺で切り抜けた直後、 4年田上選手にヒットを打たれました。 この日は実は社会人野球・日本選手権で、 三菱重工神戸・木林投手が大会史上初のノーヒットノーランを達成した日で、 ちょっとそこが頭をよぎった瞬間に、 ヒット打たれましたね。 まあ、田上選手も育成とはいえ、 阪神育成ドラフト2位の選手ですし、 意地があったでしょう(ちなみに入団後の翌年3月に支配下登録されています)。
 7回裏。榎下投手は一死の後、連続四球を出してしまいます。 更に二死の後に、四球でもう一人。 二死満塁、一番ピンチらしいピンチでしたが、 が、ここでなんと、見逃し三振にきってとります。
 ピンチを切り抜けたご褒美なのか、8回表。 投手は7回から、4年天野投手に交代しています。 千登勢選手と神田選手が四球で出塁すると、 白川捕手がここで2点適時二塁打。 試合を決定づけました。
 8回裏は、田上選手を四球で出塁させたのですが、 一死一塁で左飛が出て、何故か田上選手が帰塁せずに (アウトカウントを間違えていたようです)、 ボールが一塁に戻ってアウト。
 9回表には大塚投手が登板しましたが、 速球はちょっと出なかったです。 そして榎下投手はその裏、三者凡退に。 九州産業大は、快勝と言ってもいいでしょう。 そして終わってみれば、榎下投手の被安打は、 前述の田上選手のヒット1本だけでした。 な、なんか凄い投手になっちゃった…?
 ちなみに九州産業大は次の試合で敗退でした。 榎下投手は投げていませんし、相手は関西5学連第二代表・京滋代表・佛教大学、 しかも先発が大野投手だったので、チーム2安打でも仕方ないのかなあ…。