2007.07.08・平成19年度9人制全日本実業団選手権
3日目

 9人制自体は半年振り、でも全実はいつ以来だったっけ?と思ったら、 なんと5年振りでした(汗)。関東開催が少ないせいなんだけど (2000年群馬、20202年千葉開催だったのが珍しいのかも)。 今回は、丁度近畿地方出張に重なったお陰で見られた神戸開催。
 会場はこの日は2箇所。 三菱電工神戸体育館と神戸グリーンアリーナ。 三菱電工神戸体育館が早く終わったこともあって (こちらは1コート5試合開催、神戸グリーンアリーナは 1コート7試合開催)2箇所ハシゴしてみました。 結果的に、神戸グリーンアリーナの試合が 凄く時間がかかって、私はぐったりしてましたが。 メインの東北リコーのレポートと、その他レポートという形式をとっています。
 1日目は開会式のみ、2日目は予選グループ戦、 そしてこの日の3日目は決勝トーナメント1日目(3回戦まで)。 この日にベスト8が出揃います。


東北リコーレポートその他

東北リコーレポート

スタメン セッター=我妻 サイドアタッカー=高橋&安重
     センター=今野
     ハーフセンター=佐藤(孔明)&針生
     レシーバー=岩渕&遠藤&半澤

 というわけで半年振りと、スパンの短いはずの東北リコー。 …その割にフレッシュなメンバーにしか見えなくて思わずよろめき。 なんか、江口「監督」と工藤「コーチ」って本当に慣れない…。
 1回戦はシードになり、2回戦・3回戦の試合でしたが、 どちらもスタメンは不動。で、ピンチサーバーに 川村選手が出たり、石川選手が出たり (もう一人のリザーブは鈴木選手)。
 センターは今野選手。まだちょっとオーバーネットは ありますが、長身が故の弊害なんでしょうかね。 でも単独クイックも、ダブルクイックも頑張っていました。 一方ハーフセンターには、佐藤孔明選手と新人の針生選手が。 こちらもなかなかの働きっぷりです。どちらも ダブルクイックでもオープンでもイケます。 なかなか頼もしい。
 サイドアタッカー。櫻田記念の時は故障だったらしい 高橋選手が復帰。高橋選手は勢いがある、言い方を変えれば 荒っぽい感じ。安重選手はパワーもあるけれど キレよく巧くコース良く。違ったタイプのサイドなので 個人的には見ていて面白いです。
 レシーバーは不動の3選手。この3選手は 流石に抜けません。ベテランでもありますし、 安定してましたねえ。
 セッター。新人セッター我妻(わがつま)選手。 なかなか良いではないですか。 バックオープントスが綺麗にあがっていて、 安重選手をかなり使えていたし。 ダブルクイックを多用できたのも、トスが 安定していたからこそ。 トスだけなら、工藤コーチも安心して見ていられるかな。 まだ、9人制独自のプレーには慣れてない みたいですが。オーバーネット、結構多かったし。
 試合自体は、もっと苦労するかと予想していたのですが、 2回戦の対NEOMAX、3回戦の対サンデン、共にストレート勝ち。 両チームとも、そんなに勝ちやすいチームではないですから、 これはいい結果なのではないでしょうか。 翌日、JT東京に敗退しましたが、まあ仕方ないでしょう。 個人的には、どう育っていくかが楽しみなチームです。

その他

 北陸電力。もう少しエース西藤選手を使いたいんでしょうが… 現セッターの市井選手が、バックトス苦手なのかな。 いまいちトスが上がりません。 主将でエースの上島選手は奮闘してましたが…。 松下電工津にレシーブで粘られ、2回戦で敗退。 ところで、センター渡辺選手って元NCI(6人制)の渡辺選手!? 懐かしい…。会場で思い出せなかった自分にもちょっと悔しい。
 JT東京。遠目で堀内選手のポジションだけチェック。 たぶんセンター…かと。松下電工津・東北リコーを破って ベスト4。
 東京電力埼玉は見られず。2回戦で九州電力鹿児島に 当たって敗退。
 日本精工。いつの間にか亜大前監督・吉川選手が加入。 お陰で宮城選手がセッター→レシーバーにコンバート。 ちょっと勿体無い。でも仕方ない。 中大OB大野選手も加入したものの、こちらは出場せず。 相変わらず斎藤選手は巧いなあ…と感嘆。 九州電力鹿児島を破って、ベスト8。
 2回戦で、住友電工対横河電機なんてごっついトーナメントは 勘弁してください(苦笑)。住友電工は初戦、 横河電機は1回戦で九州電力福岡ですよ? 櫻田記念じゃないんですから(苦笑)。 住友電工にはいつの間にか山本直樹選手が (あの山本隆弘選手の実弟、この試合はピンチサーバーのみ)。 横河電機には、橘田選手&宮島選手の明大OBズが加入。 橘田選手は谷川選手の後継者的位置づけエース、 宮島選手はハーフセンターの様子。 大熱戦、フルセットの末、住友電工が勝利。
 神戸グリーンアリーナのサブアリーナにて、 三島市役所対大光自動車を観戦。 三島市役所には武大時代を見ている柿本選手が。 大光自動車には日体大OB・松田直樹選手が (このサイトの2002年秋季関東1部リーグの レポートを御覧ください)。 なんだか一人ノスタルジック。 試合自体はエースが2枚いるか1枚いるかの差で、 大光自動車に軍配。実は上述2選手ともエースなんだけれど、 大光自動車には更に主将日高選手がよく打ってました。 大光自動車、予選グループで北陸電力に勝ったチーム なんですよね。ベスト8も納得。
 最後に見た3回戦・住友電工対三菱電機紅菱会。 池ノ上大介選手(6人制警視庁・池ノ上選手の末弟。 ちなみにすぐ下の弟健一選手は、住友電工の主将で、 ハーフセンターでエース的位置づけ)を下げて 前述の山本選手がレシーバーに入ったのだけれど、 池ノ上大介選手より、どうしてもレシーブ力が 落ちてしまう。あまりレシーブの得意でない石田選手と 二人で狙われてました。紅菱会のサーブも いいとはいえ…住友電工ではなかなか見ないシーンでしたね。 フルセットで勝ちましたが、試合内容と遅い時間 (20時回ってました)でぐったりでした。