2003.10.19・関東大学秋季2部リーグ
最終日

 最終日…4年生最後のリーグです。 あとはもう、自分たちの問題です。
 1試合目の第1セット途中に着いたので、 やっと4試合レポートになりました。

第1試合・大東文化大vs東京農業大
第2試合・国士舘大vs青山学院大
第3試合・明治大vs中央学院大
第4試合・国際武道大vs専修大

第1試合:大東文化大 vs 東京農業大

スタメン 大東:セッター=吉田 センター=浅井&鈴木
     レフト=梅川&安田 ライト=及川 リベロ=中村
     東農大:セッター=倉橋 センター=小林&塚田
     レフト=板垣&河合(将暢) ライト=松下 リベロ=金子

第2セット
交代:大東・浅井→宮田(ピンチサーバー)
<25−16>

第3セット
スタメン 大東:セッター=吉田 センター=浅井&鈴木
     レフト=梅川&安田 ライト=及川 リベロ=中村
     東農大:セッター=倉橋 センター=小林&塚田
     レフト=板垣&河合(将暢) ライト=松下 リベロ=金子
交代:大東・鈴木→茂木(ピンチサーバー)
<25−15>

 第1セットは途中から見たのですが、 終盤までは東農大がリード。 ところが、大東大が逆転して25−23でとりました。 実は、ストレートで東農大が勝てば、東農大は 7位だったのです。この時点で8位が決定してしまいました。
 それで、東農大ががっくりしてしまったのでしょうか。 その後は完全に大東のペース。大東は ここで勝つと、入替戦脱出の可能性があったというのも ありますし、やはり4年生の最後のリーグという こともあったでしょう。主将の梅川選手・浅井選手・ 及川選手・鈴木選手、それぞれに十分持ち味を出して いました。今季久々に昇格してきましたが、 特に梅川選手のプレーを見ることができて 良かったなと思います。この低身長で ここまでできる選手、なかなかいないでしょう。
 東農大は、恐らく春季リーグ終了で 代替わりなんだと思います。だから 3年生が初めて引っ張っていったのが、 初めての二部リーグなのでしょう。 このチームほど、ノると怖いチームは ありませんでした。恐らく全てのアタッカーが 開き直って力強く打っていたのが 功を奏していたと思います。 なかなか活きのいいチームでした。 どうやら日大との入替戦のようですが、 頑張って欲しいものです。


第2試合:国士舘大 vs 青山学院大

スタメン 国士舘:セッター=岡部 センター=小口&所
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=伊藤 リベロ=村川

第1セット
交代:国士舘・所→倉林(ピンチレシーバー)
   青学・柴田→中村(ピンチサーバー)
<25−15>

第2セット
スタメン 国士舘:セッター=岡部 センター=小口&所
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:青学・五十嵐→佐藤
<25−18>

第3セット
スタメン 国士舘:セッター=岡部 センター=小口&所
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:国士舘・所→倉林(ピンチレシーバー)
<25−21>

 さて。一番語りたくない対戦ですが。
 国士舘。今季は主将・宮城選手を欠いてのリーグ戦と なりました。かなりしんどかったと思いますが、 よく考えると、一つ早めにセッター交代が あったということなんですよね。 ただ、宮城選手としては、最後のリーグに 出られず、相当悔しい思いをしたと思います (余談ですが、私も最後のリーグで見られず、大ショックでした。 1年の頃からずっと見ていた、かなり好きなセッターですから…)。 で、2年岡部選手や1年柴田選手を使って、なんとか 来季に繋げようとしていましたが… 下位リーグに入ってからでしょうか、多少岡部選手の トスが安定してきたようです。 もしかしたら下位リーグに入ってやっと、 宮城選手抜きでもチームが固まってきたのかもしれません。 もう少し、4年主将代理の金子選手が引っ張っていくのかなと 思ったのですが、どちらかといえば4年小口選手が 引っ張っていったような気がします。 まあ、この日は全員決まっていたのですが。 ちなみにその小口選手は、ブロック賞受賞です。
 青学。前半戦はとにかくサーブが全員良かったのですが… 後半になってからでしょうか、サーブの精度が落ちてきて、 それから勢いに乗れなくなってしまいました。 もしかすると、1次リーグ最終戦の、対明大戦のフルセット負けが、 大きく影響してしまったのかもしれません。 この日の試合は、最初でつまずいてから、 第2セットまでずるずる引きずってしまいました。 第3セットはいい試合してたんですが… いつもの(少人数ながらの)盛り上がりも少なかったです。 連敗中のチームはこういうものなのかもしれません。 これで青学が7位、入替戦決定です。 相手は産能大らしいですが…まあ、10連敗した後に 入替戦で勝ったこともありますし(しかもその時のメンバーも いるのですから)、元気よくいって欲しいものです。


第3試合:明治大 vs 中央学院大

スタメン 明大:セッター=松本 センター=河野&吉田
     レフト=佐野(裕樹)&宮島 ライト=高橋(直也) リベロ=石川
     中院:セッター=赤荻 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=石本

第1セット
交代:中院・高橋→石塚(ピンチサーバー)
<25−12>

第2セット
スタメン 明大:セッター=松本 センター=河野&吉田
     レフト=佐野(裕樹)&宮島 ライト=高橋(直也) リベロ=石川
     中院:セッター=赤荻 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=石本
交代:明大・佐野(裕樹)→尾形  松本→村上&宮島→高橋(昌史)(2枚替え)
   中院・田崎→手塚(ピンチサーバー)  赤荻→石塚(ワンポイントブロッカー)  高橋→坂下(ピンチサーバー)
<20−25>

第3セット
スタメン 明大:セッター=松本 センター=河野&吉田
     レフト=佐野(裕樹)&宮島 ライト=高橋(直也) リベロ=石川
     中院:セッター=赤荻 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=石本
交代:明大・松本→村上&宮島→高橋(昌史)(2枚替え)  高橋(直也)→中村(ピンチレシーバー)
   中院・田崎→手塚(ピンチサーバー)  赤荻→石塚(ワンポイントブロッカー)  高橋→坂下  岩井→窪田(負傷交代)
<29−27>

第4セット
スタメン 明大:セッター=松本 センター=河野&吉田
     レフト=佐野(裕樹)&宮島 ライト=高橋(直也) リベロ=石川
     中院:セッター=赤荻 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&坂下 ライト=黒岩 リベロ=石本
交代:明大・吉田→高橋(昌史)(ピンチサーバー&レシーバー)  松本→児島(ワンポイントブロッカー)
   中院・田崎→窪田  赤荻→石塚(ワンポイントブロッカー)
<25−23>

 この日一番の好試合でしょう。
 明大。一次リーグで怒涛の5連勝。 上位リーグになってから連敗してしまったのですが… この日は大丈夫でした。 連敗時は、4年高橋直也選手の調子がよくなかったのですが、 この日は元々好調の上に、更に後半になればなるほど 調子をあげてくるという状況。 流石に猛打賞受賞、といったところでしょうか。 この日はサイドもセンターも悪くなく、 レシーブもよくあがってましたね。 2枚替えを多用してますが、それで 来年のエース候補も育てつつあるので、 明大の代替わりはあまり心配がなさそうな 気はしています。
 そして中院。一次リーグの頃は、 結構自滅するパターンが多かったのですが… この日は違いました。 3年黒岩選手が絶好調。高いところからいいスパイクを打ち込んで きます。おまけに、1年岩井選手が拾い捲るんですよねえ。 そうそう、リベロも4年石本選手がやっているのですが、 正直、今までやってきた2年柏崎選手と遜色がありません。 途中、1年岩井選手が負傷、しかも交代は5回使っていて コートにはピンチサーバーの2年坂下選手が 入ってるという状況がありましたが、 3年窪田選手を入れて最終的なポジションを入れ替え、 ジュース中にばっちり対抗してたのも素晴らしかったです。 岩井選手がいないと、サーブと守備面がちょっと落ちるのですが、 その後も坂下選手は、球速の速いスパイクで、 相当明大を苦しめていました。窪田選手のクイックも 良かったです(管理人、窪田選手贔屓なので御了承ください)。 最後まで中院は切れずに、頑張っていたと思いますよ。 ただ、気になるのは…今季セッター賞受賞の主将・赤荻選手が 抜けた後のセッターですね…。 1年岩井選手の成長は、楽しみです。


第4試合:国際武道大 vs 専修大

スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=前田(徹也) リベロ=井上
     専大:セッター=磯村 センター=溝口&松永
     レフト=堀川&早川 ライト=等々力 リベロ=甲斐

第1セット
交代:武大・山田→小宮(ピンチサーバー&レシーバー)  田窪→柏熊(ピンチサーバー)  栗田→小山(ワンポイントブロッカー)
   専大・磯村→中原  中原→磯村  等々力→長谷川(ワンポイントブロッカー)
<23−25>

第2セット
スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=前田(徹也) リベロ=井上
     専大:セッター=磯村 センター=溝口&松永
     レフト=堀川&早川 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:武大・田窪→柏熊(ピンチサーバー)  山田→小宮(ピンチサーバー&レシーバー)
   専大・磯村→中原  中原→磯村
<25−19>

第3セット
スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=前田(徹也) リベロ=井上
     専大:セッター=磯村 センター=溝口&松永
     レフト=堀川&早川 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:武大・田窪→柏熊(ピンチサーバー)  山田→小宮(ピンチサーバー&レシーバー)
   専大・磯村→中原  溝口→亀川(ピンチサーバー)
<25−22>

第4セット
スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=前田(徹也) リベロ=井上
     専大:セッター=磯村 センター=溝口&松永
     レフト=堀川&早川 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:武大・田窪→柏熊(ピンチサーバー)
   専大・磯村→中原  早川→長谷川(ピンチレシーバー)
<25−18>

 第一セットは好ゲームでした。
 武大。何も言うことはありません。 よく拾い、恐ろしい高さとパワーで 決めてきます。 レシーブ賞・サーブ賞・最優秀選手賞の 「三冠」3年木内選手や、3年西尾選手も 目立ちますが、3年前田徹也選手も 相当(相手チームにとっては)やっかいな 相手です。ノーマークでバックアタック 決められることもありますから。 4年生で出場する選手が少ないので、 来年もきっと強いのでしょう。
 専大。気になるのは、劣勢の時の戦い方。 2年磯村選手と中原選手を交互に使うのですが… 難しいですね。 磯村選手は、劣勢の時に、慌ててしまうところが あるような気がします。でも、中原選手は トスを集めたがるので、アタッカーの調子によっては まずい部分もあります。この日は3年堀川選手の バックアタックに集めてましたが、やはり何度もでは 堀川選手も疲れてしまいます。 それでもある程度は決めていたのは流石です。 敢闘賞は納得でしょう。4年甲斐選手の リベロ賞も納得です。甲斐選手が抜けても、 専大の戦い方はきっと変わってくるでしょうから…。 あとは、終盤になって安定してきた1年早川選手が、 どのように「化けて」いくかが楽しみです。