2003.8.30・第19回関東9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会
1日目

 なんと、一年ぶりの9人制です(汗)。 この大会も、まゆみさんが会場等調べて くれなかったら行かなかったかもしれない 大会です(汗)。この場を借りてまゆみさんに感謝致します。
 さて、会場は分かったものの、参加チームは いまひとつ分かっていない1日目の予選リーグ。 横河電機とJT東京が参加は分かったのですが… まあ、行ってみて住友電工横浜がいてくれたんで 助かりましたが。…いや、助かるどころか、 この大会中、私は住友電工横浜にかなり やられてしまいました(苦笑)。 というわけで、レポートはCグループの住友電工横浜オンリー。 勿論、対戦相手に対してもコメントはしますけどね。


予選リーグ・住友電工横浜レポート

予選リーグ・住友電工横浜レポート

スタメン セッター=伴 サイドアタッカー=鈴木&谷本
     センター=藤木(広高) ハーフセンター=三橋&堀越
     レシーバー=蒲池&岡&香月
第3試合第2セットのみ
     セッター=伴 サイドアタッカー=谷本&柳橋
     センター=原田 ハーフセンター=三橋&堀越
     レシーバー=蒲池&岡&香月

第1試合(対日本無線)第1セット
交代:なし
<21−14>

第1試合第2セット
交代:伴→山田(ピンチサーバー)
<21−16>

第3試合(対日立那珂)第1セット
交代:香月→藤木(崇生)(ピンチサーバー)
<21−13>

第3試合第2セット
交代:堀越→藤木(崇生)
<21−10>

第6試合(対サンデン)第1セット
交代:伴→山田(ピンチサーバー)
<21−19>

第6試合第2セット
交代:香月→柳橋(ピンチサーバー)
<13−21>

第6試合第3セット
交代:なし
<21−8>

 住友電工横浜はCグループ。相手はサンデン、 日本無線、日立那珂。もしかすると、一番力の均衡した グループと、大会開催前は思われていたかもしれません。
 とはいえ、最近力をつけてきた住友電工横浜。 ここ一年でスタメンに変わりはないのですが、 レベルアップははっきりと感じました。 正直、上背がないチームなのですが、 堅実なレシーブと多彩な攻撃力、豊富な運動量で カバーしているチームです。
 エースは、鈴木選手と谷本選手の2枚看板。 谷本選手はそれなりに上背があるのですが(178cm)、 鈴木選手は9人制でもはっきり小さいと感じる170cm。 それでも、跳べば他の大きな選手に引けをとりません。 ジャンプ力もパワーもすごいです。4枚ブロックをものともしない ぐらいですから。で、どちらかといえば鈴木選手は 安定していて、谷本選手がいかに調子がいいかに かかっているのですが…この日はかなりいい感じでしたね。
 さて、それに加えて、実質「3人目のエース」とも 呼べる存在なのが、ハーフセンター三橋選手。 本来のハーフセンターの役目である速い攻撃よりは、 オープン気味にあがったトスを打ちます。 サイドではなくセンターから、あれだけ強いスパイクが 打てるのですから、強みです。実は結構ベテランの方(30歳)ですが、 それを感じませんね。もう一人のハーフセンター堀越選手の方が 動きはいかにもハーフセンターですが、堀越選手も元々は 佐賀商業高でエースをしていた選手なので、スパイクに力はありますね。
 で、以前見た時はあまり目立てなかった藤木広高選手なんですが、 一年ぶりに見た彼は、相当レベルアップをしていました。 クイックの切れがかなりのものになっていました。ネットプレー等も 巧くやっていたので、個人的にレベルアップしたのだと思います。
 攻撃陣はこの5選手がいるので、あとは操る伴選手の 技量なのですが、ツー返球等もやってくるので、 更に多彩さにバリエーションがあります。
 主将の蒲池選手、そして岡選手&香月選手のレシーバー陣。 レシーブに関しては(地味なので)あまり 表に出てこないですが、きっちりやっている印象。 岡選手はサーブが特に目立つ部分もありますし。 アタッカー陣のサーブもすごいけど、岡選手もいいサーブ 持ってます。香月選手はサーブはあまり見られず、 その代わりにピンチサーバー陣が入ってきます。 この日は柳橋選手が頑張っていたかな?


 一方他のチーム。
 日本無線。亜大OBの久末選手が完全に エースになってました。勝負所は殆ど久末選手が 打ってましたね。元々有望な選手だっただけに このパワーと身長(190cm)は脅威です。 あ、亜大OBの堀口選手も加入して、 ハーフセンターで頑張っていました。 声がよく出ていて、ムードメーカーも兼ねてましたよ。 ただ、ちょっとしたミスが出やすいせいか、Cグループ3位でしたが。
 日立那珂はあまり印象がありません…。 住友電工横浜とはかなり力の差があって、 控え選手出されてましたし…。Cグループ4位です。
 サンデン。このチームは強くなった印象。 元々、エースは岡田選手だったのですが、 岡田選手をハーフセンターに回して、 その代わり桜井選手が恐ろしく打ち込んでいました。 岡田選手がハーフセンターなのも怖いです。 住友電工横浜の三橋選手と同じ、いやそれ以上の 第3エースとなってましたね。 センターの大田選手がセンターに固定されたのも大きいです。 試合では、なんとか住友電工横浜が サーブの差で競り勝ちましたが…。Cグループ2位です。
 一方、隣のAグループでは、驚くべきことが。 JT東京が、THK甲府と印刷局小田原に ストレートで敗退(汗)。これでAグループ3位に。 一体どうしてしまったのか… ちらりと見た限りでは、守備がよくなかったような 気がします。今年JTの6人制を勇退した 斎藤選手も入ってたんですけどね…。 しかも司令塔・原田選手が怪我をして下がってしまう という大ピンチの状況。 逆にTHK甲府はノリにノってしまったので、 Aグループトップ。翌日は1位リーグ戦、 住友電工横浜との対戦もあり… 正直、勢いが怖いです(汗)。