2003.5.18・関東大学春季2部リーグ
最終日

 泣いても笑っても最終日。 上位の入替戦も、下位の入替戦も、席があとひとつ。
 が、第1試合はあんまり関係ない方を見てしまい(汗)、 個人的には「あんまり見なきゃ良かった」と思わなくも なかったりします。

第1試合Aコート・産能大vs青山学院大
第2試合・専修大vs中央学院大第3試合・国際武道大vs国士舘大

第1試合Aコート:産能大 vs 青山学院大

スタメン 産能:セッター=原田 センター=清水(裕之)&北島
     レフト=松下&尾山 ライト=木所 リベロ=長谷部
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=佐藤&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川

第1セット
交代:産能・清水(裕之)→石井田(ピンチサーバー)
<25−21>

第2セット
スタメン 産能:セッター=原田 センター=清水(裕之)&北島
     レフト=松下&尾山 ライト=木所 リベロ=長谷部
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=佐藤&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:産能・清水(裕之)→鶴崎(ピンチサーバー)  尾山→小林(ピンチサーバー)
   青学・平林→中村(ピンチサーバー)
<25−23>

第3セット
スタメン 産能:セッター=原田 センター=清水(裕之)&北島
     レフト=松下&尾山 ライト=木所 リベロ=長谷部
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=佐藤&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:産能・北島→鶴崎(ピンチサーバー)
<25−20>

 この試合、正直あんまりレポートしたくないんですが。
 産能は元々ミスの多いチームです。 が、青学も同じだけミスを出してました。 産能は攻撃がいいので、青学は結局拾いきれずに 負けた試合です。あんまりサーブミスされると、 青学はどうやらリズムが出来ないようで。 産能3年松下選手のサーブはかなり良かったですよ。 さすがにサーブ賞次点です。
 なお、明大対城西は明大が勝ったので、 明大は入替戦なしで2部残留を決めた上に、 セット率で青学を上回って5位となりました。 城西は7位で入替戦が決定しました。 ちなみに、城西3年市川選手が猛打賞、 3年武井選手がブロック賞次点です。 市川選手が猛打賞、ということは… 入替戦は市川選手の肩にかかっていると言っても 過言ではないはずです。そのくらいを期待したいのですが。


第2試合:専修大 vs 中央学院大

スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&早川 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島

第1セット
交代:専大・磯村→中原  早川→石嶺
   中院・高橋→石塚(ピンチサーバー)
<19−25>

第2セット
スタメン 専大:セッター=中原 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&石嶺 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・亀川→山本  松永→等々力
   中院・田崎→手塚(ピンチサーバー)  木村→江幡(ワンポイントブロッカー)
<28−26>

第3セット
スタメン 専大:セッター=中原 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&石嶺 ライト=等々力 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・亀川→山本
   中院・木村→赤荻  田崎→江幡  高橋→石塚(ピンチサーバー)
<25−23>

第3セット
スタメン 専大:セッター=中原 センター=溝口&山本
     レフト=堀川&石嶺 ライト=等々力 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&田崎
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・山本→長谷川(ピンチサーバー)  溝口→早川(ピンチサーバー)
   中院・木村→赤荻  高橋→田崎  江幡→石塚(ピンチサーバー)
<25−18>

 2位争いの渦中の専大。勝ち星が国士舘より 1つ少ないので、勝たなければ意味がありません。 …そのせいか、最初は非常に動きの堅さが目立ちました。 交代を見ていただければ解る通り、 スタメンはほぼそっくり交代。今まで出番の少なかった 選手達に交代した方が、動きが良かったんです。 特に、最初はスタメンだったもののすぐに1年早川選手に とって代わられてしまった3年石嶺選手と、前日から 途中出場している2年等々力選手が、随分いい動きを していました。しかし…個人的に、2年磯村選手に 「勝負弱い」イメージがついてしまってます。 昨年秋も後半は交代されてましたし、この日も 交代した2年中原選手が、特にサーブでチームに 貢献していましたしね…。ともあれ、専大が勝ち星をあげ、 実はセット率がいいので、次の試合で国士舘が 勝ち星をあげないと、2位にあがれなくなっていました。
 それにしても今季の専大は、個人賞に名前を随分 載せていました。ブロック賞2年溝口選手、 サーブ賞3年堀川選手、新人賞早川選手は 納得でしょう(早川選手の加入は、専大には 大きなプラスだったと思います。この日の出来は いまひとつではありましたが)。そして、 リベロ賞4年甲斐選手。守備力はそんなに 高くない専大の、守りの柱です。 これで、2・3年生主体のチームということは… チームとして円熟味を増したら、どうなるんでしょう。 恐いような楽しみなような…。
 中院。この日は、最初は随分動きが良かったです。 第4セットには動きが若干鈍くなってましたが、 この日は最近の試合の中では、いい方だと思います。 3年黒岩選手が絶好調とは言わないまでもそこそこ 良く、3年稲田選手はここぞという時に決めてくれ、 そして1年岩井選手のサーブが相当冴えていました。 中院の場合は3年生主体なので、まだ好不調の波が 激しいと思いますが…ここは強くなる一方のチームだと 思います。


第3試合:国際武道大 vs 国士舘大

スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=小山 リベロ=小宮
     国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井

第1セット
交代:武大・田窪→柏熊(ピンチサーバー)  山田→前田(徹也)(ピンチサーバー)
   国士舘・利根川→倉林(ピンチサーバー)  宮城→上原(ワンポイントブロッカー)
<25−21>

第2セット
スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=小山 リベロ=小宮
     国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
交代:武大・山田→前田(徹也)(ピンチサーバー)  田窪→柏熊(ピンチサーバー)
   国士舘・利根川→田中  宮城→久保田
<25−16>

第3セット
スタメン 武大:セッター=栗田 センター=山田&田窪
     レフト=西尾&木内 ライト=小山 リベロ=小宮
     国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
交代:武大・小山→阿部(負傷退場)  田窪→柏熊(ピンチサーバー)
   国士舘・関屋→木村  利根川→倉林(ピンチサーバー)
<25−21>

 国士舘はここで勝たなければ、入替戦はありませんでした。 が…武大はやはり気を抜かずに頑張ってました。
 武大。この日は特にサーブで国士舘を撃沈させていた 気がします。攻撃力が強いので、国士舘のレシーブも なかなかついていけませんでしたし…。 個人賞も凄いですね。3年西尾選手が猛打賞次点、 3年木内選手がスパイク賞&レシーブ賞&優秀選手賞の 3冠…。勿論それだけの選手だから、ですが。 ただ、最大の不安点。スパイク賞次点の2年小山選手が… 第3セット途中に負傷交代。軽いといいんですが。
 国士舘。やはり…固さはありましたかね。 この日は4年小口選手が不調気味でした。 得点源が不調気味だと、国士舘と言えど苦しいです。 今季の国士舘は、突出した選手がいないのですが、 ちょっとサーブレシーブが乱れ気味で、オープンで 打たせることが多かったです。オープンで打つ時の 柱のエースとしては、上背のないサイドスパイカー陣には つらいのかな、と思います。主将で要のセッターで、 今季セッター賞受賞の宮城選手、相当苦しかったと思います。 この試合で、宮城選手が声をあげて念を込めながら サーブを打っていたことが、非常に印象的でした。
 なお、これで国士舘が敗退して専大が2位になったため、 1部との入替戦行き。そして敢闘賞を主将の亀川選手が 受賞してました。センターとしては目立つ選手では ないのかもしれませんが、非常に速いクイックや巧いサーブ、 いいところで出ていたブロック、そしてよく声をかけていたことを、 個人的に高く評価してます。