2003.4.26・関東大学春季２部リーグ
５日目

　かなりの熱戦になりました。 差は…なんでしょうか。最終的に 明大は我慢して、城西がミスを 出してしまったということですかね。
　明大。ここのところの試合運びを （ちらちらと）観ていたのですが、 どうも大事なところでのミスが多かったです。 だから、この日はよく我慢したと思います。 加えて、この日は２年リベロ前田選手が 本当によくスパイクやブロックフォローを 拾っていたのです。 恐ろしいぐらいポジション取りが巧かったです。 繋げた、というのが我慢に繋がったのだと 思います。２年佐野裕樹選手もいいところで 随分決めていたと思います。
　城西は…最後は切れてしまった、という 感じがありましたが、この日は３年平選手が 攻守に渡って頑張っていました。 もう少し３年市川選手が決まっていたら （この日も決めてはいましたが、前週の 鬼のような強さではなかったですね） 替わっていたのでしょうが…。 あと、３年三芳選手の最初の週の強さに、 陰りが見えている気がします。

　武大がいいってこともあるんですけど… 産能にどうも元気がありませんね。
　武大。この日は正直…３年木内選手が やや調子良くなかった気がします。 が、３年西尾大作選手が絶好調。 この日は止まる気がしませんでした。
　産能。…何が悪いのか…唐突に崩れたり することが多いです。この日は リズムが沈んだまま…という気がしました。 産能に波が来なかったというか。

　両チームの特徴が出た。 この一言に尽きるでしょう。 国士舘の驚異的な粘り強さと、 中院のツメの甘さ。
　国士舘。最初のセット観ていたら、 負けると思いますよ…。 この日は本当にミスが多かったんです。 が…第３セットを土壇場で、主将の宮城選手が サーブで崩して切り替えしてから、 ムードが一気に国士舘に行きました。 第５セットは互角だったのですが、 やっぱり抜け出したのは宮城選手のサーブが きっかけでした。恐らく、トスワークの調子は 今までの中で一番調子良くなかったと 思います。でも、それを補える選手なんだなあと 本当に思います。第５セットは、 復調した４年金子選手、戻ってきた３年利根川選手が よく頑張っていましたしね。
　中院。逆に最初の勢いなら、ストレートで 獲るかと思いました。勿論、国士舘が 甘くないということもありますが…やっぱり 勝負所でミスを出すのは致命的でしょう。 意外と、３年黒岩選手がやっちゃったりするんですよね。 この日は１年岩井選手が攻守に大活躍だっただけに… 上級生が頑張らないといけないかと。 あ、この日の好調の原因は、３年矢島選手が とにかく拾いまくっていたことと、主将の赤荻選手が サーブでかなり効果をあげていたことも あります。

　…なんと言いますか。 青学が云々ではないです。 専大の問題でしょう。
　先に青学を言わせてください。 青学は普段通りの試合を 進めていたはずです。 ４年伊藤選手も、無事に復帰してくれて、 前週までサーブ決定率トップだった ４年五十嵐選手を上回るほどの サーブを打ち込んでいました。
　一方専大。前週の第３セットからの 調子を引きずっています。正直、本当に 調子が悪かったです。サーブが全員 入らないんですから。青学がサーブを受けて 攻撃、という場面がなんと少なかったことか…。 ３年堀川選手もあまり決まりませんし。 こんなものではないでしょ？と思いましたね。