2003.4.13・関東大学春季２部リーグ
２日目

　まあ…相手が武大ですし、これ以上は 望めないか…なと。
　武大。やっぱりとにかく大きいです。 ２部では規格外の大きさでしょう。 「低い」と思えるのはセッター３年栗田選手のみ、 ３年木内選手は普通ですよ、１８０超えてれば。 しかも木内選手は跳べますしね。 はっきり言って、低身長揃いの青学には辛いです。 ただ、プレーは若干粗いので、各チームは そこを狙うしかないでしょうね。 レシーブも多少は穴があります（その分 攻撃力でお釣りがきますけどね…）。 でも、いいところで木内選手が拾えてしまうんですよね。 やっぱり核でしょうね、今年も。
　青学は、クイックが大きな武器…というより、 決まらないと勝てませんという感じです。 つまり、センターが高い相手だと、 ブロックにひっかけられてしまうのです。 もう一工夫必要ですね。一応、２０点以上は 取れたので、後半は頑張ったのですけど。 この日は３年濱野選手が不調でしたしね （いいところでミスを連発してしまったので）。 ただ、サーブは全般的に良かったです。特に １年中村選手のピンチサーバーぶりはなかなかで、 ４年久保選手もうかうかしてられませんね。

　これは意外な結果となりました。 前日フルセット勝ち同士で、好調の波に のっていたはずなのですが…。
　専大。この日はサーブが絶好調。 前日に中院のサーブレシーブが穴かなあと 思っていましたが、それだけじゃないですね。 ３年堀川選手、２年溝口選手、１年早川選手の サーブを中心に、冴えまくってました。 ２年松永選手のフローターサーブも サービスエースになっちゃうぐらいでしたからね。 ブロックも冴えてましたし、この日は堀川選手も 凄かったですけど、早川選手も絶好調で。 新人賞の筆頭になったかもしれません （今季は明大の宮島選手、中院の岩井選手、 そして早川選手の三つ巴になる気がしますね）。
　産能。ここも４年生が大幅に抜けてしまった チームです。とはいえ、なんとなくスタメンに予想は ついていました。ただ…サイドが若干、 個性が薄くなってしまったかな…と（昨年が 全員に個性があってメリハリあったせいもあるんですが）。 第１セットはいい試合をしていました。 ３年清水利章選手のサーブも良かったですし、 大型センターの４年清水裕之選手＆３年北島選手の クイックも冴えていました。 が…第１セットをとられてがっくりきたのか、 まずサーブがさっぱり入らなくなっていました。 レシーブを中心に、ミスも多かったですしね。途中から１年尾山選手が 入っていて、実は前日はそれで巧くいったようなんですが、 専大の恐ろしいサーブで撃沈されてしまいました。 レシーブが悪いと、主将原田選手のトス回しも 有効でなくなってしまいますしね…。

　いい試合でしたよ。…最後のセット以外は（苦笑）
　国士舘。…やっぱり、レシーブの穴が 見え隠れします。４年洞井選手が一生懸命 頑張ってるのも解るのですが…。あんまり３年関屋選手が レシーブ得意ではないのかな？（できないことは ないんですが）。４年小口選手の方が レシーブやってるぐらいですしね。 ただ、攻撃に関しては前日よりもいいでしょう。 小口選手のバックアタック＆クイックが多発して いましたが、前日よりよく決まってたと思います。
　城西。４年生が抜けて…更に主将の芳我選手が どうやら前日に怪我をしてしまったようで（汗）。 で、実は昨年の正セッターだった３年江森選手が 主務専任になってしまって、昨年までリベロだった ３年石田選手がセッターにコンバートし… 正直、だいぶ変わってしまった ような気がします。ただし、そこで 代わりに入った選手が頑張っていました。 ３年三芳選手はとにかくサーブが良く、 クイックも昨年よりよくなり、 ２年小林選手も、恐いもの知らずという感じで 向かっていくスパイクが好印象です。 石田選手は途中からセッターに入りましたが、 トスよりもレシーブにがんがん入ってしまうのが、 リベロの動きから抜けてない気がしました（苦笑）。 でも、ちゃんとセッターとしての動きも できていましたし、サーブもなかなか強烈。 ただ…３年市川選手の調子がいまひとつ 上向きにならない気がします。３年平選手は 頑張っているんですけど、彼はやはり 脇を固めるタイプの選手なので…。 で、第３セットを僅差で落とした後は がっくりきてしまったらしく、ミス連発して しまいました。このあたりは城西の伝統にして 欲しくないんですけどねえ…。