2003.4.12・関東大学春季2部リーグ
1日目

 春が来ました!さあ、迷うことなく(苦笑) 2部リーグです。…少しは1部に行くかどうか 迷えよ管理人(苦笑)。
 今季の2部リーグは、基本的には土曜日は2コート制、 日曜日は1コート制。この日は普通に2コート制。 Bコート→Aコートという変則的な観戦をしています。 いや、最初のAコートは席がなかったもので(苦笑)。

Bコート第1試合・専修大vs中央学院大Aコート第2試合・国士舘大vs青山学院大

Bコート第1試合:専修大 vs 中央学院大

スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&石嶺 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&江幡
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島

第1セット
交代:専大・石嶺→早川
   中院・木村→赤荻  江幡→手塚(ピンチサーバー)
<25−17>

第2セット
スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&早川 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&江幡
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・早川→石嶺  磯村→中原(後衛のみ)
<18−25>

第3セット
スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&石嶺 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&江幡
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・石嶺→早川  松永→等々力

<22−25>

第4セット
スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&早川 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&江幡
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:中院・岩井→磯野(ピンチレシーバー)
<25−16>

第5セット
スタメン 専大:セッター=磯村 センター=亀川&溝口
     レフト=堀川&早川 ライト=松永 リベロ=甲斐
     中院:セッター=木村 センター=高橋&江幡
     レフト=稲田&岩井 ライト=黒岩 リベロ=矢島
交代:専大・磯村→中原(後衛のみ)
<15−13>

 いきなりフルセットの熱戦になりました。 どちらも譲らず、いい試合でしたね。
 専大。4年生がいなくなって、がらりと変えて… というほどでもないでしょうか。 予想がついたメンバーではあります。 2年磯村選手が正セッターになりましたが、 昨年よりは断然しっくりきています。 2年中原選手も後衛に回ると出番があり、 確かにサーブはすごくいいですが、 トスのしっくりくるのは磯村選手の 方でしょうか。磯村選手は ブロックもいいですしね。 攻撃陣の中では、3年堀川選手が 見事に復活した感があります。 恐いスパイクとサーブがきっちり戻ってきました。 2年松永選手は、まだライトというよりは センターという気がします。攻撃力も そこそこあるんですが、ブロックが恐い 印象が強いせいでしょうね。勿論 ブロックの強いセンターという印象は 変わりません。特に、松永選手と 2年溝口選手の2枚ブロックは、他チームには 脅威以外の何物でもありません。 主将の亀川選手も、相変わらず狙いすましたような ブロックと、クイックの鋭さに 磨きがかかっていました。 3年石嶺選手はいまひとつ目立てず、 1年早川選手と交代で使われていました。 早川選手の方が若干勢いがあるかなと思います。
 一方中院も、4年生が抜けたチーム。 メンバーは…ちょっと意外でしたかね。 まず、セッターが主将の赤荻選手ではなく 2年木村選手でしたし(木村選手は 昨年、ピンチサーバー&レシーバーとしていい働きを していたのですが、まさかスタメンセッターに なるとは思ってませんでした)。トスは… たまに合わない場面もありましたけど、 そこそこ普通に合っていたかな、と。 センターは3年高橋選手に、2年江幡選手。 江幡選手は千葉大学選手権で見ていたのですけど、 なかなかクイックが小気味いいですね。 高橋選手は当然のこととしますが。 でもってサイドは、3年稲田選手に黒岩選手、 そして1年岩井選手が抜擢。 稲田選手が大分安定したプレーを 見せていました。更に、昨年までは、 声を出さずにおとなしくプレーしていたのですが、 今年に入ってから、随分声を 出して、指示もたくさん出していました。 逆に、黒岩選手のプレーは荒かったかもしれません。 速めの時間差はかなりレベル高いのですが、 バックアタックとレシーブの確実性が…。 稲田選手が確実にやっていたせいもあって、 目立ってしまったようです。ブロックはいいんですけどね。 そして岩井選手。もしかすると攻撃よりは 守備の人なのかもしれません。少なくとも 守備では割と中心になっていました。 攻撃もなかなか元気にやってました(ブロックが 3枚つくと、流石に辛いようでしたが)。 で、中院は昨年からレシーブが弱いのですが… この日もちょっと弱めでしたね。 専大とは攻撃は互角、サーブ力も互角に見えたのですが、 守備で差がついてしまったかな、と思います。


第2試合:国士舘大 vs 青山学院大

スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=中村 リベロ=村川

第1セット
交代:青学・柴田→久保(ピンチサーバー)  中村→佐藤
<25−16>

第2セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=佐藤 リベロ=村川
交代:青学・平林→水野
<25−16>

第3セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=佐藤 リベロ=村川
交代:なし
<19−25>

第4セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=佐藤 リベロ=村川
交代:国士舘・利根川→田中  関屋→木村(ピンチサーバー)
   青学・平林→久保(ピンチサーバー)  店網→水野(ワンポイントブロッカー)
<34−36>

第5セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&小林(貴之)
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=洞井
     青学:セッター=店網 センター=柴田&平林
     レフト=五十嵐&濱野 ライト=佐藤 リベロ=村川
交代:青学・平林→久保(ピンチサーバー)  店網→水野(ワンポイントブロッカー)
<15−12>

 この展開…誰か予想してました? …ごめんなさい。まさか青学が ここまでできるなんて、全然思ってなかったんです(苦笑)。 管理人、本当にファンなんでしょうか。
 国士舘。…去年の穴は、 絶対的なエースと、リベロ。 微妙に…埋まりきっていない気がするのは 気のせいでしょうか(汗)。 絶対的なエースの抜けた打数は、 3年利根川選手がその分を打っていました。 正直、4年金子選手がもう少し打数が 増えると思ったんですが…利根川選手に 相当数集まってましたね。実際、 ちゃんと打ち込んでいたのは事実です。 ただ…やっぱりブロックは厳しくなって しまったかも。小型化してしまいましたしね。 3年関屋選手は、ユーティリティプレーヤーという 感じで、なかなか要所は締めているのですが、 決して主役になるタイプではありません。 最終的には金子選手の打数も増えてきて、 決めていたので、もう少し回してもいいかな、と 思います。あと、4年小口選手の打数も かなり増えましたね。バックアタック使いまくりでした。 この日はちょっと決定率良くなかったんですが、 主将の宮城選手が率先して使っている気がしました。 もう一方のセンターが2年小林貴之選手。 今回初めて見させて頂きましたが… うーん…昨年のセンター3年増山選手より、 攻撃力はどうしても落ちてしまいますね。 で、実はもっと心配なのは、レシーブ。 リベロが4年洞井選手… ちょっとこの日は崩されてましたね。 しかも利根川選手が率先してサーブレシーブを 担当しているため、負担は相当なものだと 思うのですが。 …今年の国士舘、大丈夫でしょうか。
 一方青学。こちらも絶対的なエースが 抜けてしまい、新しいチームを作るしか なかったチーム(センターは元々人員がいるので 大丈夫だと思っていましたが)。 更に…試合前は本当に 「大丈夫なのか」と真っ青状態でした。 実は、4年伊藤選手がどうやら怪我を しているようで、練習に全く参加せず。 ただでさえ部員数が少ない青学、更に攻守の要が いないとなれば、真っ青にもなります。 で、スタメンで1年中村選手が出てきたのですが、 中村選手は実はセッター(汗)。松山工のセッター= ツーセッター経験者だから、スパイクは打てるのかもしれませんが… この日はスパイクは見られませんでしたね。 サーブはいいんですが。ということで、 1年佐藤選手にスイッチ。佐藤選手は 元々センターの選手なので、レシーブは 目を瞑ります。スパイクはそこそこ頑張ってました。 で、第1・2セットは本当に 「相手が国士舘だしなあ…このスタメンだしなあ…」と 諦めかけていたのですが。 第3セット以降の粘りには、本当に驚き。 元々攻撃の核は(今年はそうせざるを得ないのですが) センターの主将柴田選手。セッターに2年店網選手が 復帰したこともあるんでしょうが、クイックの攻撃力は 相当なもの。ブロックだって頑張ってくれてます。 3年平林選手のクイックも、後半になるにつれて 良くなり、更にブロックが好調。 あと、全体的にサーブを強化した印象があります。 前半は入らなかったのですが、後半は大分脅威に なっていました。 で、ここは青学の一番好きなところなのですが、 粘り強いレシーブがばんばん出まくりました。 ブロッカーが頑張ってワンタッチもとってくれていて、 「必死に食い下がっている」という印象。 勿論、苦しいところはサイドの4年五十嵐選手・ 3年濱野選手がなんとか決めていました。 濱野選手が「小技のきいた」かわすフェイントを よく決めていましたしね。そして、第4セットの 36点…本当によく頑張りました!(実はジュース後は 逆転に次ぐ逆転劇でした)最終的には金子選手に 押し切られてしまいましたが、いやあ、この日は 青学を褒めてあげます!よくやりましたよ〜。