2002.11.17・関東大学秋季１部リーグ
最終日

　リーグ終盤になって上り調子の順大と、 逆に下降線を辿る早大。 それを象徴した試合でした。
　この２チーム、レシーブ力はかなり 均衡していました。第１セットは本当に いいラリーが続いていました。が、 どうも早大側のサイドが軒並み 調子を落としているようでした。 ４年藤井選手のスタメンというのも 今リーグではもしかすると初だったのかも しれません。最後だから…というのも あったのかもしれませんね。 逆に順大は、サイドの攻撃の精度が 高かったです。早大は第２セットから 若手育成のために２年田中選手を入れましたが、 正直攻撃力は変わらなかったと思います （若干センターとは合いませんでしたが…）。 順大の上り調子は、ミスが決定的に 少なくなったところにあるかもしれません。 ２年五十嵐選手の決定力、本当に あがりましたしね。ただ…怖いのは、 今回リベロの主将大川選手と、副主将 加藤選手が抜けたら…レシーブにやや 不安が…（苦笑）順大のレシーブ、この二選手で かなりあがってますからね。加藤選手の 二段トスは綺麗ですし（さすがツーセッター！）、 この二選手が抜けた後のつなぎが気になる ところです。

　これはいい感じの試合でした。 とにかくものすごいところで 拾ってましたから。双方とも 「よくこれが拾えるなあ」と 思うぐらいです。 第３セット以降はにレシーブが 最後まで崩れなかったと同時に 攻撃力も衰えないどころか あがってきた（！）中大が 勝ちましたが、いやいや日体大もすごかったです。 あえてここは主将の盛重選手「だけではない」ことも 言っておきます。
　勿論盛重選手が凄いことも 十分承知しています。でなければスパイク賞と 猛打賞、そしてレシーブ賞のトリプル受賞は ありません。全日本には辛口になりがちの 私ですが、この日もものすごい無茶な トスも、平気で打ってしまうような凄いところを 随所に見せていました。でも、盛重選手だけでは やっぱり勝てないことも確かです。 この日の試合はある意味それを象徴していました。 ３年三溝選手や２年松田選手が頑張っている時は かなりのいい試合になりますし、４年田中選手が 本当によくこの日は拾っていましたから。 ちなみに…４年主務の渡辺選手が色々な意味で 和ませてくれたこともここに書いておきましょう（苦笑）。 日体大の部員応援団をざわめかせたアップゾーンでの見事なバク宙、 思わず見てしまいました（笑）。 サーブが決まればもっとよかったです（苦笑）。