2002.10.06・関東大学秋季２部リーグ
８日目

　青学はきっちり、前日の仕返しを されてしまったようです（苦笑）。
　とはいえ、点差でお分かりのことかと思いますが、 この日はなかなかの接戦になりました。 城西が最後まで崩れず、青学が力尽きた 感じではありましたが…正直、互角に、 お互い最後までいい感じで 戦えたと思います。まあ、試合が終わった直後は 悔しかったですが。ミスらしいミスが そんなになかったのには安心です （青学に、痛恨のお見合いとかありましたけどね苦笑）。

　こちらは逆に、専大が明大に前日のリベンジ。
　序盤のセットは…うーん。第１セットは専大の ベンチ側のミスのような気もします。実は第１セット終盤に なってから４年岡部選手と１年磯村選手が交代しまして （磯村選手はセッターですが、よくワンポイント ブロッカーのような使い方をされます）、 そのままトスをあげさせていたんです。 が…そのせいか最後の最後にトスが合わなくて、 明大に逆転されてしまったんですね。 ４年生のアタッカーが多い場合は 岡部選手の方が有利だと思うんですけどねえ…。 第２セットは少し差をつけられたので、 若手にスイッチしてみたり。この日の 専大のベンチはよく動きましたね。 明大側は、とにかく…３年河野真人選手が 鬼のような活躍振り。全然止まらないという 感じでした。専大側のクイックがあんまり よくなかったので、余計に目立ちましたねー。 サイドも、最初は明大の方が抜群に 安定感がありました。
　ところが、第３セットから、サイドの ４年椎山選手＆舛長選手の調子があがってきます。 これが功を奏して第３セットは専大が取って、 そして第４セット。 中盤に、専大は突然（本当に突然でした）、 ３年亀川選手を投入。何をするのかと 思ったら、亀川選手が河野真人選手を 完全マークでブロックシャット！これは 専大のベンチが指示を出したのでしょう （本数が多かったですからね）。これで それまでほぼ完璧に決まっていた河野真人選手の ミスを誘い、流れを専大側に引き寄せ、 第４セットも専大が取りました。
　第５セットは、勢いでやや専大が 押し気味とはいえ、明大も負けては いませんでした。サイドとサイド、 センターはセンターとの対戦。 亀川選手もどちらかと いえばクイックを得意とする選手なので、 河野真人選手が打てば亀川選手も打つ、という スピード勝負もしていてなかなか 面白い対戦でした。 そして結局…最後までサイドが崩れず （舛長選手が以前のフルセット負けの 時のように調子を落としたりせず、頑張っていた こともありましたし）、 ブロックも若干強い専大が押し切って フルセット勝ちです。 これで、下位リーグは大混沌の渦に 巻き込まれてしまいました。

　つなぎの堅さに定評はあるけど、 今季は攻撃力がいまひとつ（見慣れてきた のかもしれませんが）の国士舘と、 国士舘をしのぐ攻撃の多彩さと 破壊力はあるけど、サーブレシーブに やや難のある中院。お互い、弱点の 攻めあいになりました。
　国士舘が勝った理由は、ピンチサーバー １年田中幹雄選手が随所で頑張ったのと、 中院のエースの一人、２年稲田選手を サーブレシーブから崩して調子を 落とさせたことにあるでしょう。 稲田選手はこの日は第４セット途中に 顔面でブロックして軽く負傷するなど、 踏んだり蹴ったりでした。 ただ、その時に村本監督がタイムアウトを 二つ連続でとってくれ、更に選手交代まで していました。それだけ期待を かけているということでしょう。 それに応えられるプレーができれば よかったのですが…。 稲田選手の不調な分は、 ４年篠田選手がかなり支えて いたのですが…最後はミスが出て しまいましたね。

　この試合は本当に、 「産能よくやった！」という感じです （個人的に…こんなに産能を応援したのは、 産能が３部に降格した入替戦の試合以来です…苦笑）
　正直言えば、亜大の調子が良くなかった というところもありました （サーブが全然入らなかったですし…）。 が、産能は本当によく頑張りました。 あれだけ高い亜大のブロックをものともせず 打ち込んでいた４年露木選手や上田選手、 そしてうまくかわしていく主将の斎藤選手。 ３選手ともレシーブも、いつも以上に 冴えていました。 ３年清水裕之選手や２年北島選手のクイックも この日はかなり決まってましたし、 高さを生かしたブロックも素晴らしかったです。 原田選手のトス回しもやっぱり巧いですしね。 ピンチサーバーの３年小林選手も、 サーブもいいんですが、この日はレシーブも 良かったですしね（第３セットは それで取ったようなものです）。 最後は亜大が調子を戻してきたこともあって 負けてしまいましたが、本当によくやりましたよ！