2002.9.29・関東大学秋季2部リーグ
6日目

 この日は、運命を左右する 試合が二つ。 青学と城西は、それぞれ相手に勝たなくてはならない。 そして…専大はどちらかが勝ってくれて、 なおかつ自分達が勝たなければならない。 そんな試合…だったのですが。
 産能大対城西大のレポートはできません。 結果としては…産能大が勝ち、 産能大は上位、城西大は下位が決定しました。 …でも、フルセットまでやったことは 褒めていいと思います。

第1試合・亜細亜大vs明治大第2試合・中央学院大vs青山学院大
第4試合・国士舘大vs専修大

第1試合:亜細亜大 vs 明治大

スタメン 亜大:セッター=吉川 センター=池田&金丸
     レフト=甲斐&町野 ライト=浅香 リベロ=中川
     明大:セッター=松本 センター=河野(真人)&石井
     レフト=岡村&森岡 ライト=高橋(直也) リベロ=吉岡

第1セット
交代:亜大・池田→堀口(ピンチサーバー)  金丸→高崎(ピンチサーバー)
   明大・石井→伊藤(ピンチサーバー)
<25−19>

第2セット
スタメン 亜大:セッター=吉川 センター=池田&金丸
     レフト=甲斐&町野 ライト=浅香 リベロ=中川
     明大:セッター=松本 センター=河野(真人)&石井
     レフト=岡村&森岡 ライト=高橋(直也) リベロ=吉岡
交代:亜大・池田→茂田(ピンチサーバー)  金丸→高崎(ピンチサーバー)
   明大・松本→佐野&高橋(直也)→高橋(昌史)(2枚替え)
<25−19>

第3セット
スタメン 亜大:セッター=吉川 センター=池田&金丸
     レフト=甲斐&町野 ライト=浅香 リベロ=中川
     明大:セッター=松本 センター=河野(真人)&石井
     レフト=岡村&佐野 ライト=高橋(直也) リベロ=吉岡
交代:亜大・金丸→高崎(ピンチサーバー)  池田→茂田(ピンチサーバー)
   明大・石井→尾形(ピンチサーバー)  松本→森岡&高橋(直也)→高橋(昌史)(2枚替え)
<26−24>

 明大…最初は本当に良かったんですが…。 10点前後で逆転されてから 離されてしまうパターンが多かったですね。 しかもこの敗退は…後に響いてしまうのです。
 実はこの試合は、前週まででスパイク決定率1位の 亜大3年浅香選手対、2位の明大3年 河野真人選手だったのですが…。 亜大は、河野真人選手を完全にマークしてました。 この日はそのせいか、いまひとつ決まって いませんでした。逆に、浅香選手は 本当に止まりませんでした。 明大のサーブレシーブがやや乱れたことも あったのですが…。 第3セットは亜大が油断したトコもあったのか、 接戦になりましたが、最後はあっさり 持っていかれてしまいました。


第2試合:中央学院大 vs 青山学院大

スタメン 中院:セッター=赤荻 センター=武居&高橋
     レフト=篠田&稲田 ライト=柳沢 リベロ=矢島
     青学:セッター=久保 センター=細井&柴田
     レフト=青木&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川

第1セット
交代:なし
<25−13>

第2セット
スタメン 中院:セッター=赤荻 センター=武居&高橋
     レフト=篠田&稲田 ライト=柳沢 リベロ=矢島
     青学:セッター=久保 センター=細井&柴田
     レフト=青木&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:中院・高橋→木村(ピンチサーバー&レシーバー)  武居→手塚(ピンチサーバー)  赤荻→黒岩(ワンポイントブロッカー)
   青学・五十嵐→濱野(ピンチサーバー)
<25−23>

第3セット
スタメン 中院:セッター=赤荻 センター=武居&高橋
     レフト=篠田&稲田 ライト=柳沢 リベロ=矢島
     青学:セッター=久保 センター=細井&柴田
     レフト=青木&五十嵐 ライト=伊藤 リベロ=村川
交代:中院・高橋→木村(ピンチサーバー&レシーバー)  武居→手塚&赤荻→黒岩 (ピンチサーバーとワンポイントブロッカーの変則2枚替え)
   青学・細井→濱野(ピンチサーバー)  柴田→倉石&久保→平林 (ピンチサーバーとワンポイントブロッカーの変則2枚替え)
<25−22>

 この試合は…もう何も言うことがないというか。
 中院は普段と変わらないバレーをしていました。 青学は一番の懸念材料が出てしまいました。 3年久保選手の不調。トスが合わなかったんです。 本当はここで、アタッカーが頑張らなきゃ いけないんだと思いますよ。 追加得点をあげられそうなところで、 決めきれませんでしたしね。 中院はこれで上位が決定、 青学はこれで下位が決定。 更に、この後に産能が上位を決定し (城西も下位が決定して)、 勿論中院・産能と勝ち星がこの時点で 並んでいる国士舘も上位が決定し… 上位の椅子がなくなりました。 明大と専大が、下位決定しました。


第4試合:国士舘大 vs 専修大

スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&増山
     レフト=服部&金子 ライト=関屋 リベロ=大泉
     専大:セッター=岡部 センター=亀川&松永
     レフト=椎山&舛長 ライト=等々力 リベロ=甲斐

第1セット
交代:国士舘・小口→押切(ピンチサーバー)  増山→田中(幹雄)(ピンチサーバー)
   専大・亀川→石嶺(ピンチサーバー)
<23−25>

第2セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&増山
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=大泉
     専大:セッター=岡部 センター=亀川&松永
     レフト=椎山&舛長 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:国士舘・関屋→岡部&宮城→服部(2枚替え)  増山→田中(幹雄)(ピンチサーバー)
   専大・岡部→中原(ピンチサーバー)
<18−25>

第3セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&増山
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=大泉
     専大:セッター=岡部 センター=亀川&松永
     レフト=椎山&舛長 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:国士舘・増山→押切(ピンチサーバー)  関屋→服部
   専大・亀川→石嶺(ピンチサーバー)  岡部→中原(ピンチサーバー)
<25−20>

第4セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&増山
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=大泉
     専大:セッター=岡部 センター=亀川&松永
     レフト=椎山&舛長 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:専大・舛長→堀川  岡部→中原(ピンチサーバー)
<25−19>

第5セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=小口&増山
     レフト=金子&利根川 ライト=関屋 リベロ=大泉
     専大:セッター=岡部 センター=亀川&松永
     レフト=椎山&舛長 ライト=等々力 リベロ=甲斐
交代:国士舘・小口→服部(ピンチサーバー)  関屋→押切(ピンチサーバー)
   専大・亀川→石嶺(ピンチサーバー)
<16−14>

 最後を除けば…本当に、いい試合でしたよ。
 国士舘は、4年菊地選手が前日の試合途中に怪我を なさったようで、この日はベンチに入れず。 更に2年利根川選手をスタメンから外し、前日の試合で 大活躍した(あのサーブの威力は本当に凄かったですし、 スパイクもかなりのものでした。これはレポしたかった ですねー!)4年服部選手がスタメン。 一方、スタメンが今ひとつ決まらなかった専大は、 前週までブロック2位だった1年溝口選手を スタメンから外し、代わりにレフトでスタメンだった 1年松永選手をセンターに戻し、レフトの抜けた穴には 久々に4年舛長選手をスタメンで入れ、 セッターも4年岡部選手を久々にスタメンにしました。
 専大の動きは、もう下位リーグで望みがないような チームの戦いぶりではありませんでした。 最初からとばすとばす。特に、舛長選手は 本当に止まらない感じでした。 昔、散々やられた記憶があるので(苦笑)、 この活躍振りはちょっと嬉しかったですね。 松永選手や3年亀川選手が国士舘のスパイカー陣を止めたりして、 前半のセットは専大が持っていきます。
 一方、前半のセットは、サーブがなかなか 入らず苦しんでいた国士舘。 第2セット以降、利根川選手をスタメンに 戻してきたのですが…その利根川選手が 途中出場の悔しさを晴らすような活躍振り。 3年宮城選手も、それが解っているのか、 随分利根川選手にトスをあげていました。 また、このニ選手がレシーブもサーブも 頑張ってまして、チームを引っ張っていきます。 専大は、舛長選手が捕まり始めたのと、 交代ミスもあったりして(それで ムードを壊してしまったので、これは ちょっとベンチ側のミスですね。勿体無かった…)、 後半は国士舘が取り返します。
 第5セットは…国士舘は利根川選手、 専大は4年椎山選手の打ち合いになりました。 最初のスタートで専大がリードして、 そのまま終盤まで来たのですが… やはり国士舘は巧い、と思ったのが、 専大が前衛にセッター岡部選手がいる時に、 レフトの舛長選手にブロックを集中させていたのです。 岡部選手は割と一人の選手が決まらないと 何度もトスをあげてしまうタイプのセッターですし、 実はセンターも松永選手だったのですが、 クイックがこの日はいまひとつだったことも ブロック集中の策を講じた理由なのだと 思います。ここまでは、さすが国士舘と いうところでした…。
 が。問題は国士舘が同点(12−12)まで 追いついた時のあとのプレー。 舛長選手のスパイクが、ブロックアウトと判定されたのですが… 国士舘側が猛講義。ブロックしたボールが 舛長選手に当たったのではないかという指摘です。 結局判定は覆らなかったのですが… これで、国士舘の部員応援団が一気にヒートアップしました。 結局、ジュースになってから逆転して、国士舘が 取って、勝利。
 判定に関してはなんとも言えません。 私は一番近くで見ていたわけではありませんから。 もし当たっていたとしても、舛長選手が それを申し出さないことも、正しいです (判定は審判が最後まで下すものであって、 当事者が覆すものではありません)。 ただ、個人的に悲しいのは… まるで、専大が悪役になったような ムードにされてしまったこと。 国士舘の部員の方が多いですし、 応援の元気さもあるから、 致し方ないとはいえ…。 あれだけいい試合をしていたのに。 下位が決まってしまっていても、 全くそれを意に介していないように、 あれだけ上位チームに食らいつくほど 頑張っていたのに(それを考えると、 自力で上位への道を切り拓くことが できたはずの青学の結果が、 情けなくも、不甲斐なくもなるのですが)。
 個人的に、ですが。 恐らく、今季は私、国士舘応援できないでしょうね。 凄いことは知っていても、宮城選手が 実はかなりのお気に入りでも(苦笑)、 服部選手が、スタメンから下げられた後でも 全く腐らずに、ピンチサーバーで いい結果を残したことも知っていても。 いいチームなので、他の方が応援して あげることは大歓迎ですけど。 それでも私は…。 それぐらい、悔しいです。