2002.6.30・東日本インカレ・最終日

　正直…早大には幸運の女神が ついていたような感じでした。 勿論、実力もないわけではないですけど… でも、この試合は早大に変に運が向いていた気がします。
　そう言う理由は、色々あるんですが。 この日、筑波は２年北島選手の調子があまり よくなく、止まらなかったのは３年柴田選手の方でした。 その柴田選手が…まさかまさか、第４セットのジュース中に 怪我をしてしまって退場とは…。
　その後も筑波は一歩も譲らなかったんです。 で、筑波がリードしていて（確か北島選手が サービスエースを決めた後だったと 思います）、そして… この日こちらも調子のよくなかった早大４年藤井選手が、 筑波主将山村選手にブロックされてしまったんです！ …本来ここで、１−３で試合が終わるはずだったんですが、 ボールが落ちる前に、山村選手のタッチネットという判定（！）。 まさに九死に一生の場面でした。
　その後勝てたのは、筑波のサーブミスが若干出ていたのと、 早大が攻撃と守備がうまく噛みあったからではないかと思います。
　筑波の方は、上記の通り、柴田選手と 途中出場の４年川合選手が、かなり頑張っていました。 柴田選手は今大会、スパイク賞を受賞しています。
　早大は、安定した主将の中谷選手のレシーブと、 攻撃としては、１年前田選手のスパイクが 非常に良かったです。

　最初の方は、本当にいい試合でした。 が…第４セット以降は、崩れない東海に 早大がばててしまった感があります。
　それにしても…東海は本当に 大崩れしないですね。 副主将の佐藤選手やリベロの３年酒井選手が 中心になっているレシーブが、まず 崩れませんしね。この日ニ選手には、 早大は本当に何度も拾われてしまいました。 個人的には酒井選手にリベロ賞を取られて 悔しいのですけど、でも本当に巧いので 文句が出ませんしね。
　で、セッターがこの大会は１年山内選手 だったのですが…山内選手、かなり巧いです。 セッター賞受賞だったのですけど… 早大はブロックを絞れませんでした （ノーマークで３年飯塚選手を打たせてしまった シーンが多々ありましたしね…汗）。 ３年阿部選手と遜色のないトス回しだと思いましたよ。
　そして…第５セットという大事なところで、 ものすごくいいジャンプサーブを打ち込んだり、 凄いスパイクを打ってきた飯塚選手、 ＭＶＰ、文句なしです。個人的には 飯塚選手好きなので、嬉しいんですが… 相手が早大じゃなきゃもっと大喜びでしょう（苦笑）。
　で、早大ですが…この試合、ちょっと個人攻撃 してしまうんですけど（汗）。早慶戦の時から 感じていたことなのですが、４年藤井選手の 調子が本当に上がりませんでした。 第４セット以降は全員疲れてましたけど、 第１セットから藤井選手がちゃんと決めておけば ストレート勝ちできてもおかしくなかったんです。 これは対筑波戦でも言えることなんですが、 ちゃんと勝負所で決めていてくれれば、 もっと早大は楽ができたはずです。 主将の中谷選手を始めとしたレシーブが かなり良くて、サイドの１年前田選手や ２年石倉選手もかなりよく決めていて くれたので…逆に藤井選手の不調が 目立ってしまった形になってました。 正直、敢闘賞とレシーブ賞は、中谷選手に あげたかったですね。実のない 賞なんてもらっても嬉しくないですから。 …どうしても、管理人が個人的に 早大で一番好きな選手が藤井選手なので、 厳しいコメントになってしまいます。 秋季リーグまでに復調できていて 欲しいです。