2002.6.23・第66回早慶戦

 今回もやってきました早慶戦。 今年は慶大日吉記念館。…管理人は実は 早大記念講堂より日吉の方が近いので、 ちょっとラッキー(苦笑)。
 今年はOB戦はないものの、 高校生は混合チーム(特に早稲田は 4校混合!)だったので、 妙に人数が多かったです。 ただ、誰が選抜されているのか わからなかったので、それが ちょっと困りましたが(汗)。 早稲田選抜2番の選手が結構有望そうだったんですけどねー。 サウスポーで長身で (プレーの好みは早稲田選抜3番と7番でしたが…笑)。
 で、高校生はこんな状況で、 女子部は、女子バレーが解説できる程詳しくないので(汗) 今回はレポート対象外です(女子の試合は 大きな早大が圧倒的にストレート勝利 してましたし…)。昨年と違って、 一応男子部は慶大もチェックしてみましたが。

男子部の試合結果&レポート

男子部の試合結果&レポート

スタメン 早大:セッター=藤森(淳平) センター=小林&加賀
     レフト=藤井&西川 ライト=前田 リベロ=中谷
     慶大:セッター=下北 センター=堀尾&山村
     レフト=白井&大和田 ライト=古橋 リベロ=大炊御門

第1セット
交代:早大・小林→猪俣(ピンチサーバー)  加賀→勝田(ピンチサーバー)  藤井→小槻
   慶大・山村→玉川(ピンチサーバー)  堀尾→渡邊(ピンチサーバー)
<25−19>

第2セット
スタメン 早大:セッター=藤森(淳平) センター=小林&加賀
     レフト=藤井&倉石 ライト=前田 リベロ=藤森(亮介)
     慶大:セッター=下北 センター=堀尾&山村
     レフト=白井&大和田 ライト=古橋 リベロ=大炊御門
交代:早大・加賀→中西(ピンチサーバー)  小林→飯沼(ピンチサーバー)  藤森(淳平)→吉田  吉田→藤森(淳平)
   慶大・堀尾→渡邊(ピンチサーバー)  山村→飯野(ピンチサーバー)  白井→雨森(ピンチサーバー&レシーバー)
<26−24>

第3セット
スタメン 早大:セッター=田中 センター=小林&豊田
     レフト=西川&加賀 ライト=前田 リベロ=舘
     慶大:セッター=下北 センター=堀尾&山村
     レフト=白井&大和田 ライト=古橋 リベロ=大炊御門
交代:早大・西川→藤井  加賀→望月(ピンチサーバー&レシーバー)
   慶大・白井→玉川(ピンチサーバー&レシーバー)
<17−25>

第4セット
スタメン 早大:セッター=藤森(淳平) センター=小林&加賀
     レフト=藤井&舘 ライト=前田 リベロ=中谷
     慶大:セッター=下北 センター=堀尾&山村
     レフト=白井&大和田 ライト=古橋 リベロ=大炊御門
交代:早大・加賀→倉石(ピンチサーバー)  小林→高橋(ピンチサーバー)
   慶大・白井→飯野(ピンチサーバー&レシーバー)  山村→高橋(ピンチサーバー)  堀尾→五十嵐(ピンチサーバー)
<25−21>

 早大の話の前に、慶大に軽く触れて おきます。 慶大はつい先日の春季リーグで、三部に昇格。 そのためか妙に勢いがありました。 メンバーが下級生ばかりという理由も、 活気に繋がっているのかもしれません。 個人的に、昨年から2年大和田選手のことは 買ってます(笑)。いいパワースパイカーなんですよねえ。 1年堀尾選手のクイックもいいですしね。 最後の最後まで切れることもなかったし、 いい感じで試合をしてました。
 さて…問題は早大でしょうね。 普段出ていない選手が出てきて ちょっとミスしちゃった、ぐらいなら 笑って済ましますが(実際、学連でもある 3年吉田選手がトスミスしちゃって ジュースになった第2セットは 本当に仕方ないと思いますよ。 しかもここで、クイック使おうとした 選択は正しかったですから)。 普段スタメンの選手や、スタメンに近い選手が ミスをするのは…。
 実は、2年石倉選手が軽く怪我を抱えてしまっていた ようで、この日は練習してませんでした。 加えてこの日は3年舘選手が最初 色違いのユニフォーム(=リベロ)だったんです。 舘選手の場合はそういう方針だっただけだったようで (第4セットは着替えてレフトで出場です苦笑)、 怪我じゃなくて本当に安堵しましたが、 それまで、東カレ前なのに深刻なサイド不足に 本当に真っ青な心境で、更に4年藤井選手の 調子がいまひとつ(特に前半…)、そして3年西川選手は ともかく、2年倉石選手も1年前田選手も レシーブが元々いいわけではない選手で、 更に元々センターの2年加賀選手を レフトに入れても…。 しかも、セッターとして大きな大会では 初めて、2年田中選手が出場しているわけです。 最初なんですから、少しは守りで援護して あげなきゃいけない時に、完全に サーブレシーブで崩してましたからね (その時はリベロも、本職ではない舘選手でしたし…)。 実は、4年鈴木選手も出る様子がありませんでした。 早かれ遅かれ、これから控えセッターは 田中選手になっていくでしょう そこで今回みたいなことがあると、 田中選手がますます調子を下げてしまうような 気がします。 これは本当にこれからの不安材料なんです。 ただ、3年小林選手とトスがばっちり 合っていて、いいクイックをたくさん 見られたのは好材料でしたが。
 …いいことも喋りましょう。 とりあえず、普段出ない選手の中で 良かったのは、今回名前がやっと判明した 1年生一般入部組のうちの一人、飯沼選手。 実は第2セットは慶大先行だったのですが、 終盤で飯沼選手のサーブが慶大を崩してくれて、 逆転できたのです。功労賞ですね。
 スタメンで頑張っていたのは、3年小林選手と 主将の中谷選手でしょう。小林選手は 本当にクイックがばりばり決まってました。 第4セットの最後の得点も小林選手だったかな? しかもレシーブも…ものすごく良かったです。 センタープレーヤーとしては上出来。 トスも綺麗ですし。で、中谷選手は… もう本当にレシーブいいんですから。 秋季リーグは是非リベロ賞を取りたいものです。 凄いライバルもいますけど。 …いや、MVPでもいいですよ!(笑) 前田選手や倉石選手も、攻撃では かなり頑張っていましたし、舘選手は レフトではかなりの頑張りを見せていました。 たぶんレフトでのレシーブの方が 得意なんじゃないでしょうか。
 とにかく、早大にとっては、課題の多い大会でした。 こんな状況だったので、 東日本インカレ準優勝が 本当に不思議なくらいだったんですが…(苦笑)。 逆にこれが良かったのでしょうか?