2002.5.4・関東大学春季２部リーグ
６日目

　この試合の勝負の分かれ目は、まぎれもなく 第１セット最後だったでしょう。 第２セット以降はまさに、その展開が そのまま出てしまいました。
　国士舘。最初、４年菊地選手が調子が 良くなくて、どうなるかと思ったのですが…。 第１セットの最後、きっちりスパイクを 決めてからは…もう手がつけられなくなりました。 国士舘は誰が打っても決まってました。 レフトとセンター入れ替わって打っても、 セッターの３年宮城選手が打っても（苦笑、 元々結構いいスパイクの持ち主ですが）、 決まっちゃうんですから。 相手のスパイクも殆ど拾っちゃうし。 更に、リベロ主将大泉選手が 綺麗な２段トスあげたりしますしね （大泉選手は元々セッターなので当然と言えば 当然なのでしょうが、本当に綺麗で 感心してしまいました）。 …この日だけは、どこのチームも「国士舘に 当たらなくて良かった…」と思ったのでは？
　明大。第１セットは、決して調子が 悪い感じは受けませんでした。 主将の岡村選手も当たってましたし。 が…第１セット最後に、岡村選手が 連続でスパイクを外してしまったのが 痛かったですね。そのまま、 第２セット以降もずるずるいって しまいました。明大はこれで、 上位リーグが厳しくなっていきます。

　…誰も予想し得なかった展開、と 思わず言ってしまうのですけど。
　青学。この日は妙にムードが 良かったです。点数を相手に取られても めげない、という感じで。 また、全員が全員、きっちり自分の 仕事をしていたという感じでしょうか。 ４年青木選手＆３年五十嵐選手が打って、 ３年伊藤選手が打たない分レシーブを頑張り、 リベロの１年村川選手もかなり強打レシーブを 拾っていて、主将細井選手＆３年柴田選手のクイック＆ ブロック＆ブロックワンタッチが綺麗に出来ていて。 １年店網選手も、トスもさることながら レシーブもサーブも良かったですしね。 実はこれで、上位リーグもかいま見える ようになっています。
　専大。一番良くなかったのはサーブでしょう。 本当に入りませんでした。 で、スパイクもかなり青学に 拾われていましたし。 特に３年長島選手のクイックは、かなり 拾われてしまったような（その分 ブロックは良かったですけどね）。 まあ、ジュース２回もやっているので、 あとはちょっとムードに押されて しまったのかも。 専大も上位リーグが厳しくなってきました。