2002.4.27・関東大学春季１部＆２部リーグ
５＆４日目

　大東大…この試合もフルセットなのに、勝てず…。
　国士舘。あのレシーブのいい国士舘が、 大東大のサーブに崩されまくりました。 リベロで主将の大泉選手が特に崩されて しまっていました。４年菊地選手も、 この日はスパイクアウトが多かったですし、 センター陣のクイックもいまひとつ。 が、今大会好調を維持している２年利根川選手が 好調のスパイクで対抗していて、更に スパイクレシーブに関しては敵なしのチームですから、 つないで拾って、頑張っていました。 最終的には、菊地選手や３年金子選手が ちゃんと打ち切っていましたしね。
　大東大。国士舘のサーブレシーブを崩したのは、 前週まででサーブ効果率１位の３年梅川選手と、 ３年及川選手でした。どちらも変化球の サーブなんですね。４年小林選手のジャンプサーブも 入ると強烈でしたし。そしてレシーブが 出まくって（基本的にレシーブも梅川選手が 中心です）４年岡崎選手が 止まらないうちは、やはり大東大も 強いです。…何が足りないんでしょうね。 最後の最後に、必ず持っていかれて しまいます。

　第１セットを見た時は、本当にどうしようかと 思った試合です。…双方ともサーブミスが ひどかったんです（汗）。そして…先に 立ち直ったのは、青学の方でした。
　青学。第１セットはサーブミスの上に コンビミスも多かったです。そのため、 第２セットから１年店網選手を入れてきました。 これが大当たり！コンビもしっかりしていましたし、 店網選手はジャンプフローターサーブもかなりよくて、 サーブでも点数を稼いでくれます。 攻撃も、４年青木選手の調子が最後まで落ちず、 ３年伊藤選手もそこそこ好調、そして ３年五十嵐選手が終盤で打数が増えてました。 まだ入ったばかりのセッターのはずなのに、 センターともかなり合っていて、クイックも わりと多かったですしね。 レシーブもかなり上がってましたし、 勢いに乗ったら強いチームなのでしょうか。 その典型的なのが終盤。 この日は３年柴田選手のブロックが良かったのですが、 第４セット、城西が追い上げてきて青学がピンチの時に、 主将の細井選手が３連続ブロック（！）で城西の息の根を 止めてしまいました。…リーグだけ見たら、青学、 実は１５試合ぶりの勝利でございました（苦笑）。 昨年の春季の第４週以降、勝ってなかったのね…。
　城西。結局は、立ち直りが青学より 遅かったことや、主将の斎藤選手の調子が 上がらず、ライトもころころ変わり、 センターのクイック攻撃も決まらず、 ２年市川選手にトスが集まってしまったことが 敗因になりました。市川選手、スパイクもフェイントも かなり良かったんですけどね…。 どうも、日によってプレーのばらつきが 目立ってしまいます。

　開幕戦は心配だったのに、その後２勝と 勢いづいてる早大と、この試合まで １セットもとっていなかった順大との 対決は…順大も、踏ん張った形には なりましたか。
　早大。管理人、この日は「舘選手すごい！」と 何度も言ってました（笑）。３年舘選手… 開幕戦とは別人のように、いい動きを していました。時間差にもばんばん入ってくるし、 レシーブもきっちり拾ってるし（サーブレシーブも 安定感が増しましたが、スパイクレシーブも 凄かったです）。元々センターなので、 ブロックはいいですしね。この日は２年加賀選手の ブロックも良くて、舘選手と加賀選手が 並ぶと、相手には脅威と感じたことでしょう。 まあ…第３セットは…。競り合ってるところで ２枚替えしたんですけどね。ちょっと裏目に 出てしまったかも。２年石倉選手の完全復帰、 待ってます。
　順大。この日はまず、主将の大川選手が ベンチから外れているのに愕然として しまったのですが（汗）。その代わり、２年 赤穂選手が入って、最初のセットは そこそこ良かったです。後にマークされて きつくなってしまい、１年小川選手と 交代してしまったのですが。センターも 固まらないようで、スタメンを細かく 変えています。けれど、この日一番思ったのは、 つなぎがとにかく良くないです。昨年までは つなぎ良かったのに…。センターも、いくらなんでも 拾えなさすぎかなあと。副主将の加藤選手が 一人で拾って打ってましたしね。 第３セットは加藤選手の奮起で取った 感じもしましたし。 でも、この日は２年五十嵐選手の打数が結構 多かったですね。もう少しパワーが増すといいかもですが、 キレはあって、なかなか有効な攻撃に見えましたよ。

　前週に明大を破って勢いづいたような１勝２敗の専大、 前週に武大に負けたとはいえ、まだ２勝１敗の日大。 どちらも…セッターが代わってます（！）。 そして成績的に意外？な結果に…。
　専大。昨年まで正セッターの４年岡部選手が 復帰していました。やはり、トスの安定感は ありますねー。あと、岡部選手って結構 声を出す選手なのですが、そのためか 専大がやたらと盛り上がっていました （元々、おとなしいチームではなかったのですけどね）。 ４年椎山選手・２年堀川選手の好調ぶりも 維持されていて、センターも両名とも１年生の 割には、ちゃんと機能していました。 ただ、専大はチームの勝利と同じくらい 育成に力を入れているのか、第３セットは スタメンを変えてきました。 そしてその第３セットは結構危なかったのですが、 どうにか逆転してもぎ取ったという感じです。
　日大。セッターと、リベロが代わっていました。 が…セッターが１年ということもあるのでしょうか… どうも、この日の日大のスパイクの威力を 感じなかったのですが…。実は３年東選手の 印象がこの日、薄いです（汗）。 結構競り合ってはいるのですが、 いまひとつ盛り上がりにかけるというか…。 どうしちゃったのでしょうか…。