2002.3.23　第３３回春の高校バレー
４日目

　昨年末の私学大会で見てから、春高での再会を願っていた開智、 見事に出会うことができました！ なので、本来の高校本命のはずのチームを捨てて、 完全に開智ファンでしたね、私（苦笑）。
　まあ…深谷も見たのでそちらの方も。 第２セットは完全にキレてしまったみたいです。 ２年志賀崇選手のスパイクも、なかなか決まらず…。 が、第３セットで救ったのは、主将金子選手でした。 開き直って打ったスパイクに、開智は結局押し負けた 形になってしまいました。
　さて、開智です。メンバーは私学大会と 変わりません。全員２年生です。 第１セットの立ち上がりや 第３セットは…ちょっとミスも多かったのですが。 第２セットは、かなりいいプレーが一杯出ていました。 組織的なブロックでどうにかついていって、 ブロックできないまでもコースを絞らせ、 全員で拾って繋いで粘り、深谷の精神力を削っていってました。 スパイクも、奥村選手や櫻本選手が フェイントを多用したりして、 深谷の弱点であるレシーブを突いていきました。 それにしても、奥村選手は、私学大会の時から 比べて、更に成長が伺えます。ますます 巧くなって、スパイクのキレも増大してました。 移動してからのスパイクもカッコ良かったです。 個人的に、めちゃくちゃ好みのプレーヤーです（笑）。 ちょっと、渡邊選手のスパイクが決まりにくくて、 目立たなかったのが残念でしたが…。 いい試合でした。 負けたのが、本当に悔しいです（おいおい苦笑）。

　主にＣコートを見ていたので、 Ｂコートの川崎市立橘（神奈川）vs下田南（静岡）、 洛陽工業（京都）vs山形中央の試合は 見ていません。ちなみにどちらも 前者が勝っています。
　東北（宮城）vs市立尼崎（兵庫）。 ストレートで東北が勝っています。 実は今回…ちょっとアンチ東北なのですが（汗）。 東北の強さに押されて、市立尼崎の方に ミスが出てしまったかな、という感じです。 印象に残ったのは…東北のあの二選手は別として（苦笑）、 市立尼崎の２年後藤選手。１７８ｃｍなんですけど、 かなりよく打っていました。
　福岡大大濠（福岡）vs上宮太子（大阪）。 フルセットで福岡大大濠の勝利です。 どちらも大型チーム対決で、 大砲の打ち合いみたいな試合でした。 最後の方は、サーブで大濠に軍配が上がりましたかね。 印象に残ったのは、上宮太子の２年神田選手。 １９７ｃｍの長身の選手なんですが… 高校生とは思えない、立派な体格をしていました。 長身選手では珍しいなーと。結構パワーのある スパイカーなので、化けると面白いかな、と。
　岡谷工業（長野）vs鎮西（熊本）。 ストレートで岡谷工業の勝利。 点差はあんまりないんですけど（鎮西が 第１セット１７点、第２セット１８点なので）、 私には終始岡谷工業ペースに見えました。 組織的なブロックとレシーブも良かったですし、 主将の越川選手のスパイクも安定してましたし。 印象に残っているのは、鎮西の１年生國村選手と １年生高尾選手。二人とも１８０ｃｍ前半の身長なんですが、 エースとして、かなり小気味よく、移動してから スパイクを打っていました。 鎮西ＯＢで現順大の赤穂選手を、なんとなく思い起こしましたね。
　金沢商業（石川）vs足工大附（栃木）。 フルセットで金沢商業の勝利。 どちらも、上背はないけどレシーブで粘る、 似たタイプのチームでした。 が、攻撃力では金沢商業の方が上でしたね。 足工大附のサーブレシーブが乱れ気味だったのも 敗因だった気がします。
　雄物川（秋田）vs坂出工業（香川）。 ストレートで雄物川の勝利。 雄物川は終始、落ち着いてしっかりとした バレーをしていました。決して大きい、という 感じでもないのですが、とにかくしっかりしていました。 印象に残っているのは、雄物川２年の山田選手。 セッターなんですが、とにかくトスが速い！ で、山田選手のトスに合わせる２年佐藤貴博選手も、 入ってくるスピードもスイングも速い！ エースなんですけど、センター攻撃並みに 速かったですねー。