2002.1.20　第22回地域リーグ東部・東京大会
２日目

　この日１番の強豪対決。 どこまで競うかな、と思ったのですが…うーん。 トヨペの調子の悪さと、ヴェルディの調子のよさが 対照的だった試合です（汗）。第２セットは ちゃんと競ったんですけど。
　ヴェルディ。更に人数増えてます（苦笑）。 しかも、若い。スタメン７人中５人（岩下選手・高橋洋史選手・ 太田選手・吉田選手・友野選手）が１９７８年生まれ…。 石田選手もその１歳上。主将の山中選手は…（苦笑） ともあれ、本当に若いです。試合内容ですが、どの選手も それぞれの持ち味は出てましたねー。 岩下選手は巧さ、石田選手はパワー、 吉田選手はその中間ややパワーよりという 三者三様のサイドスパイカー陣。 高さのあるクイックを持つ、公式戦では 初参戦の太田選手（国際武道大ＯＢ、一時期 NTT宮城に所属していた太田新吾選手のことです）、 低身長ながら、高速クイックといいところでのブロックを 持つ友野選手というセンター陣。 ５人を操るセッター高橋洋史選手は 非常に楽でしょうし、また所有している巧さも 随所に見せてくれます（ヴェルディは若干 レシーブに荒さのあるチームですが、 高橋洋史選手のトスに助けられることも かなりあります）。山中選手はスパイクレシーブに 強いリベロですし、川野選手と坂本選手（元松下電器・ オランダでもプレーしていた坂本将康選手です）も いいサーブで、第２セットの競り合いの時に、 川野選手が逆転のサーブを打ち、坂本選手が とどめのサーブを打ったという感じでした。
　トヨペ。前日からの不調を引きずったまま…。 とにかくミスが多かったです。 唯一好調な田中淳一選手が打っているのを、 ヴェルディがちゃんと研究しているようで、 かなり押さえ込んでいましたし。 ただ、田中淳一選手はサーブでかなり貢献していました。 第２セットは落ち着いた感じだったんですが、 第３セットは完全に体力が落ちていたような…。

　…何と言いましょうか。 非常に双方とも、リラックスした試合と 申しましょうか（苦笑）。 妙に楽しそうでしたね。 大体…まさか、監督（兼任選手）対決なんて やると思ってなかったでしょうし（笑）。
　富士通。第１セットのキレはいまひとつ、という 感じでした。変に気が抜けてたのかも しれません。第２セット以降はスタメンを 代えてきましたが、遜色はないです。 重永選手がかなりの好調でしたし。 桜井選手のサーブが、相変わらず 決まっていました。
　君津。第１セットは、君津の方が のびのびやっていたかもしれません。 真木選手のサーブで崩して、 田中選手や大久保選手が打ちまくってました。 最後の方はミスが出てしまいましたが…。 微妙な交代が多いのは、この日 君津は２試合あったので、選手を 交代で休ませたかったようです。

　恐らく、NTT神奈川にとっては番狂わせでしょう。 格下のはずの東京海上に、１セット取られたのですから…。 尤も、この２チーム、地域リーグでは これが初顔合わせなんですけどね。
　NTT神奈川。第１セットは普通だったのですが… 第２セット、どうもミスが多かったですね。 谷澤選手がちょっとイライラしていたような。 実はこの時間帯、冬の西日が体育館に 差し込んでいまして、丁度谷澤選手が トスを上げるところに、日光が 直撃していたので…もしかして 気になったのかもしれません。 第４セットなどは普段のＮ神に 戻っていたと思いますけど。 廣重選手が止まらなくなってましたし、 黒木選手のクイックがびしびし決まってました。
　海上。この日は全員がちゃんと声が 出ていたのですが…一番ハジけて、かつ 一番調子が良かったのは、久保田選手でしょう。 普段も盛り上げ役の選手ですが、 この日はいつも以上にハイテンション（笑）。 そしてサーブが絶好調。この日、 ３連続サービスエースを含めて、 Ｎ神を散々に苦しめていました。 そして、久々に小池選手がレフトでスタメン。 前回は南選手に負けない力のあるエースでしたし、 前回の地域参加チームならそのことは 解っていたでしょうけど、 Ｎ神は前回は参加してません。恐らく マークは薄かったでしょう。 更にこの日は、横井選手がレシーブを 何本も上げていました。 確実に前回よりも頑張っている海上、 初勝利は…遠くないかも？

　粘るチームである三菱。 そして君津は２試合目。 …展開はやっぱり、泥沼化してましたねえ…（苦笑）。
　三菱。この日は田中選手が出ています。 田中選手は元々何でも器用に できる選手ですが、この日も レシーブにクイックに頑張っていました。 三菱らしいと思ったのは、第２セット。 粘りに粘って、相手が２４点目だった 時に追いついてジュース、そしてやはり 粘りに粘って逆転して取ってしまったのです。 ホームだったこともありますし、 家族の方も来ていたようでしたし、 谷口選手を中心にアップゾーンからの大声の 応援もあったので（笑）、 それに後押しされての粘り勝ちです。
　君津。追いすがる三菱を何度も 攻撃力で振り切ろうとしていたんですが… 最後は本当に、気力と体力が尽きてしまったという 感じです。しんどそうでした。 君津は平均年齢は若いのですが、 やはり攻撃型のチームですから、 三菱に粘られて、そのまま引きずられて 同じ土俵でバレーをすると…厳しいです。 田中選手が最後まで気を吐いてはいたのですが。