2002.1.12　第４回V1リーグ東村山大会
１日目

　警視庁と松下電工。毎回毎回競り合う 展開になるこのカード、今回も やっぱり競り合いになりました。
　警視庁。いきなり最初のワンプレーで、 中本選手がスパイクの 着地に失敗して足を痛めてしまったようで、 安井選手と交代というアクシデントが 発生してしまいましたが…（汗）。 出だしはちょっともたついたのですが、 小内選手・米山選手・安井選手のサーブで 相手を崩して得点を爆発的に稼いで リードするというパターンが多かったです。 小内選手はこの日、かなりの好調ぶりで、 サーブはサービスエースを連発、 クイックはスピードとパワーと巧さを兼ね合わせ、 ボールが上がったら攻撃的にダイレクトスパイクを 叩き込み、ブロックもかなり出て、レシーブもばんばん 拾う（小内選手は後衛でも、リベロと交代しません）という 「えげつない」プレーヤーになってました （注：勿論誉め言葉ですよ！）。本当に 小内選手が警視庁にいてくれてよかったと思いますね。 対角の小野田選手のブロックも、結構出ていました。 サイド陣では、安井選手・堀江選手のスパイクが 好調でした。更に両選手とも、この日は普段より いいつなぎのレシーブが出ていた気がします。 そしてもう一つの好材料は、内定選手である 下田選手の出場でしょうか。サーブのいい選手なのは 近畿大時代から知っていましたので、 ピンチサーバーとしての出場で、かなり 期待してしまいました。その期待通りに わりと崩してくれていましたね。 翌日にはスパイカーとしての出場も 果たしたようです。
　松下電工。警視庁のサーブが 強いせいなのか、若干サーブレシーブが 乱れ気味でした。が、サーブレシーブが きっちり返ると、山本選手の絶妙な トス回しからのコンビバレーが冴える のと、スパイクレシーブが結構いい チームなのは相変わらずです。 この日は松田選手・内定選手の佐藤選手の サーブが好調でした。 松田選手はブロックも好調で、いいところで ブロックを出していました。 攻撃面では、山下克彦選手が、クイックと 移動攻撃で暴れ回っていましたが… サイド陣のスパイクがいまひとつ。 第３セット途中から出場した山内選手はかなり 決めていて良かったのですが… その後、第４セット途中に山本選手の足に 違和感があったようで、 競り合っている最中に内定選手の吉田選手と 交代せざるを得なかったのが、最後は 響いてしまいました。

　この試合は…。恐らく、NTT宮城に 東京ガスが勝ったのは初めての ことだと思います。私としては… 心配していたことが的中した、という 感じですが。
　東京ガス。嬉しい…んですけど やっぱり相手が宮城なので、かなり 複雑だった（管理人は正直です…苦笑） 内定選手・福田選手の開幕スタメン。 ただ、最初の方は遠慮があったのか、 それとも緊張していたのか、 スパイクもレシーブもいまひとつ思い切りが なかったんです。…が、後半になれば なるほど慣れてきたようで、 いいレシーブを連発、そして 最後に追いすがっていた宮城に 引導を渡す、福田選手らしい スパイクを決めてくれました。 他の選手ですが、前半は 馬場選手と伊東選手が引っ張って、 後半からは森川選手が調子を上げて、 ブロックを絞らせないコンビバレーを 見せていました。
　宮城。…国分との練習試合から 危惧していたことではあったのですが… サーブレシーブがいまひとつで、 更に…攻撃力がいまひとつ。 栗田選手がリベロに回ってしまったために、 「硬軟取り混ぜた攻撃」がパワー一本に なっている気がします。 遠藤選手の攻撃は、相変わらず 素晴らしいんですが…。 嬉しかったのは、途中出場の 今野選手。 管理人が個人的に大ファンなのですが（笑）、 近年Ｖ１ではなかなか出番が少なくて…。 ところが、この日は特徴的な重いスパイクを、 かなり決定率高く決めていました。 サイドでは一番いい活躍だったと思います。 が、チームとしてはどうなるのかな…と思っていたら、 翌日には、スタメンで今野選手が出場し、 更に栗田選手がスパイカーに戻って、 見事に勝利できたようで、とりあえず安心しましょうか…ね。 …相手は警視庁だったけど（苦笑）。