2001.12.23 第6回全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会
3日目

 さて、3日目はたったの8チーム(男女合わせると16チーム ですが)。結構どこを見るか迷っていたのですが… 結局、意外なところにはまってました(笑)。 というわけで、準決勝までの総評と、決勝レポです。 ちなみに女子も見たのですが、優勝した成徳学園の パワーと高さに、ただただ、唖然でした(苦笑)。

準決勝までの総評
決勝戦・東北高校(宮城) vs 北陸高校(福井)

準決勝までの総評

対戦一覧
準々決勝・福岡大大濠(福岡)vs東洋(東京)
準々決勝・法政大学第二(神奈川)vs大阪商業大学
準々決勝・東北vs清風(大阪)
準々決勝・北陸vs仙台育英(宮城)
準決勝・東北vs福岡大大濠(福岡)
準決勝・北陸vs法政大学第二

 一応、全てのチームの内容を ざっと見たつもりです。
 東洋は…OBのせいもあって(苦笑) ここ数年見てきているチームなんですが… バレー…荒かったですね(苦笑)。 コンビが乱れ気味で。もう少し 上手くなって欲しいなあ、と思いつつ。
 大商大。しっかりしてそうなのに… 変なところでミスが出てました。 急に勢いづいたりもしたので、 フルセットまでは行ったのですが…。 変に波が激しいかもしれませんね。
 清風。「可哀想」と思わず言ってました(苦笑)。 相手が…今大会一番の注目株・東北ですから。 193cmの長身エース・2年才野木選手が 中心のチームでしたが、才野木選手も 東北の組織的ブロックに、結構やられてました。
 仙台育英。このチームには、恐らく 南米出身かな?と思わせる留学生が…。 まだ1年なので、それほど打っては いませんでした。ちなみにこの試合では 北陸をそんなに注目してはいなかったのですが…。
 福岡大大濠。2年白澤選手と、 1年河村選手の長身(共に190)二人を要するチーム。 河村選手はアクエリアスカップ(現JOCカップ)で 見た記憶があります。ここも結構攻撃型の チームだった記憶があります。ただ、 東北が冷静に押さえてしまったのですが…。
 法政ニは…次で北陸の話をした時に 話します(笑)。対大商大の時は… 最後は攻撃力で取った記憶があります。


決勝戦・東北高校 vs 北陸高校

スタメン 東北:セッター=竹井 センター=黒木&佐藤
     レフト=三上&富松 ライト=菅原 リベロ=宍戸&後藤
     北陸:セッター=林 センター=古川&井ノ部
     レフト=田中&玉森 ライト=巴 リベロ=南部

第1セット
交代:東北・黒木→長谷川(ピンチサーバー)
<25−22>

第2セット
スタメン 東北:セッター=竹井 センター=黒木&佐藤
     レフト=三上&富松 ライト=菅原 リベロ=宍戸&後藤
     北陸:セッター=林 センター=古川&井ノ部
     レフト=田中&玉森 ライト=巴 リベロ=南部
交代:なし
<25−18>

 今大会の一番の注目株・東北。 2年三上選手と富松選手は… アクエリアスカップから有名ですし、 今年の春高でも名が轟いていた選手ですから、 実力は折り紙つき。実際、富松選手のスパイクは、 止まる気がしませんでした。 更に、組織的なブロックが ものすごい上手いチームでした。 割と長身な選手が多いとはいえ、 本当にブロックはしっかりしてましたね。 あと、どんな時でも冷静という感じが しましたね。実力に自信があるのかなあ…と。
 さて、この日一番の個人的ツボ(笑)、北陸。 まずはお詫びを。実はリベロの選手は二人いたの ですが、一人の名前が…読めない上に 漢字が出てきません(汗)。12番の選手なんですけど…。 で、留学生の2年巴選手以外、スタメンが全員3年生。 というわけで、この大会でのチームは、 ここで見るのが恐らく最後…(泣)。 で、何がツボかと申しますと… 一回一回、ものすごく喜ぶところ(笑)。 特にリベロの南部選手。コートを一周するし 腕はぐるぐる回すし、と大盛り上がり。 勿論、喜ぶだけじゃなくて…動きもよければ 読みもよく、ものすごくレシーブを上げてくれる、 いいリベロでした。対法政ニでは、 レシーブに喜び方に(笑)大活躍でした。 これで法政ニのミスを誘ったようなものです。 今大会、私はリベロのいい チームにやられているようです(苦笑)。 同じく、よく拾ってくれてトスの組み立て方も 上手いセッターで主将の林選手や、 巧さの田中選手(本当に無理しないスパイクを たくさん使ってました)・高さの巴選手・パワーの 玉森選手というサイド陣も良く、 そして…一番のお気に入りはセンターでした。 古川選手のクイックも速くていいんですが… やはり豪腕クイッカーには弱いのでしょうか(苦笑)。 井ノ部選手。体格も高校生としてはがっちりと している選手なんですが、Bクイック…というよりは ほぼ時間差のようなスパイクが、かなり 威力のある感じでした。林選手もそれが武器だと 解ってるのでしょうか、かなり多用していましたし。 対東北ではなかなか、実力を発揮できないまま 終わってしまいましたが…きっとこのチームを 忘れることはないでしょうね。 今年も押し迫った年末に、いいチームに出会えました。