2001.11.3 第26回関東6人制バレーボール実業団 選抜優勝大会

 久々に社会人に戻りました。 今回は東部地域リーグチーム中心レポになります。 あの、不思議にのんびりとした雰囲気は 変わらないですが…やはりヴェルディが 一番真面目にやってますね(苦笑)。
 構成としては、A・Bグループに 分かれて変則的なリーグ (5チームづつに分かれて、グループで 各チーム2試合行う)を行い、 準決勝(A1位対B2位、B1位対A2位)・ 決勝と続きます。

第1試合Aコート・東京ヴェルディvs三菱電機鎌倉
第1試合Bコート・富士通vs東芝本社
第2試合Aコート・東京三菱銀行vs日本化学産業
第2試合Bコート・東京トヨペットvs全日空
第3試合Aコート・新日鐵君津vs三菱電機鎌倉
第3試合Bコート・東芝本社vs東京海上
第4試合Aコート・東京ヴェルディvs日本化学産業
第4試合Bコート・富士通vs全日空
第5試合Aコート・新日鐵君津vs東京三菱銀行
第5試合Bコート・東京トヨペットvs東京海上
第6試合Aコート(準決勝戦)・東京ヴェルディvs東京トヨペット
第6試合Bコート(準決勝戦)・富士通vs新日鐵君津
第7試合(決勝戦)・富士通vs東京ヴェルディ

第1試合Aコート・東京ヴェルディ vs 三菱電機鎌倉

スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森

第1セット
交代:ヴェルディ・堀江→増山  友野→加賀
<25−8>

第2セット
スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=伊集院&小川
     レフト=岩下&瀧澤 ライト=田中 リベロ=檜森
交代:ヴェルディ・瀧澤→増山  田中→田島
<25−16>

 この日のヴェルディは…微妙に 人がいたりいなかったり(苦笑)。 まあ、人数が多いので(他のチームには 羨ましいことでしょう笑)あまり 気にならなかったんですけどね。 東京トヨペットから移籍して、 堀江選手も入りましたし…。
 この試合は…やはり、多少は 軽い感じで試合していた気がします。 …高橋選手を除いて(苦笑)。 その高橋選手、サーブがかなり 冴えていた気がします。ヴェルディは サーブが入ると本当に強いですから。 あと、私が今まで認識してなかった(汗) 瀧澤選手のスパイクが、かなり力強くて 驚きました。層が厚いですね…。


第1試合Bコート・富士通 vs 東芝本社

スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野

第1セット
交代:なし
<25−10>

第2セット
スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野
交代:なし
<25−14>

 久々の富士通。相変わらずのことながら… 人が少ない(汗)。 今回、9人でやってましたね。 個人的には宿利選手が不在で残念でしたが…。
 この試合は、由木選手が嬉しそうに 打っていた記憶があります(笑、元リベロ ですからねえ…)。で、相手のミスもあって わりとあっさりと、セットを取ってしまいました。


第2試合Aコート・東京三菱銀行 vs 日本化学産業

スタメン 三菱:セッター=植松 センター=田中&末次
     レフト=岡嵜&藤原 ライト=谷崎 リベロ=高橋

第1セット
交代:なし
<25−16>

第2セット
スタメン 三菱:セッター=植松 センター=田中&末次
     レフト=岡嵜&藤原 ライト=谷崎 リベロ=高橋
交代:三菱・藤原→大儀
<25−22>

 三菱は…ユニフォーム&背番号が一新! ユニフォームはかなり好きです。 でも、まだ新背番号に慣れません(苦笑)。
 普段は主将の箱崎選手がスタメンセッター なのですが、この試合はベンチで、代わりに オールラウンダーの植松選手がセッターでした。 で、かなり谷崎選手を使ってましたね。 谷崎選手、かなりイキのいいライトでした。 175cmで、バックアタック打ってましたし…。 ベテランレフトの藤原選手も、小柄でいいスパイクを 打つ選手なので、タイプは似てるかもしれません。 が、もう一人の若手・田中選手の調子が いまひとつだった気がします。


第2試合Bコート・東京トヨペット vs 全日空

スタメン トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤

第1セット
交代:なし
<25−12>

第2セット
スタメン トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤
交代:トヨペ・水野→田中
<25−14>

 よく考えると、トヨペも久し振りですね…。
 堀江選手が抜けて、ちょっとスパイカーが どうなるかな?と思いきや…新妻選手、 かなり頑張ってました。得意のサーブでも、 スパイクでも、一番目立ってたと思います。 左利きの強みはあるとはいえ、新妻選手も 177cmと小柄ですが…うん、凄かったです。 さっくりと勝っていました。


第3試合Aコート・新日鐵君津 vs 三菱電機鎌倉

スタメン 君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤

第1セット
交代:なし
<25−10>

第2セット
スタメン 君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤
交代:なし
<25−22>

 やっぱり久し振りの君津。新人が増えてますね〜。
 この試合は…第1セットはサーブで圧倒して、 更に相手のミスが多かったのですが、 第2セットは結構、競ってました。 とはいえ、スパイカーは割と安定していた 気がします。新人の真木選手はあまり 目立ちませんでしたが、サーブでは 結構頑張ってました。


第3試合Bコート・東芝本社 vs 東京海上

スタメン 海上:セッター=原 センター=橋本&藤田
     レフト=南&久保田 ライト=清瀧 リベロ=堅田

第1セット
交代:なし
<25−20>

第2セット
スタメン 海上:セッター=原 センター=橋本&藤田
     レフト=南&久保田 ライト=清瀧 リベロ=堅田
交代:海上・清瀧→稲垣
<20−25>

第3セット
スタメン 海上:セッター=原 センター=橋本&藤田
     レフト=南&久保田 ライト=稲垣 リベロ=堅田
交代:なし
<22−25>

 実は…一番心配だったチームが 海上でした。そして心配は当たって しまいました。…フルセットの上、 敗退です(泣)。
 大黒柱のエース・小池選手が不在 (最近、全然見てないので、物凄く心配です…)、 センターの舩本選手も出ていない海上は、 更に小型化してしまいました(汗)。 攻撃も…クイックもあまり出ませんでしたし、 バックアタックのないチームですから、 やはり単調化してしまいます。 久保田選手が前よりも多く、移動してからの 時間差を見せてくれて、頑張ってはいたのですが…。 最後は競った上なので、仕方ないのかもしれませんが…。


第4試合Aコート・東京ヴェルディ vs 日本化学産業

スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森

第1セット
交代:なし
<25−10>

第2セット
スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=伊集院&小川
     レフト=岩下&田中 ライト=瀧澤 リベロ=檜森
交代:小川→増山
<25−17>

 第2セットは…微妙に サーブが入らなかった記憶があります。 まあ、前年も日化産は結構粘ったチームでしたが…。 友野選手の「豪腕」クイックと、 岩下選手の、岩下選手らしい巧いスパイクが、 印象に残ってます。


第4試合Bコート・富士通 vs 全日空

スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野

第1セット
交代:なし
<25−8>

第2セット
スタメン 富士通:セッター=成岡 センター=川嶋&小森谷
     レフト=倉沢&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野
交代:なし
<25−13>

 この試合は1セットをさっくり取った後、 成岡選手が出場。初めて彼が出てるところを 見たので、嬉しかったですね〜。 最初はトスが合わなさそうだったのですが、 氏原選手の打数がかなり増えて、最後は一気に とっていきました。


第5試合Aコート・新日鐵君津 vs 東京三菱銀行

スタメン 君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤
     三菱:セッター=植松 センター=田中&末次
     レフト=岡嵜&藤原 ライト=谷崎 リベロ=高橋

第1セット
交代:なし
<29−27>

第2セット
スタメン 君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤
     三菱:セッター=植松 センター=田中&末次
     レフト=岡嵜&藤原 ライト=谷崎 リベロ=高橋
交代:君津・岸→稲村(ピンチサーバー)
   三菱・植松→箱崎  藤原→坂庭(ピンチサーバー)
<26−24>

 攻撃型の君津、守備型の三菱。 全く違うタイプのチームの、地域でも おなじみの対戦は、やはり熱戦になりました。
 移動攻撃大得意の大久保選手、 パワフルスパイカー田中選手、 サウスポーの岸選手という3枚の攻撃で 君津が逃げようとすると、三菱は それに拾いまくり&ムードの良さで対抗。 2セットともフルセットになりましたが… 最後は、やはり力押しのチームの方が 強かったでしょうか…。
 これで、Aコートの1位はヴェルディ、 2位は君津になりました(得点率です)。


第5試合Bコート・東京トヨペット vs 東京海上

スタメン トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤
     海上:セッター=原 センター=橋本&藤田
     レフト=南&久保田 ライト=清瀧 リベロ=堅田

第1セット
交代:なし
<25−9>

第2セット
スタメン トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤
     海上:セッター=原 センター=橋本&藤田
     レフト=南&久保田 ライト=稲垣 リベロ=堅田
交代:なし
<25−20>

 地域リーグチーム同士の対決ですが… 現時点での海上の力では、トヨペに対抗 できないとは思っていました。 現に第1セットは…。 第2セットの得点如何では、トヨペが Bコート1位になることもできたのですが、 そこは海上が、何とか阻止しました。 この頃から、海上はクイックを 多発するようになったんです。 バックアタックも増えてきたし… なんとか、打開策を見つけられると いいな、と思いました。 …で、トヨペのことをあんまり 見てない私…ごめんなさい(汗)。 相変わらず新妻選手も打ってましたし、 この時は山口選手&出口選手のセンター陣も 好調でした。


第6試合Aコート(準決勝)・東京ヴェルディ vs 東京トヨペット

スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森
     トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤

第1セット
交代:なし
<25−14>

第2セット
スタメン ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森
     トヨペ:セッター=三井 センター=山口&出口
     レフト=水野&中沢 ライト=新妻 リベロ=佐藤
交代:ヴェルディ・堀江→田中  小川→増山
<25−18>

 ここから準決勝。…なんですが…。
 この試合は終始、ヴェルディが 圧倒していたような気がします。 よく拾えていて、切り返しスパイクが かなり決まっていました。 トヨペも水野選手や中沢選手が 頑張っていたのですけど、ヴェルディが 何本も拾っていたので…。


第6試合Bコート(準決勝)・富士通 vs 新日鐵君津

スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=由木
     君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤

第1セット
交代:富士通・川嶋→成岡(ピンチサーバー&レシーバー)
<25−20>

第2セット
スタメン 富士通:セッター=成岡 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=由木
     君津:セッター=下山 センター=真木&福士
     レフト=大久保&岸 ライト=田中 リベロ=遠藤
交代:君津・福士→稲村
<25−18>

 やはり地域チーム同士の対決、ということで、 わりと競っていました。 でも、競って第1セットを取ったのに、 第2セットに富士通が控えセッターの成岡選手を 出してきたのはびっくりでしたが…。 ただ、前の試合よりは成岡選手と スパイカーの息はあってましたね。 いいところで富士通にレシーブが出ていました。


第7試合・決勝戦・富士通 vs 東京ヴェルディ

スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野
     ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森

第1セット
交代:富士通・由木→成岡(ピンチサーバー&レシーバー)
   ヴェルディ・友野→田中
<25−19>

第2セット
スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=倉沢&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野
     ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=瀧澤 リベロ=檜森
交代:ヴェルディ・瀧澤→田中
<点数忘れました汗。富士通が取りました>

第3セット
スタメン 富士通:セッター=野沢 センター=川嶋&小森谷
     レフト=由木&佐々木 ライト=氏原 リベロ=中野
     ヴェルディ:セッター=高橋 センター=小川&友野
     レフト=岩下&堀江 ライト=田中 リベロ=檜森
交代:富士通・由木→成岡(ピンチサーバー&レシーバー)
   ヴェルディ・小川→瀧澤(ピンチサーバー)
<31−29>

 東部地域リーグの新旧対決。 まさか、ここまで劇的な展開になるとは…。
 第1セットはヴェルディのサーブと ブロックが炸裂して、差がついて ヴェルディが取ったんですが、 第2セットからは富士通の持ち前の いいレシーブが、ヴェルディのいいサーブを きっちり取るようになっていました。 そして第3セット、滑り出しは富士通先行で、 中盤にヴェルディが逆転してそのまま いくかと思いきや…富士通が粘って ジュースに持ち込み、そして…ヴェルディの クイックを拾って、 氏原選手のスパイクが炸裂! 富士通が意地を見せました。 でも、かなりいい試合でした。
 ヴェルディは岩下選手がずっと調子良くて、 巧いスパイクを何本も打ち、 富士通を散々苦しめていました。 そういえば、ブロックも結構出てましたね。 岩下選手はそれほど大きくないので、驚いた 記憶があります。 ただ、最後になってセンター陣の 調子が落ちてしまったかな? 富士通のサーブに、ちょっとサーブレシーブが 崩れてしまったという気もします。
 一方富士通側は、最初は由木選手の調子が 落ち気味だったのですが、一度倉沢選手と 交代して(倉沢選手も調子は良かったです) 戻ってきてからは、いいスパイクとレシーブが 出ていました。佐々木選手も尻上がりに 調子を上げてきていましたし、氏原選手は この試合、絶好調でした。氏原選手が 優秀選手賞だったのですが、それも 頷けましたね。センター陣も好調で、 川嶋選手も小森谷選手も、地域の時より ブロックが出ていたかもしれません。 中野選手のレシーブも、どんどん 上手くなってますしね。
 ところで…この2チーム、どちらも セッターがいいんですよね。 敢闘賞受賞の高橋選手は、不安定な体勢から でも、本当に綺麗なトスを何本も上げていたし (この日、何度感心したことでしょう…)、 野沢選手も(勿論スパイカーが揃って サーブレシーブがしっかりしているという 富士通の特徴もあって)トス回しが かなり冴えていました。どちらも レシーブいいし、サーブもいいですし…。 ちなみにヴェルディのサーブレシーブ陣が 一番苦しんだのは、実は野沢選手の サーブだったことを付け加えておきます。 ドライブサーブ?なんですかね…。 不思議な変化をするんですよ。