2001.4.28・関東大学春季１部リーグ
７日目

　どちらも１勝同士で、下位リーグが 決まっていますが、それだけに 入替戦のかかった大事な試合は… ２回のジュースの末、武大に 軍配が上がりました！
　武大は…ミスも結構あったんですが（汗）、 最初は西尾大作選手＆木内選手の１年生 サイドコンビが割と好調。西尾大作選手の 方は豪快で、木内選手は本当に冷静と、 タイプは違うんですがね。 そして他にも好調だったのがブロック。 ４年王選手＆３年長岡選手のブロックも多かったのですが、 意外と目立ったのが３年金井選手のブロック。 セッターとしては割と大きな方（１８４ｃｍ）で 最高到達点が３３５ｃｍとジャンプ力も豊富では あるとはいえ…。かなり本数出てました。 最後の方は主将の尹選手のスパイクがびしばし 決まって、見事に勝った、という感じです。
　亜大はこの日は、３年小松選手が不調。 かなりブロックに捕まったり、ミスがあったり…。 そのせいで、２年玉那覇選手にボールが 集まると、上背がないので決めづらくなりますし。 １年溝渕選手がその分張っていましたが、 やはり二選手が働いてくれないと、ちょっと 辛いかな…。センター陣は割と好調でした。

　どっちも応援できない状態でした。 だってこの対戦…本命同士の上に、 勝った方が上位リーグに行けるという むごい試合だったので…（負けた方は この試合の次の、東海大の勝敗にも よるようでしたが）。
　で、全体的な試合内容ですが… 順大がストレートで勝ったように 思えない試合でした。この点差は、 たまに出たミスのせいで出たような 気がするぐらい、どっちもコンビバレーで ばりばりやっていた気がします。 勝敗以前に楽しかったです。
　順大。この日は最初、いきなり センタークイック連発から始まったりして いましたが…。中盤から、３年大川選手、 そして主将の勝俣選手の打数が増えて いました。二人とも好調でしたね （逆に、３年加藤選手の打数が 珍しく少なかったような…）。 この日はセンタークイックも割と綺麗に決まっていたし、 副主将の越谷選手のスパイクは、ブロックの 上から打たれてましたし…（笑）。 相変わらずの「全員コンビバレー」ぶりでした。 また、４年水上選手のフローターサーブが 好調でしたね。ここで勝って、順大は 上位リーグ決定。…優勝するには ちょっと勝敗数が厳しいかな…。 春季リーグ３連覇かかってるんですけどね…。
　日体大。前回見た時にはいなかった ジュニアメンバーが、ベンチ入り＆ ２年日高選手はスタメンでした。 基本的なコンビバレーは 良かったです。が…３年片本選手が やや不調で、交代した２年三溝選手も いまひとつだったのと、３年盛重選手が 相手のスパイクがレシーブで上がった時、 トスを呼ぶのですけど、その上がった トスを殆どスパイクミスしていたのが 痛かったですか（苦笑）。あれが決まれば 流れを日体大に引き寄せていたのでしょうけど…。

　東海大はここで勝てば自力で 上位リーグ進出が決定。そして… 法大は１勝しかしておらず、下位リーグは 決定済み。明暗分かれている２チームの 対戦です。
　東海大。前回観た時スタメンだった 主将の黒川選手に代わって、３年佐藤選手が 入っていました。普段はピンチサーバーで、 スパイクを打つシーンはなかなか 観られなかったのですが…上背はあまり ないものの（１８１ｃｍ）、結構キレのいい スパイク持ってますね！東海は本当に 層が厚い…。で、副主将の千葉選手の調子は …いまひとつかな？という感じで （狙いすぎてミスを出していた感じでした）、 若干サーブレシーブが乱れ気味だったので、 センターはあまり使ってなかったりだったのですが… そこは、２年飯塚選手が、見事な大黒柱振りを発揮。 ここぞ！という時には、必ず決めていました。 東海大はこれで上位リーグ決定です （同時に、日体大の下位リーグも決定…汗）。
　法大。この日は割と好調だったのでは ないでしょうか。前回とはやはり若干メンバーが 違って、３年松本選手が入ったりしていましたが、 彼を含めて３年サイド３名が、物凄く調子が 良かったように思います。サーブも良かった ですし…。最後はレシーブの方にミスが出たりで 敗退してしまいましたが。

　双方とも全勝中。上位リーグは当然のように 決まっていますが…優勝争いもかかっている大事な試合です。
　中大。…正直な話、中大がまさか フルセットまで縺れこまさせられることに なるとは思いませんでした。 調子良かったんですよ、本当に。 前回観た時より、２年松永選手の頼りがいが 格段に上がってましたし…。 ただ、何故か第２セットと第４セットの 立ち上がりが悪くて、そのまま点差を縮め 切ることができずに取られたという感じで。 あ、第５セットの主将村上選手の スパイク、本当に凄かったです。 反則モノでした（笑）。
　筑波。実はこの日、１年北島選手の 調子がいまひとつでした。 ただ、その分、２年柴田選手が 前回より調子が良くて、バランスは 逆に取れたのかもしれません。 セッターが１年壬生選手に代わりまして、 センターを割と綺麗に使ってくるようになりました。 …個人的には、壬生選手の活躍は複雑… （一押しだったセッターはベンチから外れているし、 割と縁があって（笑）気になっている２年朝長選手の レギュラーも外されちゃったし…）。 そうそう、途中で何故か３年竹崎選手が 交代になったのですが、戻ってきた後の 竹崎選手の活躍は、目をみはるものがありました。 特にサーブの調子が良くて、第４セットの最後は 実は竹崎選手のサービスエースだったんです。 彼も高校時代のプレーを見ていたりして、 縁のある選手なので、個人的に気になっていたりします。