2000.10.1・関東大学秋季2部リーグ
決勝1日目

 どきどきの決勝(上位&下位)リーグ。 下位リーグはこの時点の5位・6位が それぞれ勝利すると、7位・8位の チームが3部リーグとの入替戦となる。
 そして上位。武大は上位2チームにしか 負けていない明大と対戦。そして、 勝敗数によっては、この日で1部リーグとの 入替戦が決定する早大は、中学大と対戦。

第1試合・国士舘大vs城西大第2試合・青山学院大vs産能大
第3試合・国際武道大vs明治大第4試合・早稲田大vs中央学院大

第1試合:国士舘大 vs 城西大

スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=佐藤(俊介)&小口
     レフト=菊地&金子 ライト=飯田 リベロ=狩野
     城西大:セッター=加藤(俊幸) センター=寄藤&黒仁田
     レフト=福田&斎藤 ライト=柴田 リベロ=芳賀

第1セット
交代:なし

 私は最初に呆然としました…だって、 国士舘に見慣れた顔がいないんですから! 現在2部リーグスパイク決定本数1位の 4年上村選手…この日はベンチ入りすらせず、 代わりに1年金子選手がスタメン。
 そのせいなのか、このセットは城西大が リードで、国士舘が追いかける展開。途中、 2年菊地選手が足でレシーブでして、 ナイストスになって同点までは追いついたけれども、 やはり若いメンバー(1年生3人…)だからか、 最後はサーブミス…。こころなしか心配。 尤も、前日よりはレシーブ上がってましたけどね。
<22−25>

第2セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=佐藤(俊介)&小口
     レフト=菊地&金子 ライト=飯田 リベロ=狩野
     城西大:セッター=加藤(俊幸) センター=寄藤&黒仁田
     レフト=福田&斎藤 ライト=柴田 リベロ=芳賀
交代:国士舘・飯田→吉田
   城西大・加藤(俊幸)→渋谷 寄藤→鈴木(ピンチサーバー)

 ここから、国士舘は「拾う国士舘」と化します。 なんとかレシーブでつないで、菊地選手や1年 小口選手のブロック、更に相手のミスを誘ったり、 1年宮城選手がスパイク打ったりして(笑)。 最後は追い上げられそうになりましたが、 最初の点差があったお陰で、国士舘が逃げ切りました。
<25−20>

第3セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=佐藤(俊介)&小口
     レフト=菊地&金子 ライト=飯田 リベロ=狩野
     城西大:セッター=加藤(俊幸) センター=寄藤&黒仁田
     レフト=福田&斎藤 ライト=柴田 リベロ=芳賀
交代:なし

 このセットは、国士舘リード、城西大が 追い上げという展開。城西大もサーブがいいので、 飯田選手が割にレシーブ崩されたりして(汗)。 が、金子選手も結構拾ってくれたり、やっぱり つなぎはかなり良い国士館。途中で追い上げ られつつも、相手のミスもあってリードを広げて 何とか国士舘が取りました。
<25−21>

第4セット
スタメン 国士舘:セッター=宮城 センター=佐藤(俊介)&小口
     レフト=菊地&金子 ライト=飯田 リベロ=狩野
     城西大:セッター=加藤(俊幸) センター=寄藤&黒仁田
     レフト=福田&斎藤 ライト=柴田 リベロ=芳賀
交代:なし

 いきなり福田選手のスパイクがアンテナ、 更に国士舘3枚ブロック(止めたのはセンターで 何故か跳んでいた飯田選手笑)でやや トスの合わなかった城西大スパイクを止め、 国士舘リード。が、菊地選手のバックアタックミス、 そして飯田選手のスパイクがブロックされ、 惜しくも自軍のコートにイン。これで 3点ぐらい城西大リード。ところが、飯田選手の サーブで城西大のレシーブを崩して、切り返しの スパイク連発!で国士舘が追いつき、更に 3年佐藤俊介選手のサーブが良くてまた 城西大を崩し、切り返しスパイクに金子選手が 1枚ブロック(福田選手を)、更に更に 佐藤俊介選手のサービスエースで、逆転どころか あっという間に4点リード。で、 ようやく出た飯田選手クイック(この日は スタメンではなかった金子選手が 入っているからか、あまり「センターと サイドが交代してスパイク」が見られなかったの でした。お陰で飯田選手、かなり得意げな ガッツポーズを笑)、で飯田選手の トスで宮城選手のスパイク(この日 2本目のセッタースパイク…笑)と 終盤かなり面白げなプレーが出て、 最後は3年狩野選手と飯田選手の いいレシーブもあってラリーがずーっと 続き、この日3本目の、宮城選手スパイクで とどめ(笑)。あれれ?
 ところでこの試合、一番個人的に お気に入りだったのが、この日上村選手が いなくて唯一の4年生だった飯田選手が、 いつも以上に周囲に声をかけ、 手を叩きまくって周囲を盛り上げている 姿でした。いい主将ですねえ…。
<25−20>


第2試合:青山学院大 vs 産能大

スタメン 青学大:セッター=谷畑 センター=細井&柴田
     レフト=内河&五十嵐 ライト=青木 リベロ=石塚
     産能大:セッター=木村 センター=武田&清水
     レフト=斎藤&篠崎 ライト=露木 リベロ=加藤

第1セット
交代:青学大・内河→伊藤  細井→千木良(ピンチサーバー)

 この日も4年大塚選手が不在の産能大… どうしたんでしょう?
 ところがこの日、最初から産能大の サーブが絶好調。それで切り返しの 2年露木選手のスパイクとか打たれたら、 流石の青学大でも拾えません。 逆に青学大はそれでリズムを崩し、 レシーブに穴が開いたり、らしくない…。 結局産能大が押し切りました。
<25−18>

第2セット
スタメン 青学大:セッター=谷畑 センター=細井&柴田
     レフト=五十嵐&伊藤 ライト=青木 リベロ=石塚
     産能大:セッター=木村 センター=武田&清水
     レフト=斎藤&篠崎 ライト=露木 リベロ=加藤
交代:青学大・細井→新里(ピンチサーバー) 柴田→阪本
   産能大・武田→上田(ピンチサーバー)

 産能大は、サーブミスが続くと自分達の バレーを崩してしまいがち。コンビになると、 やはり青学大の方が上。青学大のコンビは 見ていて結構楽しいです。3年内河選手とこの セットのスタメンから交代している1年伊藤選手が、 スパイクにもネットインサービスエースにも かなり活躍していました。 これであっさり青学大が取りました。
<25−16>

第3セット
スタメン 青学大:セッター=谷畑 センター=細井&柴田
     レフト=五十嵐&伊藤 ライト=青木 リベロ=石塚
     産能大:セッター=木村 センター=武田&清水
     レフト=斎藤&篠崎 ライト=露木 リベロ=加藤
交代:青学大・青木→内河(ピンチサーバー) 柴田→阪本
   産能大・篠崎→武藤(ピンチサーバー)

 このセットも青学大が押せ押せムード。 途中で産能大がやや追い上げを見せましたが、 それでも14−10…。その後は 青学大がやりたい放題。産能大を一蹴。
<25−15>

第4セット
スタメン 青学大:セッター=谷畑 センター=細井&柴田
     レフト=五十嵐&伊藤 ライト=青木 リベロ=石塚
     産能大:セッター=木村 センター=武田&清水
     レフト=斎藤&篠崎 ライト=露木 リベロ=加藤
交代:青学大・細井→千木良(ピンチサーバー) 柴田→阪本 伊藤→内河(ピンチサーバー) 
   産能大・篠崎→上田(ピンチサーバー)  武田→武藤(ピンチサーバー)

 やはり、2年斎藤選手のジャンプサーブは 青学大も辛いらしく、一時は産能大リード。 だけれど…青学大、何故そんなにあっさり コンビバレーで逆転できるのでしょう…(苦笑)。 最初のセットは何だったんでしょうか。 そうそう、青学大は結構ブロックも出てましたね。 最後は、細井選手のクイックでした。
<25−22>


第3試合:国際武道大 vs 明治大

ベンチ入り 武大:松橋・小宮山・藤原(裕和)・鈴木・中島・ 王・尹・柿本・長岡・金井・山上・諸星
スタメン 武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上
     明大:セッター=高橋(洋史) センター=松田&角川
     レフト=井村&武田 ライト=岡村 リベロ=吉岡

第1セット
交代:武大・王→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  藤原(裕和)→諸星(ピンチサーバー&レシーバー)
   明大・武田→益田(ピンチサーバー)  高橋(洋史)→相良(ワンポイントブロッカー)

 武大にとっては、一戦一戦が大事。 早大を追い上げるには、なるべく セットを落とさずに最終日を迎えなければ なりません。この日の相手は、 全く油断のできない明大…。
 いきなり、副主将井村選手と 2年岡村選手のサーブが炸裂して、 明大リード。が…武大も負けじと、 副主将小宮山選手と4年鈴木選手の サーブ炸裂で逆転(副主将& サウスポーエース対決?)。 明大もいいレシーブが出たりして、 同点までは追いつくのですが、 鈴木選手や4年藤原裕和選手の ブロックで突き放し、最後は 主将松橋選手のスパイクで 武大が逃げ切りました。
<25−23>

第2セット
スタメン 武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上
     明大:セッター=高橋(洋史) センター=松田&角川
     レフト=井村&武田 ライト=岡村 リベロ=吉岡
交代:武大・王→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  藤原(裕和)→諸星(ピンチサーバー&レシーバー)
   明大・武田→相良 松田→河野(真人)

 いきなり、井村選手を鈴木選手がブロック、 そして岡村選手を3年王選手がブロック!で 武大リード。王選手は岡村選手と相性がいいのか、 バシバシ止めていました。井村選手も この日はちょっとブレーキかかってました (武大がマークしていたのだと思います)。 このセットは武大が勢いづき、明大は 点差を縮めるのがやっと。しかも終盤で 何かあったらしく、イエローカードも 出てしまったし…。そのカードを 貰った直後の松橋選手の二段トスからの 柔らかいイヤらしいスパイクがシメ…(苦笑)。
<25−18>

第3セット
スタメン 武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上
     明大:セッター=高橋(洋史) センター=松田&角川
     レフト=井村&武田 ライト=岡村 リベロ=吉岡
交代:武大・王→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  藤原(裕和)→諸星(ピンチサーバー&レシーバー)
   明大・武田→益田(レシーバー)  高橋(洋史)→相良(ワンポイントブロッカー)

 このセットは、逆転に次ぐ逆転。切り返しは 武大が上手いのだけれど、肝心な時にスパイク アウトとか…(汗)。が、やはりレシーブが いい時はどうにかなるもので、中盤 切り返しからの鈴木選手のバックからの軟攻で 逆転してから、武大が切り返しとブロックで ラストスパート。明大もミスを出してしまい、 最後は4年松田選手がクイックミス。 武大、これが今季初のストレート勝利です(苦笑)。
<25−21>


第4試合:早稲田大 vs 中央学院大

スタメン 早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=福田&藤井 ライト=牧 リベロ=中谷
     中学大:セッター=赤荻 センター=林&柳沢
     レフト=山本&谷島 ライト=越智 リベロ=真保

第1セット
交代:早大・藤井→碓井(ピンチサーバー&レシーバー)  斎藤→桜井(ピンチサーバー)
   中学大・林→高瀬(ピンチサーバー)  谷島→石本(レシーバー)

 実は密かに、「川上選手vs山本選手= 深谷高同級生主将対決」と思っていたりする…(笑)。 たまたま今季の2部には、深谷高OBの 主将が3人もいるから(笑)。
 さて試合。既に中学大は入替戦は無理なのですが… それを感じさせなかったこのセット。 とにかく中学大が拾う、そしてサーブレシーブも しっかりしている!早大が逆に空回りしてしまう という…。中学大は前日の勢いなのでしょうか? 早大をほぼ寄せ付けず、中学大が楽々ゲット。
<18−25>

第2セット
スタメン 早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=福田&藤井 ライト=牧 リベロ=中谷
     中学大:セッター=赤荻 センター=林&柳沢
     レフト=山本&谷島 ライト=越智 リベロ=真保
交代:早大・藤井→碓井(ピンチサーバー&レシーバー)
   中学大・林→高瀬(ピンチサーバー)  柳沢→磯野(ピンチサーバー)

 最初は前セットの勢いか、中学大がリード。 が、それをさせじと4年斎藤選手のサーブで崩して、 3枚ブロック&切り返しスパイク連発!で同点。 更に2年藤井選手が連続でいいレシーブを見せて、 3年福田選手のブロック炸裂!で逆転。 そして川上選手の恐ろしいサービスエースが 3連発!かなり点差が開いてしまいました。 中学大は終盤に点差を少し縮めたのですけどね…。
<25−21>

第3セット
スタメン 早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=福田&藤井 ライト=牧 リベロ=中谷
     中学大:セッター=赤荻 センター=林&柳沢
     レフト=山本&谷島 ライト=篠田 リベロ=真保
交代:早大・藤井→碓井(ピンチサーバー&レシーバー)
   中学大・林→越智(ピンチサーバー)  柳沢→高瀬(ピンチサーバー)

 序盤は中学大のミスもあって、早大がリード。 が、ここで2年越智選手と交代した(レシーブが 崩れていたから交代だったようです)2年篠田選手が、 いいサーブを見せて4年林選手のブロックを誘い、 自らのサービスエースも見せ、更にタイムアウトを 挟んで福田選手のスパイクミスと4年牧選手の スパイクアウトと、結構点差を広げていたはず だったのに、あっという間に中学大が逆転…。 ここからは一進一退だったのですが… 終盤で、斎藤選手の好調なサーブが 中学大を襲い、早大が取りました。
<25−22>

第4セット
スタメン 早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=福田&藤井 ライト=牧 リベロ=中谷
     中学大:セッター=赤荻 センター=高瀬&林
     レフト=山本&谷島 ライト=篠田 リベロ=真保
交代:早大・藤井→碓井(ピンチサーバー&レシーバー)
   中学大・林→磯野(ピンチサーバー)  高瀬→越智(ピンチサーバー)  赤荻→山内(ワンポイントブロッカー)

 前のセットで最後にクイックをミスしたからか、 2年柳沢選手を下げた中学大。が…このセットは 早大のサーブが良いこともあって、レシーブがぼろぼろ。 しかもタッチネットが異様に多い中学大…。 見せ場は、ピンチサーバー1年磯野選手が、 サーブレシーブをしないように隠れていた牧選手を 襲ったことと(笑、ボールはなんとか上がったものの、 福田選手がスパイクミスしてました)、 1年赤荻選手が足でトスし、そのトスからの スパイクが決まってしまった!(笑) ぐらいでしょうか…。
<25−20>