2000.5.14・関東大学春季1部リーグ
最終日

 いよいよ佳境の最終日、悲喜こもごもと…「二つ」の奇跡。
ちなみに、第1試合Aコートは、見始めた第4セット以降のレポになります。

第1試合Aコート・亜細亜大vs早稲田大第1試合Bコート・東海大vs国際武道大
第2試合・日本体育大vs法政大第3試合・順天堂大vs筑波大

第1試合Aコート:亜細亜大 vs 早稲田大

ベンチ入り 亜大:鈴木(聡)・吉田・菊地・草野・石田・小松・
      甲斐・高崎・堀口・大谷・町野・玉那覇
      早大:川上・土井・斎藤・牧・吉岡・桜井・
      福田・碓井・藤井・中谷・鈴木・小林

スタメン 亜大:セッター=石田 センター=菊地&町野
     レフト=吉田&甲斐 ライト=鈴木(聡) リベロ=堀口
     早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=吉岡&福田 ライト=牧 リベロ=碓井

第1セット
交代:早大・川上→桜井(ピンチサーバー)  斎藤→小林(ピンチサーバー)

<点数忘れてしまいました。早大が取っています>

第2セット
スタメン 亜大:セッター=石田 センター=菊地&町野
     レフト=吉田&甲斐 ライト=鈴木(聡) リベロ=堀口
     早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=吉岡&福田 ライト=牧 リベロ=碓井
交代:亜大・菊地→玉那覇(ピンチサーバー)
<25−22>

第3セット
スタメン 亜大:セッター=石田 センター=菊地&町野
     レフト=吉田&甲斐 ライト=鈴木(聡) リベロ=堀口
     早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=吉岡&福田 ライト=牧 リベロ=碓井
交代:早大・斎藤→小林(ピンチサーバー)
<点数忘れました。亜大が取りました>

第4セット
スタメン 亜大:セッター=石田 センター=菊地&町野
     レフト=吉田&甲斐 ライト=鈴木(聡) リベロ=堀口
     早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=吉岡&福田 ライト=牧 リベロ=碓井
交代:早大・川上→桜井(ピンチサーバー)  斎藤→小林(ピンチサーバー)

 実はここまでも、ちろちろ試合は見ていました。 結構面白そうな試合をやっていたんですよね。 早大のレシーブ、復活してるし。 それに、敗退した方が最下位になっちゃうし…。
 で、このセットもかなり競っていて、 やや早大リード。終盤のピンチを主将の川上選手の ブロックが救い、4年斎藤選手のブロックが 亜大を突き放して、なんとかフルセットへ。
<23−25>

第5セット
スタメン 亜大:セッター=石田 センター=菊地&町野
     レフト=吉田&甲斐 ライト=鈴木(聡) リベロ=堀口
     早大:セッター=土井 センター=川上&斎藤
     レフト=吉岡&福田 ライト=牧 リベロ=碓井
交代:亜大・菊地→高崎(ピンチサーバー)
   早大・川上→桜井(ピンチサーバー) 斎藤→小林(ピンチサーバー)

 このセットも、中盤までは早大リード。 4年菊地選手のクイックを、川上選手がブロックした時は もういけるかと思ったのに… 亜大の強力な武器・ブロックが、 最後の最後で連発してあっという間に亜大が逆転し、 そのままゴール。いかにも亜大らしい展開ですよね…。 早大も、折角終盤でいいチームになったのに、 最下位だなんて…(嘆息)。
<15−13>


第1試合Bコート:東海大 vs 国際武道大

ベンチ入り 東海:宇佐美・西條・関野山・木原・千葉・宮内・
      根布屋・佐藤・飯塚・阿部・北村・酒井
      武大:松橋・小宮山・藤原(裕和)・鈴木・中島・王・
      尹・柿本・長岡・金井・山上・藤原(稔城)

スタメン 東海:セッター=宇佐美 センター=西條&根布屋
     レフト=木原&千葉 ライト=飯塚 リベロ=酒井
     武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上

第1セット
交代:武大・藤原(裕和)→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  王→藤原(稔城)(ピンチサーバー)

 …もしかしてこの日、私の本命試合は これだったのかもしれません(苦笑)。 だって…武大、入替戦かかってる…。 よく計算したら、この試合で敗退した方が7位だし…(泣)
 で…このセットは…(大泣) チャイニーズ(3年王選手&尹選手)は調子悪いし、 レシーブは東海のサーブに崩されまくりだし、 ブロックにも結構捕まるし…はああああ(盛大な溜め息)。 スコアを見れば一目瞭然でしょう。しくしく。
<25−11>

第2セット
スタメン 東海:セッター=宇佐美 センター=西條&根布屋
     レフト=木原&千葉 ライト=飯塚 リベロ=酒井
     武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上
交代:武大・藤原(裕和)→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  王→藤原(稔城)(ピンチサーバー)

 東海大の攻撃は、この日かなり やりたい放題(苦笑)。武大のブロックは 元々そんなに強くないけど…ここまでついていけないとは…。 4年木原選手と1年飯塚選手がばっこばこ打ってくるし、 その不意をついて3年千葉選手が打ってくるし(苦笑)。 とりあえず、第1セットよりはましでしょうかね…。
<25−18>

第3セット
スタメン 東海:セッター=宇佐美 センター=西條&根布屋
     レフト=木原&千葉 ライト=飯塚 リベロ=酒井
     武大:セッター=小宮山 センター=藤原(裕和)&王
     レフト=松橋&尹 ライト=鈴木 リベロ=山上
交代:武大・王→中島(ピンチサーバー&レシーバー)  藤原(裕和)→藤原(稔城)(ピンチサーバー)

 序盤は何とか武大がリードだったのですが… あっという間に逆転されるのは何故…(泣)。 で、最後は飯塚選手のサービスエースを やられてしまいました…飯塚選手の ファン暦2年のくせに…私、半泣き(苦笑)。 絶対来週の入替戦行く、と決心したのはこの時でした。
<25−19>


第2試合:日本体育大 vs 法政大

ベンチ入り 日体大:山本(隆弘)・鳥羽・森田・吉竹・山田・川村・
      田中(賢)・掛川・盛重・藤原・日高・三溝
      法大:諸隈(直樹)・諸隈(秀東)・青山・小泉・橋口・大角・
      前村・大庭・畑田・真鍋・松本・川村

スタメン 日体大:セッター=鳥羽 センター=吉竹&日高
     レフト=川村&盛重 ライト=三溝 リベロ=掛川
     法大:セッター=前村 センター=青山&大角
     レフト=諸隈(直樹)&諸隈(秀東) ライト=畑田 リベロ=松本
第1セット
交代:法大・青山→橋口(ピンチサーバー)

 何があったの?の日体大…。 主将の山本隆弘選手の右手中指骨折は、聞いていましたが… 4年國枝選手と2年片本選手がいない!(泣) 勿論2年室井正人選手も戻ってこない…。 しかも、山本隆弘選手は、練習中に オーバーハンドトスあげることもできないようで…。 結局スタメンには入らず、トレーナー上下着て、 ベンチで座りっぱなし。 で、山本隆弘選手と片本選手の代わりに入ったのが、 予測はできた3年川村選手と、全くもって 予想できなかった1年三溝選手。 何だか…凄いメンバー…。でも… 前日、このメンバーで筑波相手にフルセットなの?
 で、法大も「あれ?」のスタメン。だって… 何故にセッターが3年前村選手?2年川村選手は?
 で…日体大はいきなりスタートダッシュ! あれ?あれ?という間に大量リード。勿論、 法大も追いついてこようとするけど… 4年吉竹選手がブロック2本にいいサーブにと 頑張っています。そして三溝選手は、 バックアタックを結構使われています。 線がめちゃめちゃ細いので(まだ1年生ですものね)、 力はないんですが、結構レシーブの穴に落としてくれたり。 で、法大もやっぱりサーブで追い上げてきましたが、 終盤、ここまで全然入らなかった2年盛重選手のサーブが ようやく入り、ダイレクトボールを押し込んでセットポイント。 最後は法大のサーブミスとはいえ… まさか、日体大が先取するとは…。
<25−22>

第2セット
スタメン 日体大:セッター=鳥羽 センター=吉竹&日高
     レフト=川村&盛重 ライト=三溝 リベロ=掛川
     法大:セッター=前村 センター=青山&大角
     レフト=諸隈(直樹)&諸隈(秀東) ライト=畑田 リベロ=松本 交代:日体大・盛重→森田 鳥羽→山田
   法大・大角→真鍋(ピンチサーバー)

 最初は日体大がリード。ところが、 調子は悪くない法大、吉竹選手の 一人時間差をブロックして同点、川村選手の スパイクミスで逆転。盛重選手の調子に 波があって、彼一人だけを使うわけには いかないらしい苦悩の副主将の鳥羽選手…。 ところが、差がつけられて、いきなり盛重選手を 4年森田選手に交代(!)。 うわあ、御子息が!(注・森田泰生選手は、 日体大・森田淳悟監督の御次男…) 続いて鳥羽選手を3年山田選手に交代。 個人的には、森田選手のスパイクが 見られただけでお腹一杯のこのセット(笑)、 最後は1年日高選手が、ちょっとお間抜けなことに ダイレクトスパイクをアウトボールに(苦笑)。
<19−25>

第3セット
スタメン 日体大:セッター=鳥羽 センター=吉竹&日高
     レフト=川村&盛重 ライト=三溝 リベロ=掛川
     法大:セッター=前村 センター=青山&大角
     レフト=諸隈(直樹)&諸隈(秀東) ライト=畑田 リベロ=松本 交代:法大・諸隈(秀)→真鍋  青山→橋口(ピンチサーバー)

 いきなり出だしから吉竹選手のサーブで 日体大が崩してリードしますが、法大は 副主将の諸隈秀東選手の 強烈なサーブで逆転。そしてここからは何と! 逆転に次ぐ逆転!日体大がリードすれば、 すぐさま法大がリード取り返します。 と言いつつ、実は日体大のスパイクミスが 出て逆転されたりしてたんですが(苦笑)。 が、中盤、前村選手のダブルコンタクト、 でもって川村選手が押し込みで勝ち(しかも 法大側に二人いたのに…笑)、 更に日高選手が諸隈秀東選手をブロックして 一気に突き放した。最後は2年畑田選手のスパイクを、 盛重選手がブロックシャット!
<25−19>

第4セット
スタメン 日体大:セッター=鳥羽 センター=吉竹&日高
     レフト=川村&盛重 ライト=三溝 リベロ=掛川
     法大:セッター=前村 センター=青山&大角
     レフト=諸隈(直樹)&真鍋 ライト=畑田 リベロ=松本 交代:日体大・盛重→田中(賢)(ピンチサーバー) 吉竹→藤原
   法大・前村→川村

 いきなり日高選手のブロック、法大の ミスなどで、日体大がリード。 法大にミスが多かったり、鳥羽選手が ダイレクトスパイク打っちゃったり(笑)で、 とっても日体大ムード。圧巻は、 17−9から23−9に一気に行っちゃった ことでしょう。しかもこの途中、鳥羽選手が、 あの主将の諸隈直樹選手を2本シャットしちゃうし…。 最後はどっちもどたばたしちゃったけど、 流石にこの大差で、日体大が勢いで押しきりました。 このメンバーでの日体大の勝利は、この日、一度目の奇跡。
 この日の日体大は…何だか、 昔の日体大を見ているようでした。 地味なメンバーですけど、凄く元気だったし、かなり拾うし。 やっぱり、川村選手が入るとレシーブの安定感が違います。 (法大が、彼のところにサーブ打つのを 避けてましたよ苦笑)三溝選手も拾いますしね。 3年掛川選手のサーブレシーブは まだちょっと…怪しかったけど(苦笑) 流石にスパイクレシーブは良かったです。 法大のような強いサーブのチームに あそこまで崩れなかったのだから、びっくり。 攻撃も結構多彩でした。三溝選手は 本当に「日体大が好きそうな」巧いスパイカー (高校の東西対抗で見て、「日体大に来そうな スパイカーだな〜」と思ってたら、本当に 来てびっくりでした笑。ちなみに私も こういうスパイカー、大好きです爆)で、 盛重選手と二人で半分づつ打ってました。 あんなにバックアタック打つとは思いませんでしたが(笑)。 あと、こんなにピンチのメンバーで、「残った」 四年生が凄く頑張っていました。吉竹選手の いいところでのブロック&クイック。 そして、鳥羽選手。この日は気持ちよさそうに あげてるなあ…と。声をガンガン出していて、 あんなにムードのいい鳥羽選手、今リーグで 初めて見ました。 あまりに嬉しくて、こんなに日体大について 語ってます(笑)。いや、今年初めて 日体大が勝つ試合を見たので…(苦笑) しかもこういうメンバーだと、余計に(笑)。
<25−11>


第4試合・順天堂大 vs 筑波大

ベンチ入り 順大:伊藤・尾上・服部・浜口・越谷・水上・
      勝俣・石橋・宮田・大川・加藤・清水
      筑波:甲斐・加藤・長南・浅井・大久保・篠田・
      橋本・益永・竹崎・山村・柴田・日下

スタメン 順大:セッター=勝俣&加藤 センター=尾上&浜口
     レフト=伊藤&越谷 リベロ=服部
     筑波:セッター=日下 センター=篠田&山村
     レフト=益永&柴田 ライト=甲斐 リベロ=大久保

第1セット
交代:順大・伊藤→水上(ピンチサーバー)  尾上→宮田(ピンチサーバー)
   筑波・益永→橋本(ピンチレシーバー)  山村→竹崎(ピンチサーバー)

 …まさかの優勝決定戦(大笑)。 勝敗数が一緒なので、勝った方が優勝です。 (私が思う)大学最強プレーヤー・主将の甲斐選手に 地味だけど物凄くいいリベロの3年大久保選手という、 地味派手対極のナイスプレーヤー二名を擁する筑波と、 超攻撃的ツーセッター制&意外といいつなぎ& 素敵な応援(大笑。あ、私は順大の応援、 物凄く好きです!)という訳のわかんないチーム(笑)、 順大の対戦。 やはり第1セットが鍵だろうかと、試合前に 思っていました。何せ、順大は第1セットを落とすと、 今季はストレート敗退しかしていないのですから(苦笑)。
 序盤はいきなり筑波リード。一時期、甲斐選手を 副主将の尾上選手がブロック&3年越谷選手の 切り返しスパイクで同点に追いついたのだけど、 やっぱり甲斐選手と大久保選手の二人に 打たれて拾われました…(苦笑)。 順大、1年柴田選手のスパイクは拾っているのですけどね。
<18−25>

第2セット
スタメン 順大:セッター=勝俣&加藤 センター=尾上&浜口
     レフト=伊藤&越谷 リベロ=服部
     筑波:セッター=日下 センター=篠田&山村
     レフト=益永&柴田 ライト=甲斐 リベロ=大久保
交代:筑波・山村→竹崎(ピンチサーバー)  篠田→加藤(ピンチサーバー)  益永→橋本(ピンチサーバー&レシーバー)

 第1セットを取られた時点で、 「順大だめかなー」とか思っていたのですが…。 いきなり尾上選手の2連続ブロック (しかも甲斐選手と3年篠田選手のクイック!)に サービスエース、でもって3年浜口選手もブロック! いきなり突き放した順大、その後もなかなか 点差を縮めさせず、最後はちょっともたついたけど、 浜口選手のクイックで事なきを得ます。 ちょっと今までと、展開が違うみたいですよ?
<25−20>

第3セット
スタメン 順大:セッター=勝俣&加藤 センター=尾上&浜口
     レフト=伊藤&越谷 リベロ=服部
     筑波:セッター=日下 センター=篠田&山村
     レフト=益永&柴田 ライト=甲斐 リベロ=大久保
交代:順大・浜口→水上(ピンチサーバー)
   筑波・益永→加藤

 最初から順大ペース。主将の伊藤選手にも エンジンがかかってきます。柴田選手の 2連続ナイスレシーブで追いつかれそうに なりましたが、伊藤選手が甲斐選手の レシーブを弾いてサービスエース! その後、伊藤選手がサーブレシーブ ミスで追いつかれ、越谷選手が ブロック食らって逆転。そのまま1点差 だったのですが、筑波の23点目で越谷選手が またもやブロック食らってしまい、 セットポイント。ところが…。 尾上選手がここで甲斐選手をブロック! それは筑波側にフォローされたのですが、 ダイレクトで返ってきたボールを、やはり 尾上選手がクイック! これでジュースになり、順大はサーブで 筑波のレシーブを崩して、甲斐選手の スパイクしか来ない場面で、きっちり3枚ブロック! そして最後、やっぱり甲斐選手にブロックを あわせ、スパイクミスを誘った順大。 お見事としか言いようがありません。
<27−25>

第4セット
スタメン 順大:セッター=勝俣&加藤 センター=尾上&浜口
     レフト=伊藤&越谷 リベロ=服部
     筑波:セッター=日下 センター=篠田&山村
     レフト=益永&柴田 ライト=甲斐 リベロ=大久保
交代:順大・浜口→水上(ピンチサーバー)

 やはり意地で、最初は筑波がダッシュ。 が、順大はちゃんと追いつき、一時 逆転したのですが…伊藤選手のタッチネット が…(泣)。で、終盤は順大が 疲れたのか、最後の方は筑波が あっさり突き放しました。
<19−25>

第5セット
スタメン 順大:セッター=勝俣&加藤 センター=尾上&浜口
     レフト=伊藤&越谷 リベロ=服部
     筑波:セッター=日下 センター=篠田&山村
     レフト=益永&柴田 ライト=甲斐 リベロ=大久保
交代:順大・浜口→水上(ピンチサーバー)

 まさか…こんなに「優勝決定戦」に ふさわしい試合をするとは、思ってなかったです(苦笑)。 順大の応援席はいつもの通りでしたが(笑)。 いえいえ、順大はこれでないと面白くないですよ。
 最初から、いきなり甲斐選手のスパイクを 拾って、越谷選手のバックアタック!でもって、 尾上選手サービスエース!で順大リード。 勿論筑波も黙ってはいません、ラリーに持ち込んで 順大に競り勝ち(順大がラリーの最後でミス)、 逆転。5−8で筑波リードのままコートチェンジ。 だがしかし!3年勝俣選手が甲斐選手スパイクを ナイスレシーブし、越谷選手がスパイクを叩き込んで 順大が逆転。でも…やっぱり筑波は凄い、篠田選手が 尾上選手の一人時間差をブロックして逆転! なんて壮絶な試合…。そして… まさかの奇跡が、待っていました。 順大が筑波のスパイク(柴田選手だったと思います)を 拾い、切り返しの2年加藤選手のスパイク!で逆転し、 続いて3年益永選手を尾上選手がしっかりブロック! この時点で13−11。そして、筑波は甲斐選手の スパイクで一度断ち切ったものの、順大も きっちり伊藤選手がスパイクを決めてくれて、 14−12でマッチポイント。 そして…最後、順大側のサーブだったのに、 筑波のスパイクを拾って、拾って、ひたすら 拾って…最後のポイントを決めたのは、 加藤選手の、今季の順大を象徴するかのような、 サウスポースパイク!! なんと、あの順大が、2季ぶり6度目の優勝〜! 一日で、奇跡が二つも見られるなんて…(感涙)。
 今季の順大…びっくりするくらい、 強かったです…(笑)。加藤選手と 勝俣選手の超攻撃的ツーセッター、あれは どこにもマネできませんね。 気合いさえあれば、黒鷲でJTに 勝てたんじゃないかな?(笑) それに、地味そうに見えて、つなぎは やっぱり大事。甲斐選手のスパイクコースに 入れるのは、順大のレシーブ陣ぐらいじゃないでしょうか? (センターの尾上選手でさえも、ナイスレシーブできる時ありますものね)
 でも…筑波も、やっぱりいいつなぎをしてました。 大久保選手と益永選手を中心として、本当に良く拾ってました。 甲斐選手のスパイクのコースに入れるのが 順大だけなら、順大のつなぎに競り勝てるのは、 筑波だけでしたよ。
<15−12>