2000.3.12　第７回Vリーグ・第３回V1リーグ入替戦
千葉大会・２日目

　トヨタはこの日、１セットでも落とすと、 ２年連続降格が決定してしまいます…。 そのため、前日の試合から気合を見せていた井上選手を、 スパイカーとして起用。リベロに若手の佐々木選手を 入れ、桐原選手をスタメンで使い、ムードを変えようと しています。
　最初から、トヨタが気合の入ったつなぎなどを 見せます。所々ミスは出るものの、神奈川も プレッシャーからかミスを出していて、 点数は競り合いに。 今日も甲斐選手はマークされているものの、 井上選手と市瀬選手が一生懸命頑張る！ 終盤、市瀬選手の切り返しスパイクで 逆転したトヨタが、ジュースの末粘り、 神奈川のレシーブの乱れでどうにかもぎとります。
＜２４−２６＞

　神奈川がリードするものの、トヨタが 必死に食い下がっていく展開。 神奈川は廣重選手が調子が良く、 スパイクで引き離そうとしますが、 トヨタも甲斐選手が奮闘。 スパイクだけでなく、ジャンプサーブや レシーブでも頑張っています。 終盤、その粘りでトヨタが逆転し、 そのまま本日２度目のジュースに。 ここからが本当に壮絶。トヨタの大ピンチで 戸石川選手のブロックが炸裂するは、 大チャンスに甲斐選手がスパイクアウトにするは（苦笑）。 で、ラリーの末に竹村選手がスパイクを決めて 逆転され（この時点で２９−２８汗）、トヨタ 大ピンチだったのに、桐原選手のサーブで神奈川を 崩して、３枚ブロックを決めて再逆転。 トヨタの「落ちたくない」想いがひしひしと 伝わってくるような大熱戦は、最後、 廣重選手のスパイクををやっと拾って、 甲斐選手が打ち切り、見事にトヨタが意地の奪取。
＜３２−３４＞

　さあ、トヨタの奇跡の大逆転残留がかかっていますが… 点数率を計算すると、トヨタは神奈川を１３点で押さえなくては いけないようです。…き、きつすぎる…。
　それがプレッシャーになってしまったのか、 自滅してしまうトヨタ…。 コンビミスで…運命の１３点目を取られてしまう。 そして、神奈川の昇格ポイント・１４点目は、 エース廣重選手のスパイクでした。 その後も甲斐選手のスパイクアウトなども多く、 伊藤選手のインチキネットインサーブでどうにか 一矢は報いたものの…。最後は吉田選手の クイック炸裂。
＜２５−１６＞

　神奈川の昇格が決まっても、試合はまだ終わらない…。 せめてトヨタに勝って欲しいなあ…と思いつつ…。
　序盤はずっと競っていましたが… 終盤はトヨタがサーブレシーブを乱してしまいます。 これさえなければ、いい試合してたんだけどなあ…。
＜２５−１８＞

　最初は神奈川が突っ走りかけましたが、 トヨタが追いつく展開に。が…どちらも サーブミスが多かったりで、ちょっと 集中力切れたようなセットになってしまいました。 最後はトヨタがスパイクをミスし、更にブロックを 食らってしまいました。
＜１５−１１＞

　前日がフルセットだったため、若干は 警視庁に分があるものの（フルセットで負けなら 得点率で勝てる可能性があるので）、 基本的には勝った方が 第３回Ｖ１リーグで戦えます。 どっちも気合入っているはず！
　そんな警視庁は、前日調子の良かった溝口選手・ そして米山選手も入れています！
　序盤は競い合うが、やはり堀江選手が 捕まり気味。この日の立ち上がりは、 警視庁のスパイカー陣がいまいち…。 クイックも大事なところでふかしちゃったり。 で、やはり山本選手と、この日は桜井選手の サーブにもやられ気味… 困ったよう…（警視庁ファンの嘆き）。
＜１８−２５＞

　警視庁は前日の最初のスタメンに戻してみます。 これが…なんと大当たり！池ノ上選手のトスは かなり冴えまくり、中本選手はそのトスにのって 前日より更にキレ倍増のスパイクを放ってきます。 堀江選手は中盤に、前日同様サービスエースを 決めて、そこからスパイクも上り調子に…。 が、なかなかブロックでは止まりにくい 電工のコンビバレーでなかなか点差はつかず、 山本選手のサーブでやや追いつかれ気味になりましたが、 相手のスパイクを拾って切り返し＆ ブロックが出て、最後は結構余裕の点差。 このセットの締めも、やはり堀江選手のサーブで 電工を乱して、そこで池ノ上選手のブロック炸裂！
＜２５−１９＞

　…つまり、２セットを取った時点で パイオニアが昇格。何だか… 悔しかった私はにわか佐和ファン（苦笑）。 地元からの応援団は更にパワーアップ。そういえば 両日ともＴＶカメラが来てたけど、 あれは山形のＴＶなのでしょうか？
　佐和は第１セットは最高に良かったのに、 第２セット以降はやはりスタミナ負け。 第１セットの調子を３セット続けていたら、 間違いなく完勝できたのに…。 ちなみに、この日も応援団を気にしていたら、 「ＬＯＶＥマシーン」（ちなみにパイオニアの チアガールのダンスもこれ、ＮＴＴ西日本も 使っていて…３チーム分聞いちゃったよ苦笑） の時、ちゃんと手を「Ｌ」の字にして 踊る応援団が…素敵過ぎる！（笑）

　この日は接戦。けど…シーガルズ、 残留が決まった第２セットから 若手育成モードでした（苦笑）。 船戸選手（大型サウスポー）とか、若浦選手 （１９歳の結構パンチ力あるエース）とか 使っていました。結構活躍してたかな？ セッターも前日の岡野選手から、 古井選手にスイッチしてたし。
　西日本は、いいレシーブから、 両サイドに振るコンビバレーを展開。 １セット取りそうな勢いはあったけど…。 結局最後にミスが出てしまうんですよね…。