2000.1.15 第2回V1リーグ東村山大会
1日目

 第2回V1リーグ、初観戦の日。V1リーグは大抵 那伽嬢と一緒に観戦することが多いのですが、 このリーグ以降、私達二人は「V1観戦漫才コンビ」と 化していたような気がします(苦笑)。
 そして、応援している警視庁の初のV1での 観戦、更にその前週で警視庁が格上のNTT宮城に 勝っているということもあって、かなり 盛り上がっていた記憶があります。 でも相手は…日立国分なんですけどね(苦笑)。
 更にNTT宮城が見られるのがこの週だけ だったため、楽しみにしてましたね。 警視庁に負けていたから、チーム状態にも 不安はあったのですけど…。 (私はどっちも好きなんです…)

第1試合・日立国分vs警視庁第2試合・NTT宮城vs東京ガス

第1試合・日立国分 vs 警視庁

ベンチ入り 国分:大平・安野・坂本・星野・桐生・石川・
      清水(利公)・八代・立石・濱本・清水(克彦)・井上
      警視庁:米山・溝口・成毛・横田・安井・鈴木(信)・
      池田・武石・中本・池ノ上・堀江・高岡

スタメン 国分:セッター=桐生 センター=坂本&立石
     レフト=清水(利公)&清水(克彦) ライト=石川 リベロ=大平
     警視庁:セッター=池ノ上 センター=成毛&高岡
     レフト=米山&安井 ライト=堀江 リベロ=横田

第1セット
交代:国分・立石→星野(ピンチサーバー)
   警視庁・成毛→鈴木(信)(ピンチサーバー)  高岡→中本(ピンチサーバー&レシーバー)

 国分は元々センタースタメンの平山選手を 怪我で欠き、井上監督兼任選手が ベンチ入りせざるを得ない状態。 が、清水兄弟のサウスポーレフト、 石川選手の巧みなスパイク、ベテランの特攻クイッカー立石選手・ 若手ながらもチームの大黒柱・坂本選手がおり、 開幕前のV1リーグ優勝大本命(でも、もう一敗を喫している・・)。 彼らを昨年V1リーグ新人賞の桐生選手が 速いトスで使っていきます。 ただし、レシーブはちょっと弱い攻撃的チーム。 センターにレシーブやらせていることもあるのですが。 リベロ大平選手はあまり出ず、出ても出なくても、 ムードメーカーとして君臨中。
 一方警視庁は、一年目のスーパーエースで 既に警視庁の大黒柱・堀江選手と、 やはり一年目のセッター池ノ上選手、 警視庁タワー成毛選手、レシーブと多彩な攻撃が 売りの米山選手という若手中心のスタメン布陣を、 中堅のキレのいいスパイクを持つ安井選手・ 本来はセンターでもレシーブのいいキャプテンの横田選手・ 新日鐵化学から数年ブランクを経て移籍した高岡選手の 3名がサポートしています。 やはり優勝候補だったNTT宮城に、 フルセットの末黒星をつけた「台風の目」。
 ところが…序盤から、安井選手が 信じられないぐらいの絶不調。 トスが合わないのでしょうか? 高岡選手のクイックも使うことができない。 堀江選手と成毛選手はかなり頑張っているのですが… 坂本選手のジャンプサーブが 警視庁の大弱点・レシーブを襲います。 石川選手も絶好調で、スパイクが止まらない。 清水兄弟・センターからのクイックなど、国分の攻撃が非常に多彩で、 何もできないまま警視庁はあっさりセットを落とします。
<25−14>

第2セット
スタメン 国分:セッター=桐生 センター=坂本&立石
     レフト=清水(利公)&清水(克彦) ライト=石川 リベロ=大平
     警視庁:セッター=池ノ上 センター=成毛&高岡
     レフト=米山&安井 ライト=堀江 リベロ=横田
交代:国分・石川→安野 立石→星野(ピンチサーバー) 桐生→濱本
   警視庁・米山→中本(ピンチサーバー&レシーバー) 池ノ上→溝口

 警視庁は安井選手の調子が上がらないまま… 終盤、前回の地域リーグで正セッターだった 中堅溝口選手を投入するも、時既に遅し。
 国分はややサーブミスが増えたものの、 このセットも楽勝ペース。途中で控えの 安野選手や濱本選手を使う余裕も・・。
<25−15>

第3セット
スタメン 国分:セッター=濱本 センター=坂本&立石
     レフト=清水(利公)&清水(克彦) ライト=安野 リベロ=大平
     警視庁:セッター=溝口 センター=米山&成毛
     レフト=安井&中本 ライト=堀江 リベロ=横田
交代:国分・清水(克彦)→八代 立石→井上 濱本→桐生
   警視庁・成毛→鈴木(信)(ピンチサーバー) 中本→武石(ワンポイントブロッカー)

 警視庁は溝口選手と、昨年の入替戦で大活躍した 若手の中本選手を投入し、巻き返しを図ります。 そして国分は開始から控えメンバー2名、更に 開始直後に八代選手・そして井上選手投入。
 ところが国分のメンバーチェンジが裏目に・・。 前半はリードだったものの、 復調してきた安井選手のスパイク・溝口選手の ツーアタックなどでブロックを撹乱させられ、 更に中本選手のフローターサーブで 坂本選手がサーブレシーブを崩します。 坂本選手はここからサーブが入らなくなり、 クイックも不発。国分は慌てて桐生選手を戻しますが、 一度波に乗ると止まらない警視庁が、 力押しで奪取。
<23−25>

第4セット
スタメン 国分:セッター=桐生 センター=坂本&井上
     レフト=清水(利公)&清水(克彦) ライト=安野 リベロ=大平
     警視庁:セッター=溝口 センター=米山&成毛
     レフト=安井&中本 ライト=堀江 リベロ=横田
交代:国分・井上→星野(ピンチサーバー)
   警視庁・成毛→鈴木(信)(ピンチサーバー) 溝口→武石(ワンポイントブロッカー)

 このセットはお互い一歩も譲らず。 が、国分はサーブミスがちょっと多め。 あわよくば警視庁がフルセットに 持ち込みそうな展開でしたが、 最後は国分得意のブロックで、 どうにか逃げ切りました。
<25−22>


第2試合・NTT宮城 vs 東京ガス

ベンチ入り 宮城:神田・永沼・今野・栗田・遠藤・飯田・
      東海林・吉原・吉井・松林・長尾・栗原
      ガス:安藤・金沢・沢渡・金森・吉田・辻・
      千倉・伊東・馬場・大塚・八幡・岡野

スタメン 宮城:セッター=吉原 センター=永沼&遠藤
     レフト=神田&栗田 ライト=松林 リベロ=栗原
     ガス:セッター=岡野 センター=沢渡&金森
     レフト=伊東&馬場 ライト=安藤 リベロ=金沢

第1セット
交代:宮城・遠藤→飯田(ピンチサーバー)
   ガス・安藤→辻&岡野→吉田(2枚替え)  金森→大塚(ピンチサーバー&レシーバー)

 宮城はサーブレシーブ・レシーブが良く、 更に組織的ブロックに強いチーム。 攻撃も、中堅パワフルスパイカー神田選手、 超技巧派の中堅スパイカー栗田選手、 そしてNTT西日本から移籍したベテランエース松林選手、 移動攻撃もクイックもお手の物の特攻隊長・ 中堅センター遠藤選手、 2mの長身に加えて動きが鋭くなった中堅センター永沼選手と、 コマがかなり揃っています。それを操るのが老獪な (この表現は失礼でしょうか?汗) コントロールタワー・ベテランセッター吉原選手。 リベロの栗原選手は、コーチ兼任。 でも、何故か警視庁には昨年の黒鷲・今年のV1リーグ2戦目と 連敗していたりして(苦笑)。が、やはり優勝を狙うチーム。
 一方東京ガスは、中堅の沢渡選手&若手の金森選手という、 恐ろしいブロック力とクイック力を兼ね備えた、V1リーグを代表する センター2名と、更にベテランリベロ金沢選手を中心とする 良いレシーブとつなぎを要するチーム。 若干サイドの攻撃力が弱かったものの、 闘将の中堅スパイカー馬場選手、 シャープなベテランライト安藤選手に加えて、 1999年度の早大の「凄い」主将でもあった伊東選手が加入して… かなり怖いチームになりました。 サーブもセッターの岡野選手中心に かなり「くる」チームです。
 序盤、宮城は先週警視庁に負けたのをひきずっているのか、動きが悪い。 特に神田選手が不調。更に、ガスのサーブ (特に伊東選手のジャンプサーブ)に崩され、 ブロックも食らってムード最悪。 ところが、そのムードを一新したのが、ピンチサーバーであり、 宮城のラッキーボーイ(でももう中堅)飯田選手。 飯田選手自身のサービスエースやナイスレシーブからの 得点を含めて、なんと連続8得点! それで見事に逆転し、そのまま宮城が突っ走ってしまいました。
<25−16>

第2セット
スタメン 宮城:セッター=吉原 センター=永沼&遠藤
     レフト=神田&栗田 ライト=松林 リベロ=栗原
     ガス:セッター=岡野 センター=沢渡&金森
     レフト=伊東&馬場 ライト=安藤 リベロ=金沢 交代:宮城・遠藤→飯田(ピンチサーバー)  吉原→長尾(ワンポイントブロッカー)
   ガス・沢渡→大塚(ピンチサーバー&レシーバー)  安藤→吉田

 宮城は前セットの勢いをそのまま持続。 まだ神田選手は不調なものの、 栗田選手・遠藤選手・松林選手が絶好調! 吉原選手もブロックを結構決めていました。 逆に東京ガスは、粘ることは粘るのですが、 クイックを拾われて切り返されると 非常に辛いです。粘りで追いすがりますが、 伊東選手とのコンビミスなども出てしまい (内定選手だからしょうがないけど) 追いつくことができませんでした。
<25−21>

第3セット
スタメン 宮城:セッター=吉原 センター=永沼&遠藤
     レフト=神田&栗田 ライト=松林 リベロ=栗原
     ガス:セッター=岡野 センター=沢渡&金森
     レフト=伊東&馬場 ライト=吉田 リベロ=金沢 交代:宮城・遠藤→飯田(ピンチサーバー)  松林→吉井(ピンチサーバー&レシーバー)  吉原→今野(ワンポイントブロッカー)
   ガス・吉田→辻&岡野→安藤(2枚替え)  沢渡→大塚(ピンチサーバー&レシーバー)

 宮城の勢いが止まりません。 神田選手も不調から抜け出しつつあります。 途中、栗田選手の顔面にボールが直撃、 コンタクトが落ちるハプニングも ありましたが、その後のプレーには支障なく、 レシーブで追いすがるガスを撃破。
<25−22>