2017年6月7日:全日本大学選手権・大阪商業大学vs天理大学(東京ドーム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
天理大学 0 1 3 0 0 0 0 0 0 4
大阪商業大学 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2

STARTING MEMBER
天理大学 大阪商業大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 西山 1 細川
2 牧野 2 日下部
3 荻野 3 滝野
4 田中秀 4 坂田
5 山本 5 植田
6 加藤 6 太田
7 中村 7 本田
8 石原貴 8 松山
9 権代 9 工(たくみ)
P 森浦 P 尾田

PITCHERS
天理大学 ○森浦
大阪商業大学 ●尾田→吉川→橋本

CHANGE
大阪商業大学 滝野→笹治(5回表右翼手)
松山→岡澤(6回裏代打)
工→井上(6回裏代打、その後一塁手)
岡澤→前田(7回表三塁手)
笹治→川中(8回表右翼手)
川中→三好(8回裏代打)
三好→手島(9回表右翼手)
井上→福田(9回表一塁手)
坂田→亀山(9回裏代走)

HOMERAN
大阪商業大学 坂田(7回裏ソロ、森浦) 植田(7回裏ソロ、植田)

 関西対決となりました。阪神連盟の天理大は初観戦。 関西六大学連盟の大阪商業大はなんと10年振り。 大阪商業大、10年前は決して強くなかったですしね…。近年すっかり強豪チームで。 天理大は前日の1回戦で九州地区・東海大九州キャンパスを打撃戦で破り、 大阪商業大は前日の1回戦で京滋連盟・京都学園大(当時)をサヨナラ勝ちで破っています。 関西の大学、当たりまくってますね…。
 大阪商業大の先発は右腕の3年尾田投手。 2回表。4年山本選手がヒットを放つと、右翼手がファンブルして一気に二塁へ。 進塁打で三塁まで進塁すると、4年中村選手が適時打。 天理大が1点先制します。
 更に3回表。3年権代選手がヒットで出塁すると、投犠打で二塁へ。 が、その後の遊ゴロで二塁走者がアウトになってしまって、二死一塁。 ところが3年荻野選手の遊ゴロを、二塁カバーの二塁手が捕球できず(二失)。 ここで3年田中秀政選手が2点適時二塁打。 これで尾田投手はノックアウト、右腕の1年吉川投手が登板します。 が、山本選手が適時打。更に中堅手がファンブルのおまけつき。 この回、大阪商業大が3点追加。 それでも吉川投手は6回表のピンチを背負うところまで登板し、 その後は左腕の2年橋本投手が最後まで抑え、無失点で味方の援護を待ちます。
 天理大の先発は左腕の1年森浦投手。 5回裏に四球で初走者、6回裏に3年井上選手のヒットが初被安打と、 1年生なのに前半の好投振りが凄いです。 が、7回裏。天理大も大阪商業大も関西ノリの面白い応援団なのですが、 この回、いきなり応援団が一人で応援台に立ち、「酒と泪と男と女」を熱唱し始めます。 曲のチョイス的にも微妙な顔をしていたら、なんと4年坂田選手がソロ一発。 更に歌い続けていたら、3年植田選手がソロ一発、アベックアーチ。 「酒と泪と男と女」がまさかの魔曲と化しました…。 ただ、後続は続かず、大阪商業大はこの回2点返します。
 ただ、その後も森浦投手はほぼ崩れず。 9回裏に「酒と泪と男と女」をバックに坂田選手がヒットを放ちましたが、 後続が続かず。 森浦投手は結局、被安打4(うち3安打が「酒と泪と男と女」バック…)与四球3。 ソロ2被弾ですが2失点で完投し、天理大が逃げ切りました。
 ちなみに大阪商業大の応援もこれですが、 天理大も田中秀政選手の打席で楽しそうにピクニック(歌詞に「秀政おじさん」と入っていたようです…)を歌っていて、 とりあえず応援が楽しそうだなあ、と生温かい目で見ていました。
 天理大は準々決勝で、東京六大学代表・立教と対戦して敗退。
 この後、大阪商業大にも天理大にも暫く会わないのですが、その先で再会する選手はちらほらいたりします。 NPBに行く選手もちらほらいましたし(この試合で見られない選手にもちらほら)。 この試合に出ているこの年の4年では、大阪商業大では主将の日下部選手がNTT西日本、 坂田選手がパナソニック(余談ですが、植田選手もパナソニックに2年後行くことになり、 「酒と泪と男と女」アベックホームランコンビが先でも並ぶという状況に吹いた記憶があります)。 天理大では中村選手がNPB・楽天の育成選手、 牧野選手がニチダイ、山本選手が大和高田クラブへ。