2016年11月3日:関東地区大学選手権・上武大学vs桜美林大学(横浜スタジアム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
桜美林大学 0 0 0 4 1 0 0 0 0 0 0 1 6
上武大学 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5

STARTING MEMBER
桜美林大学 上武大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 山野辺 1 宮川海
2 井橋 2 島田
3 大平 3 鳥巣
4 村井 4 長澤
5 5 山本
6 沼田 6 市根井
7 五十嵐 7 藤野
8 佐俣 8 吉田
9 小林颯 9 小豆澤
P 邑楽 P 鈴木

PITCHERS
桜美林大学 邑楽→安田→増田→○宮崎
上武大学 鈴木→西村→霍本→●宮川哲

CHANGE
桜美林大学 五十嵐→小林章(7回表代打)
小林章→山本(7回裏三塁手)
村井→田所(7回裏一塁手)
五十嵐→中村(10回表代打)
中村→徳満(10回表代走、その後三塁手)
上武大学 藤野→山脇(9回裏代走、その後二塁手。それに伴い鳥巣三塁手)
宮川海→我如古(11回裏代打)
我如古→森井(12回表右翼手)

 横浜市長杯。関甲新1位・上武大の応援を聞きに来ました。 …いや、もう、上武大と首都1位・桜美林大の明治神宮大会本戦行きは決まっていますので…。
 たどり着いたのが1回裏でした。 桜美林大の先発は4年邑楽投手。右腕。 で。いきなり1年宮川海斗選手が右中間フェンス直撃の三塁打で出塁すると、 3年島田選手が適時二塁打。 どうもこの先制攻撃がダメージ大きかったようで、 続く4年長澤・4年主将山本兼三・2年市根井選手と三者連続四球で押し出し、1点追加。 更に2年藤野選手が中犠飛で1点追加。二塁走者もタッチアップ。 更に更に邑楽投手のワイルドピッチで一者生還。この時点で二死二塁。 で、2年吉田捕手が適時二塁打…(遠い目) なんと、いきなりの上武大の5得点。 邑楽投手は1回もたずノックアウトに…。 代わりに2年安田投手が登板。右腕。 3年小豆澤選手にヒットを打たれたものの、後続は断ちます。
 上武大の先発は4年鈴木稜也投手。右腕。 4回表。桜美林大の応援ブラバンから、トランペットの「必殺!」が流れます。 上武大の皆様が拍手。 が。3年大平捕手と4年村井選手が連続ヒットで出塁すると、 投犠打でそれぞれ進塁。 4年主将沼田選手の遊ゴロの間に一者生還し、1点返します。でもこの時点で二死三塁。 ところが。2年五十嵐選手が死球で出塁すると、 4年佐俣選手が2点適時二塁打。 更に3年小林颯選手が適時三塁打。なんと、この回一気に4点入れて、桜美林大が1点差まで詰め寄ります。 鈴木稜也投手はここでノックアウト。 右腕の1年西村投手にスイッチし、ここを抑えます。
 が、5回表。 1年井橋選手が死球で出塁すると、4年島選手がヒットで続きます。 ここで沼田選手が適時二塁打。 桜美林大がとうとう同点に…。
 そしてここから、試合が膠着します。 桜美林大は安田投手が、3回裏に山本兼三選手がヒット、犠打で進塁後、 吉田捕手がヒットで山本兼三選手が本塁を狙ったもののアウト、という大ピンチを切り抜け、 5回まで無得点で投げ切ります。 6回からは右スリークォーターの4年増田投手が登板し、走者は出しつつも得点は与えず、9回まで投げ切ります。 一方、上武大は5回は西村投手が投げ切り、 6回は左サイドスローの3年霍本投手が登板して抑え、 7回からは3年宮川哲投手が登板。こちらも9回まで投げ続けます。 そして5−5のまま、延長へ。
 延長に入ってからも宮川哲投手は投げ続けます。 一方、桜美林大は10回から右腕の3年宮崎投手が登板。こちらも得点を与えません。 泥沼状態で12回表に突入。 ここで、途中一塁守備から出場していた4年田所選手が二塁打で出塁すると、 島選手が犠打。ところが、三塁手がこれを悪送球(遠い目) 二塁手がカバーしていたので、無死一、三塁となっただけで済みましたが…。 が。ここで沼田選手、4−6−3の二併。 …ここは、ある意味事前の三失が利いてしまいました。 二併の間に、三塁走者が本塁生還して、桜美林大がとうとう1点追加。 …なんとも…。
 結局、12回裏は宮崎選手がヒット1本で抑え、桜美林大が逃げ切り。 桜美林大が関東地区第一代表、上武大が関東地区第二代表となりました。
 ちなみに、上武大の応援は毎年のように爆声だったのですが、 市根井選手の応援「おーシャンゼリゼ」がここから数年各地でツボることになります。
 桜美林大はこの後、本戦では見られずじまいでしたが、 この日見た中では(というのは、ロッテに指名された4年佐々木投手は見られなかったので)、 4年山野辺選手が三菱自動車岡崎(そして数年後西武)、沼田選手が九州三菱自動車、 邑楽投手が日立製作所に進むことになります。