2016年4月9日：JABA四国・日本生命vsJR北海道（徳島県鳴門総合運動公園野球場）

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
JR北海道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 3 4 8
日本生命 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 3 1 5

STARTING MEMBER
JR北海道 日本生命
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 遊 嶋田 1 中 伊藤
2 左 本間 2 左 福富
3 右 増川 3 二 原田
4 三 野澤 4 指 高橋
5 中 丹澤 5 一 廣本
6 指 松浦 6 遊 山本
7 捕 大東 7 右 上西
8 一 柴草 8 捕 古川
9 二 美馬 9 三 宇高
P 投 戸田 P 投 小林

PITCHERS
JR北海道 戸田→清原→若杉→○夏井
日本生命 小林→●藤井

CHANGE
JR北海道 増川→中谷（７回表代打、その後右翼手）
松浦→大野（７回表代打、そのまま指名打者）
美馬→浦嶋（８回表代打）
浦嶋→平野（８回裏二塁手）
大野→齊藤（12回表代走、そのまま指名打者）
柴草→小林（12回表代打、その後一塁手）
日本生命 原田→本藤（８回裏代打）
本藤→籾山（９回表二塁手）
古川→椎名（９回表捕手、負傷退場）
籾山→佐々木（10回裏代走）
佐々木→田中（11回表二塁手）
宇高→神里（11回裏代打）
神里→中井（12回表三塁手）

　JABA四国。４月の頭という、微妙に仕事関係で行っていいのか悩ましい時期。 この年は少々時期が頭とは言いにくいところがあり、 折角なので旅行がてらに行ってきました。 まさか四国で、生涯最初に足を踏み入れるのが、徳島だとは…。 でも行ってよかったです。御飯おいしかったし。
　この試合はCブロック。日本生命は初戦、 JR北海道は前日に沖縄銀行に敗退しています。
　日本生命の先発は小林投手、JR北海道の先発は戸田投手。 投手戦、と言っていいでしょう。 小林選手は２回表に野澤選手の四球と犠打で二塁まで進塁した後、 大東捕手にヒットを打たれましたが、二塁走者が右翼手・上西選手のレーザービームもあり、 本塁でアウト。 戸田投手は三塁打を高橋選手に打たれましたが、そこも切り抜け。
　そして試合が微妙になったのは、終盤の８回裏。 この回から清原投手が登板します。 古川捕手が四球で出塁すると、犠打で進塁。 更に福富投手が四球で続きます。 清原投手、あまり制球は良くないです。 ここで代打でルーキー本藤選手。 いきなりヒット！ ただ、これで二塁走者が本塁を狙います。 が、これは腕を回した梶田コーチも含めて、少々無茶だったかなあ、と。 本塁でクロスプレーになり、アウト。 しかもこれで、古川捕手が負傷したみたいで、そのままベンチに…。 この時以降、古川捕手は暫く試合出場不可となり、 結局都市対抗本戦直前まで戻ってこれなかった、という…。 長期的に見ても、チームには痛かったでしょうね…。
　が、試合は淡々と進み、とうとう延長戦即タイブレークに。 10回表。日本生命はここで藤井投手にスイッチ。 前年の橋戸賞、流石春先から使われ方がハードです（苦笑）。 JR北海道は一番打者の嶋田選手からです。 で、嶋田選手を投ゴロに抑えて二死まではとったのですが、本間選手の叩きつけた当たりが三塁横を抜ける適時打。 実はこの日、ここまで３安打と一番当たっていた本間選手でしたが、 これは泥臭い当たりを上手く打ったと思います。これでJR北海道が先制。
　ところが10回裏。日本生命はやはり四番の高橋選手から。 で、その高橋選手がいきなり四球押し出し…。 それ以降の点数はとれず、次の回へ。
　11回表。一死満塁で、打順とはいえ四番の野澤選手に当たるのは厳しいですね。 というわけで見事な右越えの３点適時二塁打。 流石にこの３点は重い、と思ったんです…。
　11回裏。ここから若杉投手が登板。 二死後、古川捕手の負傷交代で捕手に入っていた椎名捕手が２点適時打。 更に代打のルーキー神里選手が二塁手の頭上を越える同点適時打。 まさか追いつくとは…。 若杉投手はノックアウトでルーキー夏井投手に交代し、 ここは抑えます。
　12回表。まさかの藤井投手３イニング目。 大東捕手が適時打で１点勝ち越した後、 代打小林選手。これを、なんと三塁手がファンブル。 前の回に代打が出た関係で、この回から三塁手には中井選手が入っていたのですが… 正直、中井選手って守備きちんとしている選手なので、 ここでファンブルするとは思ってなかったです。 で、二死後、嶋田選手がピッチャー返しで２点適時打。 藤井投手、結局３イニングで８失点なのですが、 タイブレークで最初からいる走者が生還する分には自責にならないのと、 12回表は失策が絡んでいるため、たぶん自責点は０です（苦笑）。 変な記録ですね…。
　12回裏。若杉投手は続投。 福富選手が左犠飛で１点は返しますが、流石にそこまででした。 いやあ、春先から凄い試合になりました（苦笑）。 凄い試合でしたが、日本生命はここをタイブレーク負けにして傷は浅く、 その後１コールド勝利・１勝利でポイントによりブロック１位、 決勝トーナメントへ進みました。 JX-ENEOSに敗れて準決勝で敗退。