2015年10月3日:神奈川大学野球一部秋季リーグ・横浜商科大学vs神奈川工科大学(KAITスタジアム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
神奈川工科大学 0 0 4 0 0 0 1 2 0 7
横浜商科大学 4 0 0 1 0 0 0 0 0 5

STARTING MEMBER
神奈川工科大学 横浜商科大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 関根 1 佐藤広
2 齋藤和 2 大島
3 田島 3 酒井翔
4 鈴木 4 谷口
5 實盛 5 荒井
6 横須賀 6 西林
7 小川 7 大城
8 本橋 8 内田
9 沼田 9 馬場竜
P 渡邉啓 P 佐藤健

PITCHERS
神奈川工科大学 ○渡邉啓
横浜商科大学 佐藤健→庄司→●左澤→平木

CHANGE
神奈川工科大学 實盛→小椋(8回表代打、その後三塁手)
横須賀→石川(8回表代走)
小川→吉田(8回表代走、そのまま指名打者)
石川→笹生(8回裏一塁手)
横浜商科大学 馬場竜→藤澤(8回裏代打)
藤澤→矢作(9回表二塁手)

HOMERAN
神奈川工科大学 小椋(8回表ソロ、左澤)

 お膝元で試合を見る、というのは、 個人的には結局良かったのかもしれません。
 神奈川工科大の先発は4年渡邉啓太投手。 1回裏。 2年佐藤広之選手の打球を、いきなり二塁手がファンブル。 更に4年酒井翔平選手がランエンドヒット敢行し、一、三塁。 ここで3年谷口選手が適時打。 更に二死後、1年西林選手と2年大城選手が連続適時打。 3つ打たれてるけれど、谷口選手と西林選手はポテン気味、 大城選手は鈍い当たりだけど上手く一塁横を抜けた、という感じで。 少々投手には不運かなあ、と。 更に一塁走者が盗塁敢行、挟殺しようとしたら三塁走者が本盗で生還。 一塁走者はアウトにしたものの、いきなり4点…。
 が。横浜商科大の先発は4年佐藤健太投手。 3回表。1年沼田選手の遊ゴロを遊撃手が悪送球。 実は遊撃手の失策は既に本日2つ目…。主将4年大島選手…。 更に3年関根選手が四球で続くと、 犠打でそれぞれ進塁。 ここで3年但馬選手が適時打。 更に4年鈴木選手が敬遠気味の四球で満塁となると、 3年横須賀選手が、左中間真っ二つの走者一掃の同点3点適時二塁打! なんと…。
 が、4回裏。 佐藤広之選手がヒットで出塁すると、二盗敢行。 ここで酒井翔平選手の当たりは、二塁手が飛びついたけど弾いてしまい、 方向が逆に転がってしまって、結果、勝ち越し適時打に。 ううん…。
 中盤は試合が膠着したのですが、7回表。 実は4回表途中から3年庄司投手が登板し、ここまで荒れ球を生かし、抑えていました。 が。沼田選手がヒットで出塁すると、犠打で進塁。 ここで、4年齋藤和希選手が空振り三振…も、ワイルドピッチ。 沼田選手は三塁へすかさず進塁するのだけれど、 齋藤和希選手は何故かぽかんと立ちっ放し。 気づいたようで、「いっていいの?」みたいにベンチ伺いながらも(苦笑)、 一塁へ。そして捕手が拾って一塁へ投げて、それでぎりぎりセーフ。 なんともぐだぐだな中、ただ一人冷静だった沼田選手、 その間に本塁を陥れていました。 …凄いシチュエーションの同点劇…。 見ている方もちょっとぽかんとしてしまいました。 横浜商科大、ここで3年左澤投手にスイッチし、その後は抑えます。
 ところが8回表。 先頭打者の代打2年小椋選手、ここで勝ち越しソロ一発! これで左澤投手が降板、3年平木投手にスイッチ。 が、いきなり登板だったせいか、制球が怪しく…。 横須賀選手が膝裏に死球(痛そうで、2年石川選手が代走で出ました)、 3年小川選手が四球で出塁し、犠打で進塁した後、 沼田選手が中犠飛。この追加点は大きいです。
 さて、4回までに5失点(ハードラックもあったけど)の渡邉啓太投手だったのですが。 5回裏には、中堅手の齋藤和希選手のジャンプキャッチや、 ファウルグラウンドでの4年本橋捕手のダイビング&回転キャッチという好守備にも支えられ (なお、本橋捕手のファインプレーの時に一塁走者がタッチアップで二塁へ進塁した、 大城選手もいいプレーでした)、 7回裏の無死からの谷口選手のポテンヒットからのピンチも凌ぎ、 なんと5失点でも完投勝利。これでリーグ5勝目、 この時のリーグのチームの勝利試合は、全て渡邉啓太投手が白星ゲットという状態。 9回裏、登板しながら、本当にいい笑顔で。それが強く印象に残っています。 個人的に、書き手がこの後の試合を見にいけるかどうかわからない状態で、 このいい笑顔が、渡邉啓太投手の大学最後の試合の表情になるのかな、と思ったりもしました。
 もう1つ印象に残ったのは、4年主将實盛選手が、 8回表に小椋選手と交代してベンチに下がったのですが、 その後、ずっと三塁コーチャーに入っていたこと。 自身は打てないことも多くて(犠打上手いですよ)、不慣れな一塁手 (元々捕手)で。忸怩たる思いもあるだろうだろうな…と。 それに、監督はイケメンとおっしゃいましたが、男前ですしね!(あ)
 このカードは横浜商科大がその後の2試合をとって勝ち点をゲット。 これで神奈川工科大の2位以上はなくなりました=横浜市長杯も出られないことも確定。