2013年11月2日:社会人野球日本選手権本戦・JFE東日本vs日本生命(京セラドーム大阪)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本生命 0 0 0 0 1 2 1 0 2 6
JFE東日本 3 0 0 0 1 4 0 0 X 8

STARTING MEMBER
日本生命 JFE東日本
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 小田 1 大澤
2 田中啓 2 生多
3 高橋 3 内藤
4 井上 4 トマセン
5 多井 5 吉川
6 山本真 6 落合
7 廣本 7 金森
8 小林 8 中野
9 岩下 9 津留
P 柿田 P 鹿沼

PITCHERS
日本生命 ●柿田→藤田→佐川→吉原
JFE東日本 鹿沼→○杉本→小原→中林

CHANGE
日本生命 岩下→有竹(9回表代打)
有竹→福富(9回表代走)
小田→平野(9回表代打)
井上→佐々木優(9回表代走)
多井→宇高(9回表代打)
宇高→佐々木正(9回表代走)
JFE東日本 落合→尾張(5回表右翼手、負傷退場)
トマセン→岩崎(7回表左翼手)
吉川→長谷川(8回表三塁手)

HOMERAN
日本生命 井上(8回表ソロ、小原)
JFE東日本 内藤(6回裏満塁、吉原。ランニング本塁打)

 なんとも派手な試合になりました。
 日本生命の先発は柿田投手。ドラフトで指名されたばかり、というか、 日本生命はドラ1バッテリーだったんですな。 1回裏。大澤選手がエンタイトル二塁打で出塁すると、 生多選手が適時打。更に、内藤選手の打球を遊撃手がファンブルして出塁すると(遊失)、 落合選手が四球。更に、金森選手が2点適時打。 JFE東日本がいきなり3点先制です。
 JFE東日本の先発は鹿沼投手。3回の唯一のチャンスも本塁憤死でなくなっており、 それ以外はチャンスも作れない状態でしたが、5回表。 山本真也選手がヒットで出塁すると、 岩下選手の打球は右翼手の前でぽとりと落ち…追っていた右翼手が倒れ、そのまま起き上がりません。 記録的には適時二塁打となりましたが…右翼手の落合選手、そのまま担架退場となりました…。 そのショックがあったのか、四球と遊撃内野安打が続いたので、 JFE東日本は杉本投手にスイッチ。このピンチを切り抜けます。 しかし、「JFE東日本の」鹿沼投手はこれが見おさめになるとは…。
 直後の5回裏。日本生命は4回途中に、柿田投手から藤田投手にスイッチしています。 生多選手の打球を二塁手がなんとか捕球しますが、送球でミスをしてセーフ (これで二失は少々可哀想ですが)。犠打進塁後、 藤田投手から佐川投手にスイッチします。 が、二死後、吉川選手が適時打。点差を広げます。
 ところが直後の6回表。多井選手が避けようのないボールで死球、 山本真也選手がヒットで続いて、ワイルドピッチでそれぞれ進塁します。 ここで、小林選手が2点適時三塁打。1点差となりますが、 ここは杉本投手からスイッチした小原投手が抑えます。
 ところがところが、直後の6回裏。 金森選手がヒットで出たところで、佐川投手から吉原投手にスイッチします。 が、津留選手がヒット、大澤選手が四球で出塁すると、 なんと、内藤選手がランニンググランドスラム…! 京セラの外野はボールが跳ねやすくて、跳ねて外野手の頭を越えることが多いとはいえ…。 ただ、吉原投手、この回だけおかしくて、 その後は最後まで抑えました。ドラフト指名の意地でしょうか。
 が、日本生命も挫けません。 8回表。井上選手がソロ一発。焼け石に水のようでしたが、続く9回表。 小林選手が四球で出塁すると、代打有竹選手がヒットで一、三塁。 田中啓嗣選手が犠飛で1点。 更に高橋選手が四球で続くと、どうやら井上選手の適時打で2点差…! なお、「どうやら」とついているのは、この時電話がかかってきて、 席を外していたからです…。 JFE東日本は小原投手から中林投手にスイッチし、 中林投手は四球を出してピンチを広げるも、なんとか逃げ切りました。