2012年7月21日:都市対抗本戦・JR九州vs日本生命(東京ドーム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本生命 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
JR九州 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

STARTING MEMBER
日本生命 JR九州
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 佐々木正 1 田中敬
2 田中啓 2 田村
3 高橋 3 藤島
4 多井 4 宇多村
5 井上 5 中野
6 山本真 6 堀(三菱重工長崎)
7 青山(大阪ガス) 7 荒牧(三菱重工長崎)
8 小林 8 東向
9 宇高 9 田中允
P 吉原 P 三小田(三菱重工長崎)

PITCHERS
日本生命 ○吉原
JR九州 ●三小田→与那嶺→吉田→濱野

CHANGE
日本生命 青山→平野(6回表代打)
平野→小田(6回裏中堅手)
JR九州 荒牧→只隈(9回裏代打)
東向→中田(9回裏代打)
田中允→佐藤(9回裏代打)

HOMERAN
日本生命 高橋(4回表ソロ、三小田)

 今大会の日本生命観戦は、2回戦からとなりました。 …いきなりJR九州とか胃が痛いって話ですが。 ちなみにこの日はのんびり第1試合途中から試合を見に来て、 第3試合を見ずに帰りました。見たいカードでなかったというのもあるのですが、 当時多忙で、ちょっと体力がもたなかったのもあります。
 JR九州の先発は、三菱重工長崎から補強の三小田投手。 左腕投手です。日本生命打線は、そこまで左腕に弱いというわけではありませんが、 四番打者の多井選手が左打者ということもあり、微妙に打線殺されるなあ…とは感じていました。 序盤は単発のヒットが出るぐらい。うーん。
 一方、日本生命の先発は、吉原投手。 初回からヒット打たれたり死球出したりワイルドピッチを出したりと、 なんだかふらふらした立ち上がり。 …とはいえ、吉原投手が割とヒットを打たれるのもよくあることでしたし、 相手がJR九州と言うこともあって、気にしませんでした。 1回裏の一、二塁の場面で、宇多村選手のファウルゾーンに上がった当たりを、 高橋選手がよく追い付いて捕球したのも大きかったです。 ただ…3回裏、田村選手がヒットで出塁した時、 何故か藤島選手が犠打。これを小フライにしてしまい、吉原投手が見事に落として併殺プレー成立。 これはJR九州も、ちょっと焦ったプレーだったかと。 藤島選手なのだから、そんなことしなくてもいいのに。
 それで流れが傾いたのか、4回表。 いきなり何の前触れもなく、高橋選手がソロ一発。 僅差が予想される試合ではまさに値千金。 実はその後も、ヒット1本(多井選手のヒットでした。左打者なのに打てるのは、意地でしょうか)に四球2つで、 二死満塁。ちなみに、2つ目の四球を出す前に、投手が与那嶺投手に替わっています。 ここで宇高選手の打球は内野を越えそうな痛烈な当たり。 が、これを二塁手の田村選手が、ジャンプキャッチで阻止。 これは見事なファインプレーでした。この日は敵でしたけど拍手。 JR九州も、そうそう簡単には流れを日本生命に与えません。
 ところがこの後、両投手陣ががっちり踏ん張ったまま。 JR九州は5回表から吉田投手、8回表途中から濱野投手を投入しましたが、 点をやらず。ちなみに、吉田投手よりも濱野投手の方がピンチは作っていたりしつつ。 が、日本生命は吉原投手が投げ続けて…結局、その後危なかったのは5回裏の一、二塁と、 9回裏の無死からヒットをあびたぐらい。 9回裏は犠打と進塁打で、三塁まで走者を進められましたが、 結局抑えて、ソロ一発のスミ1勝利と相成りました。 吉原投手はよく粘って投げたと思います。 一番大きかったのは、何よりも、宇多村選手を完全に封じたことでしょう。 お陰で点に繋がらなかったのは大きかったです。 実は三菱重工長崎からの補強選手・堀選手が好調で、 その前で打線を切っていたことも大きかったなあと。