2011年11月26日:明治神宮大会大学の部準決勝・愛知学院大学vs創価大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
創価大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
愛知学院大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2X 2

STARTING MEMBER
創価大学 愛知学院大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 脇山 1 濱内
2 高橋 2 源田
3 3 田中
4 大古 4 長田
5 倉本 5 森田
6 荒屋 6 古屋
7 永井 7 古川
8 寺嶋 8 中根
9 小川 9 大迫

PITCHERS
創価大学 ●小川
愛知学院大学 中根→○浦野

CHANGE
愛知学院大学 大迫→河田(8回裏代打)
河田→井上(8回裏代走)
源田→与世山(8回裏代打、その後一塁手)
井上→西田(9回表二塁手。それに伴い田中遊撃手)
中根→浦野(10回表投手)

 メインの第二試合、そして今年最後の試合です。 愛知学院大と、関東五連盟第一代表・東京新連盟・創価大。 愛知学院大はなんと、東都代表・亜大相手に1−0で勝って上がって来ました。 創価大も、前日に九州共立大相手に3−0で勝利しています。 九州共立大2年大瀬良投手相手にやりますなあ。
 愛知学院大の先発は、4年中根投手で来ました。これは試合日程的に予想通り。 そして創価大は…3年小川投手が先発。…先発連投ですねえ…。 中根投手は序盤にヒットを打たれたのですが、その後はほぼ完璧と言える投球。 更に、二塁手の3年田中選手が、結構難しそうな打球を軽やかにさばいています。 一方、小川投手。連投のせいか、ヒットは結構打たれましたし、 盗塁も結構されています(愛知学院大のカラーのせいもあるでしょうが)。 …が、そこから先は行かせません。 ちなみに脚を大きく上げてから投げるので、九州三菱自動車・幸松投手をを思い出したりもしつつ(苦笑)。 8回裏、愛知学院大はスクイズ敢行もあったのですが、ここも本塁でアウト。 結局そのまま、9回裏終了。延長戦&タイブレークです。
 タイブレークは、創価大も愛知学院大も、一番打者から開始です。 そして10回表。愛知学院大はとうとう、4年浦野投手を送り込みます。全部リリーフですが三連投です。 二死後、1年高橋選手の打球は、二塁手の頭を超えそうな当たりでした。 途中から入っていた、3年西田選手がジャンプ捕球。 が、それを捕球しきれずに落としてしまいます。記録的には適時内野安打。 創価大に1点が入ります。 実は西田選手は165cmの小柄な選手で、ジャンプキャッチもぎりぎりのプレーでした。 もし、もう少しリーチがある176cmの田中選手が二塁手のままだったら (この時点で遊撃手でした)…ということも思いましたが、 これも勝負の綾、已む無し…。 それでも浦野投手は、この1失点で抑えます。
 そして10回裏。小川投手は続投です。 実は、今大会の愛知学院大は2試合で2点という得点力なのですが、 そのどちらも叩き出している、3年濱内選手が先頭打者。 期待通り、左翼側への大きな当たり。 3年大古選手が飛びついたのですが捕れず(動きがぎこちなかったのですが、 どうやらリーグでは普段指名打者で、今大会の登録も内野手です…)、 二塁走者の浦野投手が、悠々とガッツポーズでサヨナラのホームを踏みました。 なんて劇的な。これも勝負の綾。 実は二塁付近で、チームメイトと飛びついて抱き合った選手がいたのですが、 恐らくその時一塁走者だった、西田選手だったんじゃないかな…と。 きっと一番ほっとしたことでしょうし。
 正直、この試合、創価大が負けてくれて「ほっとしました」。 …恐らくこの試合を勝っていたら、小川投手が先発三連投(しかも二連続完投で)でしたから。 いい投手なので、ここで潰したくはなかったですしね。
 愛知学院大は、非常に残念なことに、決勝戦で明大に負けてしまうのですが。 個人的には中根投手にも会えたし、収穫の多い大会でした。 浦野投手が、社会人野球では敵に回ってしまうのが残念です(苦笑)。