2011年9月15日:東京六大学野球秋季リーグ・立教大学vs慶應義塾大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
慶應義塾大学 0 1 0 1 0 2 1 0 0 5
立教大学 0 1 2 2 0 0 0 1 X 6

STARTING MEMBER
慶應義塾大学 立教大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 辰巳 1 長谷川
2 金田 2 我如古
3 山崎練 3 松本
4 伊藤 4 岡崎
5 伊場 5 那賀
6 阿加多 6 加藤
7 宮本 7 山田
8 福富 8 舟川
9 竹内大 9 小室

PITCHERS
慶應義塾大学 竹内大→白村→●山形
立教大学 小室→川端大翔→○斎藤隼

CHANGE
慶應義塾大学 竹内大→西野(5回表代打、その後捕手)
阿加多→白村(5回裏投手)
辰巳→荒川(6回表代打、その後中堅手)
白村→鈴木裕(6回表代打)
宮本→影山(6回表代打、その後左翼手)
金田→大川武(6回裏二塁手)
鈴木裕→山形(6回裏投手)
荒川→田中聡(7回表代打)
田中聡→松本大(7回裏中堅手)
伊場→神田(8回裏一塁手)
福富→藤本(9回表代打)
立教大学 小室→川端大翔(6回表投手)
岡崎→平原(8回表一塁手)
川端大翔→斎藤隼(8回表投手)
那賀→西藤(8回裏代走、その後中堅手。それに伴い加藤左翼手、長谷川右翼手)

HOMERAN
慶應義塾大学 伊場(2回表ソロ、小室) 山崎練(4回表ソロ、小室)
立教大学 長谷川(4回裏2ラン、竹内大)

 今季ラスト立教観戦です。すなわち、今年の4年生とはラストゲームとなります。 前週怪我をしているため(右太股裏の怪我とのことです) 4年主将岡崎選手の出場が気になったのですが、 無事にスタメンでした。 …一塁手、という辺り、無理をしている可能性が高いですが…。
 この日は朝から雨天で、神宮に到着した開始20分前から開始時刻にかけてが一番雨が酷く、 試合ができるかどうかが心配でしたが、無事にやんで、45分遅れでの開始となりました。
 立教が小室投手、慶大が竹内大助投手と、 両チームの誇る「3年エース左腕」が先発。 試合が動いたのは2回表。4年伊場選手がソロ一発で慶大が先制します。 が、直後の2回裏。今季打撃好調の3年山田捕手がフェンス直撃の二塁打を放つと、 2年舟川選手もヒットで続いて一、三塁。 ここで小室投手が四球、しかもその最後のボールがワイルドピッチ。 三塁走者が本塁生還し、同点に。
 更に3回裏。1年我如古選手の当たりを、遊撃手が弾いてしまいます(遊失)。 犠打で進塁すると、4年那賀選手がヒットで続きます。 ここで3年加藤選手の打球は、右翼手の前にぽとりと落ちるポテンヒット。 ひとまず一者は余裕で生還して適時打なのですが、 加藤選手がここで二塁を狙います。 外野からの送球は明らかにアウトのタイミングでしたが、 それを二塁(二塁手が右翼付近まで行っていたので、 恐らく遊撃手がベースカバーだったと思います)が捕球できず、三塁方面へ。 更に三塁手もそれをカバーできず、 そのままファウルゾーンに送球が転がっていってしまいました。 その間に、三塁で止まっていた一塁走者も本塁生還。 このプレーで2点入ったのは、立教には大きいです。 逆に慶大には痛恨の守備ミス。
 それでも、慶大は4回表に3年山崎練選手がソロ一発。 が、4回裏。小室投手がヒットを放つ(左投手なので当然左打者で左対左なのですが)と、 4年長谷川選手がここで2ラン。慶大を突き放します。 …この日は試合前半まで、風が結構強かったのですが、 本塁打増産は風の影響もあったかもしれません。 これの影響もあり、5回表で竹内大助選手に代打が出て、交代。 5回裏は2年白村投手が登板し、抑えます。 …しかし白村投手、球速は140出ないぐらいのスピードガン表示なのですが、 それより速く見えます。
 6回表。慶大は二死から、山崎練選手が四球で出塁します。 ここで4年主将伊藤選手と伊場選手が連続ヒット。 二死ながらも満塁にし、ここで白村投手に代打3年鈴木裕司選手。 見事に、2点適時打を放ちます。 再び1点差、。小室投手はここで降板します。 交代した1年川端大翔投手は、代打3年影山選手に四球を出しますが、 なんとか後続を断ちます。 …捕手が構えているところと全く違うところにボールがいったりしてますが。
 6回裏。慶大は2年山形投手が登板。 舟川選手が内野安打で出塁しますが(足の速い選手だとここで認識しました)、 川端大翔投手がスリーバント失敗、更に舟川選手が牽制死と、 立教は自らチャンスを潰してしまいます。
 ピンチの後にはチャンスあり、の7回表。 代打から出場の4年西野捕手が、無死で三塁打を放ちます。 で、やはり守備から途中出場の3年大川武範選手が、 スクイズを一回失敗した後、スリーバントスクイズ。 これで同点です。
 この均衡が破れたのは、8回裏。 那賀選手が遊撃内野安打(遊撃手は逆シングルでよく追いついたのですが、 送球が逸れました)で出塁すると、 代走3年西藤投手が出ます。 犠打で進塁すると、ワイルドピッチで球が捕手の前に転がったのを見て、 三塁を果敢に陥れます。 これは西藤選手の足が生きました。 ここで山田捕手が、前進守備の内野の頭を越す適時打。 立教が1点勝ち越します。
 立教は8回から4年斎藤隼投手がリリーフ。 2回をパーフェクトで締め、勝利投手になりました。
 個人的には今年度のラスト立教観戦となったわけですが、 残念ながら岡崎選手のヒットは見られませんでした。 一塁手として軽快な守備が見られたのと、 最終的には首位打者獲得できたのが救いでしたが…。 今年は岡崎選手の年、と思っていましたので、 春季からの度重なる故障が本当に残念です。
 春季にブレイクした那賀選手の打撃にいいところが見られたり、 最後の「Wさいとうはやと」がいい結果に出たり、 締めくくりとしては個人的にはよかった… のかもしれません。 あと数試合、悔いなく頑張って欲しいものです。 そして3年生以下は、来年もよろしく。