2011年9月25日:東京六大学野球秋季リーグ・早稲田大学vs立教大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
立教大学 0 0 0 1 0 0 0 1 0 2
早稲田大学 0 0 0 0 1 0 0 0 2X 3

STARTING MEMBER
早稲田大学 立教大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 松本 1 川西
2 西藤 2 佐々木
3 岡崎 3 土生
4 那賀 4 杉山
5 加藤 5 地引
6 前田 6 渡邊侑
7 岡部通 7 市丸
8 山田 8 高梨
9 岡部賢 9 佐野

PITCHERS
立教大学 ●岡部賢
早稲田大学 ○高梨

CHANGE
立教大学 加藤→我如古(9回表代打)
我如古→長谷川(9回裏左翼手)
早稲田大学 高梨→東條(9回裏代打)
佐野→高橋直(9回裏代打)
市丸→川崎(9回裏代走)
東條→大野大(9回裏代走)

HOMERAN
立教大学 岡崎(4回表ソロ、高梨)

 2回戦ですが…正直、最悪な事態と言っていい幕切れでした。
 早大の先発は1年高梨投手。前カードはリリーフだった左投手です。 …立教のスタメンを見るに、 たぶん予想していたのは右の1年有原投手だったのかと。 完全にすかされたオーダーです。 正直、早々に代打出した方がいいんじゃないかと思っていたのですが…。 とはいえ、4回表に一発かっとばした4年主将岡崎選手は流石でした。 立教が先制します。
 立教の先発は3年岡部賢也投手。 2回裏に無死から四球を出してからピンチがありましたが、 それ以外はほぼ完璧に抑えていました。 が、5回裏。4年渡邊侑也選手が内野安打で出塁すると、犠打で進塁し、 ここで高梨投手に適時打されてしまいます。 これで同点。 その後もばたばたしましたが、なんとか同点止まり。
 その後は両者共に抑えていましたが、8回表。 この日高梨投手に何故か大当たり(右打者だから?)の3年山田捕手が、 全打席ヒット続行になるヒットを放つと、 犠打で進塁します。 更に3年松本選手が四球で出塁した後、 3年西藤選手は遊ゴロで併殺コース…だったのですが、 二塁上で一塁走者と守備がクロスプレー。 一塁へ送球はしたものの、その送球が本塁と一塁の丁度中間ぐらいに行ってしまい、 一塁手が後逸してしまいます。 その間に二塁走者が一気に本塁生還。 守備妨害ではないかと早大監督が出てきましたが、判定は覆らず。 ぐだぐだながらも立教が貴重な1点勝ち越し。
 さて、試合はこのまま9回裏。 が、無死で渡邊侑也選手に四球を出してしまいます。 更に、4年市丸捕手が犠打したのですが、これが前進守備の三塁手の頭を越えてしまいます。 記録上は内野安打で一、二塁。 ここで代打の東條選手が犠打、 が、捕手正面で三塁がアウトになり、一死一、二塁。 ここで早大、二塁走者の市丸捕手に代走4年川崎選手を出します。 代打3年高橋直樹選手の打球が左飛で、 その川崎選手がタッチアップして二死一、三塁。 更にこの時点で、一塁走者に2年大野大樹選手が代走に。 4年川西選手は四球で、二死満塁。 この日1安打の川西選手より、無安打の3年佐々木選手との対戦を選択した形です。 で、その佐々木選手の打球は、二塁付近へ転がっていきました。 ここは守備はかなり上手い岡崎選手、大丈夫だろう…と思った矢先。 まさかのファンブル。 慌てて二塁に投げたものの、セーフ。 そして交代していた代走2選手が、本塁生還。 早大がサヨナラ勝利となりました。
 正直、立教には痛すぎる敗戦でした。 チームの大黒柱の岡崎選手がサヨナラ適時失策、というのが。 今年は岡崎選手のチームだ、と思っていますし。 岡崎選手自体も、この失策の時、暫くがっくりとして動けなかったですから (結局、学生コーチに支えられてやっと動くことができたような感じで)。 見ている方も辛かった場面でした。