2011年3月26日:イースタンリーグ公式戦・日本ハムvsヤクルト(鎌ヶ谷ファイターズ球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ヤクルト 0 1 0 0 5 0 0 0 0 6
日本ハム 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

STARTING MEMBER
ヤクルト 日本ハム
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 三輪 1 杉谷
2 荒木 2 今浪
3 上田 3 尾崎
4 宮出 4 小谷野
5 野口 5 市川
6 森岡 6 渡部
7 鬼崎 7 大平
8 中村 8 関口
9 館山 9 谷口
P - - P 土屋

PITCHERS
ヤクルト ○館山→渡邉
日本ハム ●土屋→斉藤勝→矢貫→根本→糸数→金森

CHANGE
ヤクルト 宮出→松井淳(5回表代走、その後左翼手。それに伴い野口一塁手)
荒木→雄平(7回表代打、その後中堅手。それに伴い三輪二塁手)
野口→麻生(7回裏一塁手)
森岡→山田(7回裏遊撃手。それに伴い鬼崎三塁手)
上田→中尾(8回裏中堅手)
館山→渡邉(9回裏投手)
中村→水野(9回裏捕手)
日本ハム 小谷野→西川(7回裏代打、そのまま指名打者)

 震災後、プロ野球界は色々あって、本来開幕しているはずだったこの時期はまだ開幕前に。 が、二軍は公式戦が開幕。…まあ、別に節電しようにも節電できるところがないし、 大がかりなイベント不謹慎!というにも微妙ですが。 とはいえ、色々自粛ムード。鎌ヶ谷は入場料金を無料にして、その分義援金を呼び掛け。 また、土日には出してくれるバスも、ガソリン供給不足もあって今回はなし。 お陰で、鎌ヶ谷への徒歩チャレンジが確認できて、個人的には収穫ですが。
 さて、一軍開幕前のイースタンリーグではよくあることですが、 イースタンリーグ公式戦が一軍投手の調整に使われたりします。 というわけで、ヤクルト先発は館山投手です。そのためか、指名打者制も使っていません。 実は古久保コーチのブログで前日ばらされていたので、それを目当てで見に来ました。 ただ…この日は非常に悪条件。天気はいいのですが、戸田だったら中止になりかねない強風。 こういう日に調整登板もきついなあ、と思いながら見守ることに。
 日本ハム先発は土屋投手。 2回表。野口選手が四球で出塁すると、すかさず二盗。 森岡選手が中前安打で、当たりは浅かったのですが…中堅手がもたつきます。 これで野口選手が一気に本塁生還。ヤクルト先制です。
 土屋投手は3回以降は抑えていましたが、破局が5回表に。 館山投手がヒットで出塁します。…正直、ヤクルトファンでも一瞬お?と思いましたが(苦笑)。 ヤクルト投手陣は打撃もいい投手が多いのですが、館山投手は真っ当(?)に打てない投手ですので。 更に三輪選手もヒットで続き、荒木選手は四球選んで満塁。 なんとここで、上田選手と宮出選手に連続四球押し出しをやっちゃいました。 流石に日本ハムは慌てて、ここでルーキー斉藤勝投手を出してきます。 …個人的にはルーキー、というより、セガサミーの、と言われた方がしっくりきますが (昨年、大田スタジアムで見ていますし)。 が…斉藤勝投手はルーキー登板で緊張していたのでしょうか。 まずは勢いよすぎる球でワイルドピッチ。1点与えると、 今度はマウンド上で投げようとして…空振り?(苦笑) 手は振ったのですが、ボールは真下に落ちていました。え、ええと…。 結局これはボーク判定、テイクワンベースで三塁走者が本塁生還。1点追加。 更に、森岡選手がたたみかけるように適時打。 …この回、館山投手と森岡投手しかヒット打っていないのですが、 なんと5点のビックイニング。 日本ハム、その後は1イニングづつ、きっちりリレーしたんですが…。
 さて、援護を…どちらかというと敵からしてもらった(苦笑)館山投手。 1回に、杉谷選手にどうしようもないボテボテの当たりでいきなり内野安打を打たれたのですが、 すぐさま次の打者を併殺。 3回に大平選手にポテンヒットを打たれたのですが、すぐさま次の打者を併殺。 お陰で5回までに15人で攻撃終了という、かなりの鬼っぷり。 7回裏に、二死で尾崎選手にヒット、代打西川選手にストレート四球を与え、 二塁牽制を遊撃手が捕球できずに走者が進塁というピンチを迎えましたが、 結局そこを三邪飛に抑えてピンチ脱出。 7回で終わりかな?と思ったら、8回表の二死からキャッチボールを再開して、 鎌ヶ谷名物・あまり品の良くない中年男性の方々から「まだ投げるの?」 「もう勘弁してくれ!」という悲鳴交じりの声が挙がっていました(苦笑)。 結局8回を投げて、3被安打無失点。 ゴロアウトの多さは、恐らくこの風があるから計算ずくの可能性大。 ちなみに打席は、2打数1安打1四球1犠打。 犠打は本当に美しく決めたので、二軍打者は是非お手本にしてほしいものだと思います。
 さて、9回裏は渡邉投手が登板。 が、谷口選手の一ゴロを一塁手がファンブルして出塁すると、 今浪・尾崎選手に連続ヒット。 ここで西川選手に四球で押し出しを与えてしまいます。 とはいえ、次の打者を三直→二塁走者戻れずアウトの併殺に抑えてゲームセット。 最後は少々微妙な終わり方でしたが…まあ、ヤクルト快勝、でいいでしょうか。