2010年10月23日:東京六大学秋季リーグ・法政大学vs東京大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
東京大学 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
法政大学 0 3 0 0 2 4 0 3 X 12

STARTING MEMBER
東京大学 法政大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 堀口 1 河合
2 鬼原 2 難波
3 高山 3 長谷川
4 岩崎 4 多木
5 内海 5 成田
6 6 廣本
7 山本幸 7 建部
8 田中淳 8 今村
9 前田 9 加賀美

PITCHERS
東京大学 ●前田→和田→福井→野添→安原
法政大学 ○加賀美→山本翔

CHANGE
東京大学 前田→宮田(6回表代打)
宮田→和田(6回裏投手)
和田→福井(7回裏投手)
山本幸→山越(8回表代走、その後三塁手)
福井→加藤(8回表代打)
堀口→久岡(8回表代打、その後右翼手)
加藤→野添(8回裏投手)
野添→安原(8回裏投手)
法政大学 今村→大八木(5回裏代打)
大八木→松本(6回表中堅手)
成田→川又(8回裏代打、その後三塁手)
加賀美→宮垣(8回裏代打)
河合→山本翔(9回表投手)
宮垣→中尾(9回表中堅手。それに伴い松本左翼手)

HOMERAN
法政大学 河合(6回裏2ラン、和田)

 第2試合は、主に東大の4年生にサヨナラを言いに… だけど、法大4年加賀美投手の大学ラスト登板も楽しみに。
 東大先発は、4年主将前田投手。 去年の鈴木投手にも思い入れはありましたが、 前田投手にも思い入れが強いです。 が、2回裏。4年廣本捕手が内野安打で出塁すると、 2年建部選手が二塁打で続きます。 ここで、3年今村選手が適時内野安打を放ちます。これで先制点。 更に加賀美投手もヒットで続き、 1年河合選手が適時打、3年難波選手が犠飛で2点追加。 うーん…。
 前田投手はその後、よく持ちこたえていましたが。 5回裏、3年長谷川投手が四球で出塁。 その後、進塁打で進塁されてしまいます。 …実はこの進塁打、二塁手がファンブルしていなければ併殺にできた進塁打でした。 更に4年成田選手も四球で出塁。 ここも進塁打で進まれ、二、三塁。 …遊撃手がこぼしていなければ併殺だったんですが…。 そんな残念なプレーが2つ続いた後、建部選手が2点適時打。 東大はリードを広げられてしまいます。
 やられっぱなしでいられなかった東大。6回表。 法大は勿論、先発加賀美投手が続投中。 3年田中淳選手が二塁打で出塁すると、 ここで4年鬼原選手が二塁打を続け、 東大らしくなく(!)長打2本で1点を返します。 ただし、ここで前田投手に代打を出してしまったため、 残念ながら降板となります。
 6回裏からは3年和田投手が登板。 ところが…加賀美投手にヒットを打たれ、 河合選手にがつんと2ランを喰らってしまいます。 それで動揺してしまったのか、難波選手に死球、 長谷川選手に四球と、和田投手の悪い癖が出てしまいます。 進塁打で進塁された後、廣本選手に三塁強襲2点適時二塁打を打たれてしまいました。 1点返したのに4点追加されてしまうとは…。
 更に8回裏。東大はお初にお目にかかる、2年野添投手が登板。 が、代打4年川又選手(この辺りは卒業前の登場なのでしょうか…)が四球で出塁。 ワイルドピッチで二塁へ進塁し、更に建部選手に四球を出してしまいます。 慌てて、4年安原投手を登板させますが、 代打4年宮垣選手にも四球。ここで、河合選手の当たりは… なんと、内野手が見失って落としました…。 これが、走者一掃で3点。記録的には3点適時内野安打。えー。 その後、四球を出したり牽制悪送球を出したりしますが、 なんとか抑えました。 うーん、最後の登板がこうなってしまったのは残念。
 結局最後は、4年山本翔投手が登板し (思い出登板かと思ったら、JR四国で社会人野球を続けるとのことで) 東大は結局反撃の糸口も掴めず。
 実は一つだけ、東大にはいいところがありました。 7回の、4年福井投手の登板。1イニングですが無失点で抑えました。 福井投手、そして前述の安原投手は、医学部です。 学校にはあと2年在籍しますが、それぞれ最後の登板。 後で「2人でなかったら続けられたかどうかわからない」という趣旨の記事を読み、 なんとも感慨深く思ったりしつつ。 安原投手は、割と主戦に近い投手だったしなあ…。
 この試合で、私の東大観戦は終了だったのですが。 実は翌日、1年鈴木投手が初回に大崩れして1/3イニングで降板し、 その後リリーフした前田投手が、 8回2/3イニングを1自責点というナイスピッチ。 主将としての、4年生としての、エースとしての最後の登板。 小柄ですし、ありふれた右投手だったはずなのですが、 最後まで本当によく投げたと思います。 勝利投手になれなかったのが本当に残念です。 個人的には、99km/hのスローボールが本当に印象に残っています。