2010年10月10日:セリーグ公式戦・ヤクルトvs広島(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
広島 2 1 0 2 0 0 0 0 1 6
ヤクルト 0 1 0 0 2 1 0 0 0 4

STARTING MEMBER
広島 ヤクルト
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 1 青木
2 木村 2 野口
3 岩本 3 畠山
4 栗原 4 デントナ
5 廣瀬 5 飯原
6 赤松 6 相川
7 小窪 7 宮本
8 石原 8 川端
9 ソリアーノ 9 村中

PITCHERS
広島 ○ソリアーノ→上野→大島→梅津→横山
ヤクルト ●村中→ユウキ→増渕→押本→松岡

CHANGE
広島 ソリアーノ→上野(6回裏投手)
上野→大島(7回裏投手)
大島→梅津(8回裏投手)
梅津→嶋(9回表代打、その後左翼手)
岩本→横山(9回裏投手)
ヤクルト 村中→川本(5回裏代打、その後捕手)
相川→ユウキ(6回表投手)
ユウキ→増渕(6回表投手)
増渕→福地(6回裏代打、その後左翼手。それに伴い畠山三塁手)
宮本→押本(7回表投手)
飯原→志田(8回裏代打、その後右翼手)
押本→松岡(9回表投手)
松岡→武内(9回裏代打)

HOMERAN
広島 栗原(1回表2ラン、村中) 嶋(9回表ソロ、松岡)
ヤクルト 川端(6回裏ソロ、上野)

 2年越しに最終戦です。 本来は前日だったのですが、雨天順延でこの日にずれました。 引退セレモニーが見たかったからそれはそれでいいのですが、 その雨は東京六大学を2戦流してくれまして。 …そんなの頼んだ覚えはないんだけど。 お陰で遠方から泊まりがけで来た友人、 結局試合見られずに帰ることに。 ちなみにこのナイターの時は、 信じれないぐらいの晴天でした…。
 さて。ペナントレースの順位は決まっているし、 勝敗は度外視してもいいのですが、 この日のヤクルト先発は、頑張ってくれなきゃ困る村中投手。 困るんですが…1回表。 広島梵選手がヒット、犠打とワイルドピッチで進塁。 その動揺を見逃してくれなかった栗原選手ががつんと2ラン。 いきなり広島が先制。
 更に2回表。 赤松選手がヒットで出塁し、即座に二盗。 更にワイルドピッチ(相川捕手に捕ってほしかったですが)で三塁へ。 ここで石原捕手が適時打。広島が1点追加です。 広島は更に犠打と、梵選手がヒットを放ったのですが、 そこで飯原選手の返球が良くて石原捕手が本塁突入を自重したこともあり、 村中投手も後続を断って、なんとか切り抜けます。
 2回裏。広島の先発は何故かこの時期に外国人、ソリアーノ投手。 デントナ選手がフェンス直撃二塁打、 飯原選手がヒットで続き、 宮本選手が…併殺崩れで、なんとか1点返します。
 が、4回裏。小窪選手がヒットで出塁すると、 石原捕手がまたもやヒットで続きます。 ここで飯原選手がまたいい肩を見せた! …と思ったら、なんとここで返球が大暴投。 小窪選手が一気に本塁生還します。 石原捕手も二塁へ進塁していて、中飛タッチアップで三塁に進塁し、 ここで木村選手のポテンヒットが適時打。 序盤で5失点は非常に痛いです。
 が、ヤクルトの打線は依然好調だったようで。 5回裏、青木選手と野口選手が連続ヒットで一、三塁。 更に野口選手が二盗を決めます。 ここで畠山選手が2点適時打。 更にデントナ選手が二塁打で、さらなる追撃のチャンス。 ここで、先程の暴投以外は実は攻守共に頑張っている飯原選手。 この打席もいい当たり! …が、梵選手のダイビングキャッチに阻まれます。惜しかった…。
 さて、6回表。丁度村中投手を下げたということもあり、 ここで「本日の主役」の二人のうちの一人、 ユウキ投手が登板します。 肩痛が治っていないとのことでしたので、 とにかくこの1打席だけ耐えて、と思っていました。 伝家の宝刀・スローカーブを投げた時のスワローズファン、 かなり盛り上がってました (御本人は「これなら肩も痛くないし」とブログで書いてましたが)。 石原捕手を空振り三振にきってとり、 拍手の中、増渕投手に交代。
 さて、6回裏。増渕投手に代打福地選手が出たのですが、 この福地選手に3球投げたところで、ソリアーノ投手が急に降板。 上野投手に交代します。 なんだかばたばたしながらも、上野投手は福地選手は抑えたのですが、 なんと川端選手ががつんと一発。 ソロホームランで、1点差に追い上げます。
 が、あと1点、というところで、ヤクルトの当たりはぱったりと止まります。 ヤクルトも、増渕ー押本投手リレーでがっちりと守りましたが、 広島も上野投手の後は大島ー梅津投手ときっちり。 8回裏に「本日の主役」のもう一人、志田選手が代打で出ましたが、 残念ながら三ゴロ。 …ただ、実はその時の三塁手が小窪選手だったのは、 ちょっと嬉しかったかもしれません。 少々離れてはいますが、志田選手と小窪選手には「青学の主将」という共通項があります。
 9回表。その志田選手は右翼手に。 ヤクルトはここもぴしゃりと抑えようと、松岡投手が登板。 が…代打嶋選手の打球が、またよりにもよって志田選手の頭上を越えていきました。 代打ソロ本塁打。 流石にこれはとどめの一撃。 9回裏に横山投手を投入し、広島が逃げきりました。 結果は少々残念でしたが、まあ内容的には結構盛り上がれる展開でした。
 その後は最終戦セレモニー、そして引退セレモニー。 後半はユウキ投手と志田選手が主役です。 流石にネタに走ることはなかったですが (ネタは2年前のメンバーがメンバーだったからでは) 拍手で送ってあげられて良かったです。 志田選手は最後までびしっとしてたなあ…。 ユウキ投手は、生え抜きでない自分にセレモニーを開催してくれて、 しかも暖かく拍手してもらえて、 非常に嬉しかったそうです (週刊ベースボールの携帯コラムに載っていた記憶があります)。 こちらこそありがとう、そしてお疲れ様。