第三試合は個人的にメインもメイン。JFE東日本と新日本製鐡広畑の対戦。
席自体は新日本製鐡広畑側に移動しましたが(JFE東日本は動員が多いので)、
どちらも応援しているチームなので、個人的には楽しいったらないです。
新日本製鐡広畑の先発は梶本投手。
2回裏にすっぽ抜けで死球与えたり、微妙な小フライを取れずに失策ついたり、
もしかしたら少々ばたばたしていたのかもしれません。
3回裏。尾張選手が四球で出塁すると、犠打で進塁し、
落合選手の適時三塁打で、JFE東日本が先制。
更に岡崎「選手」(本来捕手ですが、この日は指名打者)の打球が、
ぼてぼてで内野安打に。これが適時打になって2点目。
更に田浦選手にもヒットを打たれますが、ここは後続を断ちます。
JEF東日本先発は須田投手。3回まではパーフェクトピッチング。
が、4回表。若山選手がヒットを放ち、更に二盗。
二死になりましたが、ここで久保田選手が適時打。1点差にします。
更に大久保選手の打球は痛烈…が、なんとここで三塁手の田浦選手がダイビングキャッチ。
ちょっとぐらついた須田投手を助けます。
更に直後の4回裏。尾張選手がソロ一発で3点目。更に援護します。
新日本製鐡広畑は4回までで梶本投手を諦め、継投に入ります。
5回から登板した池田投手は、池田投手にとってアンラッキーなヒットや失策などがありましたが、
最後はライナー&走者戻れず併殺で、2回無失点。
そして7回は…個人的に一番のハイライト、深水投手が登板。
深水投手を見るのは大学時代以来の3年ぶり
(2007年のこの時)なのですが。
…本来なら、
2年前の都市対抗で見られるはずだった投手。
何せ、この時の予選で獅子奮迅の活躍で、本戦出場を決めた立役者だったのですから。
2年間、度重なる故障を経て、公式戦復活のマウンド(今年の予選では投げていませんでした)です。
正直、無事に投げ切れればいいと思っていたのですが…投げる球を見て、目を見張りました。
球が速い。こんな速い投手だったっけ?自分の中では、落ち着いた投球をする投手としか意識がなかったのです
(3年前は、相手の杉本投手の制球がアレだったので…ええ、今ではJFE東日本のこの年の二番手投手なんですがね。
この試合、杉本投手が出てきても、それはそれで面白かったです、個人的には)。
というか、1イニングとはいえ、須田投手に負けてない投球してました。
146km/hが出た時は更にびっくり。この日の須田投手の最速が145km/hでしたし
(しかもこれが須田投手の記述時点での自己最速です)。
結局1回を三者凡退2奪三振。先発ができるようになったら、どれだけ心強いでしょうね…。
そして8回は河野投手。ずっと抑えをまかされているルーキー投手です。
こちらは1回1被安打(三塁打だったので少々ひやりとしましたが)無失点。
中継ぎが奮闘し、反撃を待つ新日本製鐵広畑ですが、
須田投手が殆ど崩れる気配を見せません。
5回と7回にヒットは出るのですが、後続が続かず。
7回は大久保選手がヒットで出塁するも、
大久保選手の打球を遊撃手の津留選手がダイビングキャッチ。
これは結局取れずに落球しているのですが、一塁走者の久保田選手が走れずに二塁でアウトに。
…4回といい、大久保選手はこの日かなり不運でした。
で、まだチャンスはあっても、今度は須田投手が安徳選手を遊併に。
で、結局そのまま9回表に。
ここで先頭打者の物部選手が四球で出塁します。
で、若山選手は一ゴロで、二塁へ送球したら…なんと、二塁手がボールをこぼして、
ボールがセンター方面に転がります。
それを見て、物部選手が三塁を狙って…三塁でアウト。
正直…暴走でしょうね…。ボールが転がったと言っても、
ちゃんとセンターフォローしてましたし。
隙をつきたいという気持ちは凄く分かるんですが。
結局はただの走者入れ替わり状態で、須田投手は落ち着いてあと2アウトをとりました。
結局、須田投手は4被安打1与四死球10奪三振1失点という、堂々の完投勝利でした。
個人的には、いいもの観ましたね。
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