2010年7月26日:世界大学選手権壮行試合・日本大学選抜vsNPB選抜(東京ドーム)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
NPB選抜 0 0 0 0 0 0 1 3 0 4
日本大学選抜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

STARTING MEMBER
NPB選抜 日本大学選抜
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 藤村(巨人) 1 鈴木(東洋大)
2 今宮(ソフトバンク) 2 渡邉(國學院大)
3 大田(巨人) 3 伊志嶺(東海大)
4 筒香(横浜) 4 井上(中央大)
5 斉藤(西武) 5 伊藤(慶應義塾大)
6 田中(巨人) 6 多木(法政大)
7 中川(楽天) 7 小池(青山学院大)
8 大平(日本ハム) 8 長谷川(近畿大)
9 中村(ヤクルト) 9 阿部(東北福祉大)
P 笠原(巨人) P 藤岡(東洋大)

PITCHERS
NPB選抜 笠原(巨人)→赤川(ヤクルト)→秋山(阪神)→山崎(オリックス)→○植松(ロッテ)→辛島(楽天)→矢地(中日)→阿斗里(横浜)
日本大学選抜 藤岡→野村(明治大)→●中後(近畿大)→菅野(東洋大)

CHANGE
NPB選抜 田中→枡田(楽天)(5回裏中堅手。それに伴い大平左翼手)
今宮→黒羽根(横浜)(6回裏捕手)
中村→杉谷(日本ハム)(6回裏二塁手。それに伴い藤村遊撃手)
中川→堂林(広島)(7回表代打、そのまま指名打者)
大平→翔太(ロッテ)(8回表代打、その後二塁手。それに伴い杉谷左翼手)
日本大学選抜 長谷川→荒木(6回表左翼手)
井上→若松(6回裏代打、そのまま指名打者)
小池→伏見(7回表捕手)
鈴木→松本(9回表三塁手)
渡邉→岡崎(9回表二塁手)

 今回の目的は「國學院・渡邉選手の声は、 東京ドームでも響くのか」検証でした(あれ?)。 結果的には、応援が多少あってもかなり聞こえました(笑)。 楽器を持ち込んだり、観客がもう少しうるさいと、 違うかもしれません。 あ、観客は練習・壮行・そして本大会全てで非常に落ち着いた方が多かった気がします。 コアな方が多かったせいかもしれませんが。 大学の観客もたまにタチが悪い方がいらっしゃいますけど、 そういう客を殆ど見かけませんでした。 でも、ゴミは放置しないで捨てましょう。
 試合。正直、動いたのは7回表・8回表のみ。 投手は近大・中後投手。 7回表は巨人・大田選手が内野安打で出塁すると、 ワイルドピッチと進塁打で三塁へ。 そしてワイルドピッチで本塁生還…。 8回表は、代打のロッテ・翔太選手が二塁打、 日本ハム・杉谷選手が四球で出塁。 ここで巨人・藤村選手が犠打を試みたら、 中後投手が三塁へ悪送球…。 確かに、普通なら三塁で刺せるような犠打だったんですが。 これで二塁走者が本塁生還。 その後の横浜(ユニフォームは湘南)・筒香選手は、 見事な当たりで2点適時打だったのですが。 点数の与え方が酷かったです。 ちなみに7回表、点数には繋がりませんでしたが、 1つ打球処理もファンブルしていました。 お陰で試合後、榎本監督からきつーい公開ダメ出しでした。 まあ、あれは監督がちゃんと「色々わかっている」上での発言とは思いますよ。
 ちなみに上記以外のNPB選抜は、ヒットは1回表の藤村選手の遊撃内野安打のみです。 あとは1四球1死球。 東洋・藤岡投手が5回1被安打1四球、明大・野村投手が1回1死球、 東海大・菅野投手は1回パーフェクト、という、正直凄い結果でした。
 大学日本選抜の打線は… まあ、湿っているとまでは言いませんが、 あと1本が出なかった感じです。 というか、二軍主体とはいえプロの投手が、 1イニング(巨人・笠原投手だけ2イニング)全力で投げればいいわけで。 そりゃあ打つのは厳しいでしょうよ。 実戦でも、投手が1イニングづつ替わるなんて、 あり得ないですし。 正直、壮行試合は練習試合にもなりはしないのだな、 そう思いました。 そしてこんな、世界大会直前にやるものではないなと。 本気で世界大会で勝ちたい、勝たせたいのなら、 宣伝にしかならない壮行試合は直前にはしない方がいいです。 都市対抗前の社会人野球チームとの方が、 よほどガチな状況で試合ができそう…。