2008年10月13日:東京六大学野球秋季リーグ・早稲田大学vs法政大学(神宮球場)

SCORE
Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
法政大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
早稲田大学 1 0 0 1 0 0 0 3 X 5

STARTING MEMBER
法政大学 早稲田大学
打順 守備 名前 打順 守備 名前
1 和泉 1 上本
2 難波 2 細山田
3 亀谷 3 松本啓
4 加治屋 4
5 佐々木 5 宇高
6 柴原 6
7 石川 7 松永
8 長谷川 8 小島宏
9 小松 9 斎藤佑

PITCHERS
法政大学 ●小松→藤田卓→二神→武内→上野悠→西
早稲田大学 ○斎藤佑

CHANGE
法政大学 小松→藤田卓(3回裏投手)
藤田卓→二神(3回裏投手)
二神→亀田(5回表代打)
亀田→武内(5回裏投手)
長谷川→松原(7回表代打、その後二塁手。それに伴い難波遊撃手)
武内→松本哲(7回表代打)
松本哲→上野悠(7回裏投手)
上野悠→西(7回裏投手)
柴原→篠田(9回表代打)
西→佐藤弦(9回表代打)
早稲田大学 宇高→生島(8回裏代打)
生島→後藤(9回表遊撃手)

 崖っぷちの早大は…ようやく崖の上に 上がったようです。
 早大先発は2年斎藤佑樹投手。 立ち上がりは…まあ、まずまずでしょう。
 法大先発は4年小松投手。 こちらは…。1回裏から4年細山田捕手と 2年原選手の二塁打でピンチになりますが、 ここは抑えます。が、2回裏。 4年泉選手が四球で出て、2年松永選手が 犠打の構えからバスター。これは 法大1年長谷川選手が捕るも、 こぼしてしまってオールセーフ(遊失)。 3年小島選手が犠打で送ると、 4年主将上本選手に死球。 満塁になったところで、小松投手が なんとワイルドピッチ。 とはいえそんなに酷い暴投では なかったのですが、これは 三塁走者の泉選手がナイスランで ホームイン。また暴投で1点先制です。
 でもって3回裏。4年松本啓二朗選手に ヒットが出て、更に二盗したところで 法大は早々に小松投手を諦めます。 が…ここで出てきた3年藤田卓投手が、 この日は制球が定まらず、 泉選手に死球、松永選手に四球…。 法大は更に3年二神投手を投入し、 この回は無失点で切り抜けましたが… これが後々効いてきます。
 4回表。3年亀谷選手が四球で出て、 犠打で送られると、2年佐々木選手がヒット。 更に4年柴原選手が三振している間に 佐々木選手が二盗。更に3年石川捕手に 四球を出して、満塁のピンチ…のはずなのに ここを抑えてしまうのが斎藤佑樹投手。 土壇場の魔術師とでも言いましょうか。
 ピンチの後にはチャンスありなのか、4回裏。 上本選手・4年細山田捕手・松本啓二朗選手の 三連打が飛び出してしまいました。 松本啓二朗選手の当たりはポテンヒット気味だったものの、 これが適時打になり、1点追加。 このコンボが出てしまうと、手がつけられません…。 この後、2年宇高選手も四球で出塁しましたが、 ここはなんとか抑えます。
 5回表に投手に打席が回ってきた関係で、 その裏にまたもや法大は投手交代で 3年武内投手を出してきます。 5回裏は危なげなかったものの、 6回裏は上本選手に四球を出し、 犠打をで進塁して、更に上本選手が三盗。 更に松本啓二朗選手に四球が出て、 松本啓二朗選手も二盗。 …何のイヤガラセだ。 これで点数入らなかったのが不思議 原選手の右飛がもう少し深かったら、 犠飛で1点入っていたでしょうが。
 さてさて、法大は7回表に またもや投手に代打を出しました。 そのため、この回から3年上野悠史投手が登場。 が、2年松永選手・斎藤佑樹投手の連続ヒットが 出ます。法大は慌てて3年西投手を出します。 余談ですが、私は西投手の右サイド投手っぷりが 結構好きです。 が、いきなり上本選手にヒット。満塁…。 が、この回、松永選手と三塁手の柴原選手が 衝突するなどの不運もあり、 点数が入りません。 個人的にはなんとも…。
 が、8回裏。今度は松本啓二朗選手がヒット。 原選手が犠打で送り、更に代打4年生島選手がヒット。 ここで泉選手がスクイズ敢行。 本塁へ送るものの、脚の早い松本啓二朗選手が セーフ(記録は野選)。やっと1点追加できた、と 思ったら、ここで松永選手が駄目押しの 2点適時三塁打。流石に5点入ったのは大きい。 でも西投手をそんなに打たれると複雑…。
 さて、斎藤佑樹投手なのですが。 走者は結構出しているのですが、それでも 本塁には返さないという のらりくらり投球。 見ている方は結構いらいらするんですが、 それも計算済なのか。 まあ、早大攻撃陣の「これだけ塁に出てて 何でもっと点数が取れない」イライラも あったのかもしれませんが。 何はともあれ完封勝利でした。 この日でタイになったのですが、 結局雨天→延長十四回・加賀美投手の 連続押し出しの涙となったようです…。
 それにしても、土曜日に打てなかったのが 余程悔しかったのか、松本啓二朗選手の 2日間の当たりっぷりはお見事、でした。 これでこの日までで97安打。 水曜日に1本打って98安打となっています。